日々是口実 2000年4月〜6月
(上の方が新しい出来事です)
某月某日一応大人なので選挙に行く。うっかりして『投票所入場整理券』を忘れて出るところだった。
そういえば子供の頃、『せんきょけん』というのはこれのことだと思ってたんだよな。つまり『選挙券』。商店街の福引抽選券みたいなもんだと。
某月某日姉・妹と献血に行く。ジュースはタダで飲み放題(でも紙コップなのでお持ち帰りは出来ない)、クッキー食べ放題、漫画読み放題(っていっても、限度もあるし、傾向もかたよってるが)。
問診の後、採血まで時間があったので待合室で待っていたところ、次々と献血者が。おもむろに携帯を取り出したお兄さんが『あー、今日ちょっと遅れて行きます。今、血を”調べてもらい”に来てるんです』と上司に連絡し始める。おいおい、血液検査は献血の副産物でしかないんだぞ、いったい何を調べたいんだ?
まぁ、コレステロールでも心配なんだろうと勝手に納得して、ふと受付を見ると、お腹の大きな奥さんを連れた旦那さんが。妊婦をこんなとこに連れて来てもしょうがないのに、と思っていると見ていると、旦那さんが受付のお姉さんに向かって真剣な顔で『あの、献血すると血液型わかるんですよね?』と聞いていた。まぁ、両親の血液型の組み合わせによっては血液型不適合が起きて胎児に影響があるらしいが、それは産婦人科で最初に調べられるはず。二人の間にいったい何が。
それから、この待合室においてある『献血記念ノート』が最高だった。よく喫茶店にあった『ひとことノート』みたいなものなんですが、もう青春大爆発。もしかしたらココは近在の学生の憩いの場なんじゃないか?と思いそうになるぐらい。『今日、彼と献血にきました、〇〇君は400CC取られてフラフラ〜』とか『誕生日の記念に献血にきましたぁ、私もこれで大人の、な・か・ま・入り』(献血は16歳から出来ます)とか『比重が足りなくて献血できませんでした、もぉ、がっかり〜(ハートマーク)』などと書いてある。気に入っても持ち帰るわけにはいかないし、デジカメで撮るのも雰囲気上ちょっとアレなので記録できず残念。とりあえずみなさん、献血に行って読んでみてね、というしかない。
とりあえず、この献血センター、献血以外のいろいろな目的で使われているようだ。
某月某日東郷青児美術館に行く。美術館が入っている新宿西口・安田火災ビル(日本でトップ10に入るぐらい高いビル)のエレベーターホールでふと横を見ると...
ニキシー管だぁ。超高層ビルは、その時代の最先端のはず。ということはこのビルが建った頃(70年代半ば)、ニキシー管は時代の最先端を行っていたということか?
そういえばこのビルのロビーもなんか懐かしい(ウルトラセブンの実相寺監督の回にでも出てきそうな)感じ。ディズニーワールドのエプコットセンターの『未来の世界』を見たときのような眩暈も感じる。一回りしちゃってこれはこれでかっこよくなりつつはあるが。
余談ですが、よく『ウルトラセブンなどで、人間が紙テープを見ながらデーターを読み取っていたが、あんなことができるわけがない』とか言われてますが、私の昔の同僚は学校で使っていたコンピューター(パソコンでないのが時代を感じるでしょ)が紙テープ式だったので『紙テープを読める』といっていました。ちなみに私も、学生時代の一時期、印字なしのパンチカード(孔だけあいたもの)を気合で読めました。
某月某日ゴールデンウィークは『安・近・短』で済ませようと小田原城へ。
キンキラキンの着物を着た女の子が城内を歩いていたので『今日はお祭りだったかな』と見回していたところこんな看板が。
英語の説明が核心をついた名訳でナイス。だがお姫様は名訳が思いつかなかったらしい(Japanese Princess じゃあピンとこないし、Geisha じゃないしなぁ)。とりあえず200円で20分ぐらい城内を自由に歩き回れるので、勇気のある目立ちたがりやさんはレッツトライだ。
天守閣から見た箱根名物・二子山。アニメ好きのお兄さんにも、特撮好きなお父さんにも馴染み深い山。こちらに引っ越してきたばかりの頃、小学校の遠足で行った箱根で二子山を見て『ここがホーク1号の出てくる場所かぁ』と感慨にふけったものだ...と書いたところで二子山の漢字を確認するために資料にあたったところ、なんと『ウルトラ警備隊の基地は静岡県富士山麓の地下深部にあり...』との解説が! ナレーションでは『箱根の二子山がスライドして』と言っていたような気もした(自信はまったく無い)が、ましゃか静岡県にも二子山が?と地図を調べたところ、富士山の静岡県側山麓に同じ名前の山が!どっちがホンモノなんだろう。ホーク1号が飛び立つシーンではすぐ近くに湖があった。しかし静岡の二子山の近くには湖がない。箱根の二子山はすぐ隣が芦ノ湖なので、やっぱりこっちがホンモノなんじゃないだろうか。基地は静岡県側だけど、カモフラージュのためにホーク1号のカタパルトは少し離れた箱根にある(=地球防衛のために神奈川県民は捨石になれってか)とか。ああっ、でも最終回で『ホーク1号を出したら基地は丸見えになる』っていってたな、ということはすぐ下に基地があるってことだよなぁ。そうだ! あの湖に鳥居があれば芦ノ湖だとわかる!んだが資料に載っている写真はちょうどその部分が無い、ビデオもDVDも持ってないし...鳥居あったような気がするんだがなぁ(カモフラージュの為に人工湖をつくり、そこに安全祈願の為に神社を作った、なんてことになっていたらお手上げなんですが)。でも、箱根の二子山がスライドしてたら、秘密基地どころか神奈川西部地域の住民全員が『おおっ! ホーク1号が出撃した! なんだ何があったんだ!』と大騒ぎになるなぁ。やっぱり静岡なのかなあ。ディープなセブンファンのあいだではとっくに結論出てるんだろうなぁ。
天守閣のすぐ下には、川原泉の作品にも出てきた有名な象が。食べ残しの藁が口に挟まっているのかと思ったら、わざわざ鼻で取ったり、くわえ直したりしてる。カッコつけてるのか遊んでるのか。この動物園(なのかなぁ)には、昔もっと色々な動物がいたのだが、諸般の事情があって主がいなくなった空き檻に烏骨鶏が大量に飼われている。なぜこんなに烏骨鶏が大量に飼われているかは謎。縁日のひよこのなれの果てではなさそうだ。
某神社にて。呪い系の神社じゃないんですけど、強烈なのがひとつ。SPEEDの彼女があなたに何をした?
『おこと教室』に『おこめ券』、そしてこれ。隣に『完全無臭』とあるのが、また誤解を招き易くしているような気が... 小田原駅前で見かけたこの出店、おじさん、おばさんがよく集まる観光地に必ずある、健康食の店です(アガリスク茸なんか大袋入りで売っている)。ブドウ糖って健康食か?と思ったら、ぶどうから抽出した糖分のことのようです。
別の日に『ズーラシア』に行く。学校がある日なので、人手整理要員のお兄さんもひまそうだった。予報では曇ることになっていたのに快晴。そのためか動物が木陰に隠れてしまい『さあ、この絵の中に動物が隠れています。何匹見つけられるかな?』の世界。で、園内に唐突に現れるこんな展示(動物の住んでいる地域を再現しているらしい)。これ、作り物なんですが、みんな近づいて指でつつくわ匂いを嗅ぐわ。『なぜ燻製でなきゃならないんだ?鮭の燻製の特産地はどこだ』という疑問を見学者に投げかけてくる(投げっぱなしという話も)逸品。 全然関係ないんですが、ふと耳にはさんだ母子の会話。息子『おかあさん、ここにはなんて動物がいるの?』
母『”ウンピョウ”だって』
息子『えっ? うんこ? うんこがいるの?』
まぁ、途中に『草食動物のうんちを見てみましょう』という解説板もあったが、うんこは動物じゃないぞ。
某月某日
なんだか回りくどい書き方をしている朝日新聞。NHKスペシャルの『世紀を超えて』では『包皮』とはっきり言ってました。もとはタダ同然なのに、培養の技術料のせいか一枚が随分値段が高いものになってました。
成人男性のでは駄目なんでしょうか?(技術的にはOKでも、やっぱり移植される側としてはちょっとイヤかも) もしOKなら『自分自身や血縁者に万が一のことがあったときのために』という理由で堂々と手術は出来るし、切除すべき部分がない人よりも『役に立つ』ということで社会的な評価は高くなるしで、男性のコンプレックスの一つが解消されることは確実ですね。そのうちニプロ(『♪君の元気は僕の元気だファイッ』というCMソングで有名な医療品メーカー)のCMになったりして。苦しそうな表情の男性が『包皮、使ってくださいね』と看護婦さんに告げる、そして心配そうに廊下で待つ女性に看護婦さんが『ムスコさんもお父さんも包皮も大丈夫ですよ』と告げる、なんて絶対あり得ませんね。
某月某日人面魚や人面犬に人体大根、日本でもいろいろな見立てがおこなわれていますが、全米的に有名な奴がこれ。
アナハイムのディズニーランドにいるミッキーマウス・モー(ミニー・モーだったか?)。お腹のところにミッキーの顔の形の柄がある。実は毎日、毛染めで柄を描いているんじゃないかとか、全米の(全世界という噂も)お調子者から売り込まれる『候補者』が何十頭とストックされているにちがいないとか、クローンで増やされているのかもとか言われている牛。熱帯魚の世界でもこの柄がはっきり付いているだけで珍重される魚もいるとか。ところで、布団カバーを替えていたところ、こんな染みを発見。
うーん、いったいどうしてこんな染みが。いつも下側(畳の側)にしている方だからヨダレをくってしまうはずもないのに不思議だ。ディズニーさん、ひとつ買い取って、『ミッキーマウス・モー』の隣にでも干しときませんか?(ちょっと熊がかっている気もするが気にしない気にしない)
某月某日お花見に行く。場所はマンハッタン、エンパイアステートビルを遥かにのぞむセントラルパーク。
うそ。ここは本当は新宿御苑。それにしてもエンパイアステートビルにそっくりだな、いつの間にか建っていたこのビル。ちょっと寸足らずだけど。