北朝鮮:板門店



 
P'ANMUNJOM

A short drive south from Kaesong is one of the most morbidly fascinating sights in Korea. Even if you've visited this 'Truce Village' from the South, the trip from the northern side is well worth the effort.

The trip there is on the Reunification Highway, a six-lane freeway devoid of traffic with military checkpoints every 20km. The freeway is supposed to connect P'yongyang to Seoul, and the last exit before the DMZ has a large sign saying 'Seoul 70km'.

Quoted from P.403, "Korea", Robert Storey, Lonely Planet, Australia, 1997.

板門店

ケソンから車で少し南へ行ったところに、朝鮮半島でもっとも魅力的な、恐ろしいまでに魅力的な観光名所がある。朝鮮戦争の休戦会談が開かれたこの小さな村には、たとえ韓国側から行ったことがあっても、北朝鮮側から入ってみるだけの価値がある。

板門店へと続く、統一道路とよばれる6車線の高速道路には、他に車の姿はなく、20Km毎に軍の検問所がある。非武装地帯の直前には「ソウルまで70Km」と書かれた大きな道路標識がある。この高速道路は、ピョンヤンとソウルを結んでいることになっているらしい。

(訳:ピンキィ君の夫)

『南侵用』とか言われている、とても有名な看板ですね。

中国→インド→タイ→と移ってきた『ディープなアジア知ってるも〜ん』ブームのなかでも、金色の輝きを放つ北朝鮮。『人のいったことがない海外でのちょっとデンジャラスな体験が自慢』な人々にとっては、いまだに王道楽土のようです。

行った経験談だけで、その人のランクは1000ポイントアップらしいし、ある種の『僕、インテリって言われるのは嫌いだけど、世間の奴らって程度低いよねぇ』とか言いたがる人には『知識の泉』用として絶大な人気の国。じゃなきゃ、あんなに北朝鮮モノの本が売れるわけないと思うんですが。

でも、中国やインド、タイと違って、『で、気に入ったんで思わず住んじゃいました』、『もう、なんかあると癒されに行きま〜す』という人は皆無。ある意味『秘宝館』とか『パラダイス(by探偵ナイトスクープ)』扱いですね、北朝鮮。

とりあえず、私は行きたくないなぁ。不便を味わう旅はしたくないほうなんで。

昔、中国に行った時についていてくれた添乗員さんが、『私、いつもヨーロッパの添乗してるんですけど、中国って大嫌い!! だってヨーロッパだったら自分の才覚一つでトラブル対応できるのに、ここはそれが出来ないんですもん!!』と最初に宣言したおかげで、よそのツアーの添乗員さんが『集合時間なのにお客様が揃わない〜』と嘆く中、わがチームは集合時間5分前に必ず全員が揃う優秀ぶりを発揮しました。


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