米国:罪と罰
Heterosexual oral sex is illegal
in Alabama, Arizona, Florida, Idaho, Kansas, Louisiana, Massachusetts,
Minnesota, Mississippi, Georgia, North and South Carolina, Oklahoma, Oregon,
Rhode Island, Utah, Virginia, and Washington, D.C.
Men whose erections show through their clothes face the law's might in Arizona, Florida, Idaho, Indiana, Massachusetts, Mississippi, Nebraska, Nevada, New York, Ohio, Oklahoma, Oregon, South Dakota, Tennessee, Utah, Vermont, Washington, D.C., and Wisconsin. Cohabitation is illegal in Arizona, Florida, Idaho, Mississippi, New Mexico, and North Carolina. In Idaho, the punishment for anal sex can be life imprisonment. In Bozeman, Mont., a law prohibits couples, if nude, from engaging in any sexual activity in their front yards after sundown. In Kentucky, it is against the law for a woman to wear a bathing suit on a highway unless she is accompanied by two police officers. In Alexandria, Minn., it's against the law for a man to make love to his wife if his breath reeks of garlic, onions, or sardines. In Hastings, Neb., couples cannot sleep together naked in hotels. In Maryville, Mo., it's against the law for women to wear corsets because "the privilege of admiring the curvaceous, unencumbered body of a young woman should not be denied to the normal, redblooded American male." In Tremonton, Utah, a woman can be charged with a misdemeanor if she has sex with a man in an ambulance. Her male lover, on the other hand, won't be charged. From Legal Briefs, by Michael D. Shook & Jeffery D. Meyer (Macmillan, 1995) and Details, June 1993. Quoted from P.78, "Marie Claire" (US), November 1996 |
異性間のオーラルセックスは、以下の州で違法。アラバマ州、アリゾナ州、フロリダ州、アイダホ州、カンザス州、ルイジアナ州、マサチューセッツ州、ミネソタ州、ミシシッピ州、ジョージア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、オクラホマ州、オレゴン州、ロードアイランド州、ユタ州、バージニア州、ワシントンDC。
衣服ごしに勃起しているのを見せつけるのは以下の州で法に触れる。アリゾナ州、フロリダ州、アイダホ州、インディアナ州、マサチューセッツ州、ミシシッピ州、ネブラスカ州、ネバダ州、ニューヨーク州、オハイオ州、オクラホマ州、オレゴン州、サウスダコタ州、テネシー州、ユタ州、バーモント州、ワシントンDC、ウィスコンシン州。 同棲は以下の州で違法。アリゾナ州、フロリダ州、アイダホ州、ミシシッピ州、ニューメキシコ州、ノースカロライナ州。 アイダホ州では、アナルセックスに対する刑罰は最高で終身刑である。 モンタナ州ボーズマンでは、日没後、自宅の前庭で男女が裸でいる場合、いかなる性的行為も禁じられている。 ケンタッキー州では、2名の警察官に付き添われていない限り、女性が水着姿で公道に出ることは法律違反である。 ミネソタ州アレキサンドリアでは、男性は息がニンニクやタマネギ、サーディンの臭いがする状態で妻とセックスしてはならない。 ネブラスカ州ヘイスティングズでは、男女のカップルがホテルで裸で寝てはならない。 ミズーリ州マリービルでは、女性がコルセットを着用することは違法である。理由は「心身ともに健康なアメリカ人男性が若い女性の自然な曲線美を賞賛する権利を侵害してはならない」ため。 ユタ州トレモントンでは、救急車の中で男性とセックスした女性は軽犯罪に問われる。ただし相手の男性は罪に問われない。 (訳:ピンキィ君の夫) |
小学生の頃、『××しちゃいけないんだよ』とか言われてて、『そんなこと、どこでいつ決まった〜六法全書の何ページに書いてある〜』と逆切れする子供が必ずいたもんですが、アメリカという国はそういうガキみたいな手合いが多いらしく、何かあるたびに法律を作っていった結果、えらいことになってるようです。でも、さすがにこんな法律は今の若者には『なんかヘンだ』と思われているだろうから(いや、『ヘンでない』と思う子がいたらそれはそれで国宝級ですが)、絶対このテの法律を集めたページがあるに違いないと思って探してみたら、あるわあるわ。その中で一番充実していたのが "Real (Strange) Sex Laws" で、上でご紹介した法律もほとんど全部載ってました。そのページによると、
ケンタッキー州では、2名の警察官に付き添われていない限り、女性が水着姿で公道に出ることは法律違反である。これは、女性が棍棒で武装していたら、お巡りさんの付き添いなしでもOKだそうです。しかし、棍棒...ドラクエの初期装備か?多分、ケンタッキー州では銃の屋外への持ち出しが禁止(所持がOKでも屋外へは正当な目的なしで持ち出すことができない州は多い)なのでこんなことになってしまったのかも知れませんが。ということはミス・ケンタッキーがパレードするときは棍棒持ってんのか?と思ったんですが、パレードに先導・警備の警官はつき物なので、そんな面白いものは拝めないようで残念。でも、夏のケンタッキー州へ行ったら、棍棒をもった水着の女性がうろうろしているのが見られるかも。
ミネソタ州アレキサンドリアでは、男性は息がニンニクやタマネギ、サーディンの臭いがする状態で妻とセックスしてはならない。行為の最中に奥さんに『臭い』と言われたら、すぐに歯磨きしないといけないとも決められているそうです。商魂たくましいであろう『アメリカ口腔衛生協会』(あるのかそんなの)がなぜ全米にこの法律を広げようとしないのか謎です。議会に圧力をかけるほど巨大化していないのか?口腔衛生協会。ネブラスカ州ヘイスティングズでは、男女のカップルがホテルで裸で寝てはならない。じゃ、どうするかというと、この街のホテルにはコットンの白い無地パジャマを客室に備えておかなければいけないことになっていて、コトをいたす場合も、必ずそれを着たままでしなさいということだそうです。アメリカのホテルは日本と違ってパジャマを置いているところなどほとんど無いので、かなり特異な法律なんじゃないでしょうか。この街にはノゾキ好きが多いのか?と思われる方も多いと思いますが、ちゃんとしたホテルはともかくとして街道沿いのモーテルなどは通路側の窓が異様に大きくて、ちゃんとカーテンを閉めていないと通路を歩く他の客に(下手をすると近所の住民にも)中が丸見えになるのでこういう法律が出来たと思われます。いや、その前にカーテン閉めろよ。
ミズーリ州マリービルでは、女性がコルセットを着用することは違法である。理由は「心身ともに健康なアメリカ人男性が若い女性の自然な曲線美を賞賛する権利を侵害してはならない」ため。ワコールや高級矯正下着会社の敵ですね、ミズーリ州マリービル。寄せてあげてブラとかヒップアップパンツなしで勝負しろというのか? 『あしながおじさん』(続のほうかも)で、ご主人考案の服装を着続けた貞淑な妻がコーラスガールに旦那をとられる、というエピソードがありましたが、この街でこんな悲劇が起きていないことを祈るばかりです。逆にバージニア州ノーフォークでは、コルセットを着けずに外出すると違法で、かつては『コルセット検査官』という公務員(男性)までいたのだとか。女性の集会などがあると『コルセットGメンだ!!全員壁際に並んでボタンを外せ!!』などといって検査官が乗り込んできてたんでしょうか?
ユタ州トレモントンでは、救急車の中で男性とセックスした女性は軽犯罪に問われる。ただし相手の男性は罪に問われない。この女性がどういう罰を受けるかというと、地元新聞に名前が公表されてしまうんだそうです。うーん、これのきっかけになった事件って、救急隊員が誘われたんだろうなぁ。まぁ、誘いに乗っちゃうほうも悪いんじゃないか、ともちょっと思うのですが... それはともかく、むこうにも制服フェチやシチュエーションフェチがいるんだなぁ。日本にも、明治時代に出来た妙な法律が残っていたりするようですが、もっと身近なところで中学、高校の校則がこんな感じになってますね。私が中学生の頃の校則には『市外への外出は必ず親が同伴のこと。その際は制服・制帽着用のこと』とか『オオカミカット禁止』『ワンポイントの靴下禁止』『スカートはひざ下5センチ以上長くしてはならない』などがあって、当時でさえ『オオカミカットって何?』とか、きっちり校則を守った不良(ハイカラーと長ランは禁止だったが、短ラン、ボンタン、裏地に竜虎の刺繍の入った制服、ひじまでファスナーで開く制服は校則で禁止されていなかった。男子の髪型もすそを刈り上げれば、リーゼントOKだった。もちろん、風紀の先生は黙ってなかったが...。その後『改造制服禁止、整髪剤禁止、髪は七三か坊主』と校則は改定された)などがいて現場が大混乱していました。
もし、今でもその校則が残っていたら(なんせもうン十年前だから)『セーラー服で父親と歩いていて援助交際と間違われて補導』とか起こりそうで面白いのですが、今やスカートは『長くするな!』と怒るものではなく『短くするな!』と怒るものらしいですし、ワンポイントソックスなど履いていようものなら1万円札を何枚か握ったおじさんが涙を流しながら追いかけてくるかも。