日々是口実 2000年10月〜12月
(上の方が新しい出来事です)
某月某日鉄道の日。今年は引退車両も無い小田急はどんな搦め手でくるかと思ったら、パスネット導入とコレで来た。
『ロマンスカーde撮ッチャオ』(中のカメラはポラロイドの『シャオ』)。フィルムがいつまで供給されるかわからないので買おうかどうか迷ったが、つい買ってしまった。プラレールのガワだけ取ってシャオに被せれば『東海道線de撮ッチャオ』だろうが『東武スペーシアde撮ッチャオ』だろうが出来てしまいそうな気もするが、まぁ、そんなこと言いっこ無しってことで(車輪部分は別に作らなきゃならないみたいだし)。
しかし、出先でこれで写真を撮るのは、大人にはかなり恥ずかしい(子供連れだったら勢いで撮れるが)、だって、眼伏せ写真の黒いマスキングをこれに置き換えたような感じになるんですから。
で、これってなんかに似てるなぁ、と思ったら、ああ、ウルトラアイ装着のポーズだ。どうですポラロイドさん。バンダイ&円谷プロと組んで、ひとつ『ウルトラアイde撮ッチャオ』を作るっていうのは。フラッシュの光具合がリアルで良いかもだ。
某月某日巷間では『チョコエッグ』というものが流行っていたらしい(なんで過去形になっているかというと、関連本が3冊出た時点で、もう『今、流行りの』ではないと思うから)。
動物模型には興味がなかった上に、エッグものは食べ物部分を保存しておいて後で食べるということが出来ない(いや、それをやってる人もいるかも知れないが)し、カプセルの容量が小さいのでおまけがせこい(一般の食玩に比べて)ことが気に入らなかったので、今まで手を染めていなかったのだ(染まってたら、体重と経済のダブルパンチだったな)。
ところがお店でふと眼にとまったので箱をよく見ると、模型の作成はなんとあの『海洋堂』。とりあえず二つほど買ってみることにする。
スーパーなどでは親切にも『現在入っているモデル一覧』が表示されている。『アライグマなんかいいよねぇ、トノサマバッタもいいねぇ』などと言いつつ、ひとくち齧りカプセルを開けると...
か・え・る... 正確にいうと『モリアオガエル』。実は私、『生のペンギン』と『生のカエル』が大嫌い(どちらも、デフォルメしたキャラクターものはOKだが、リアルなのは生理的に受け付けない。テレビで見るのも嫌)なのだ。
ペンギン嫌いの理由ははっきりしている(冷凍食品の売り場ケースに、丸ごとの活きの悪いペンギンが並べてあるという夢を見て以来、だめ)が、カエルのほうはよくわからない。幼少のみぎり、よく車にひき殺されたウシガエルを見たせいかもしれない(小学生の頃、梅雨時になると『今日はつぶれたカエルを見ませんように』と祈って出かけた記憶がある)が、思いもかけないジャンプが恐いのかも知らない(だって、普通の生き物は人間から離れる方向に逃げるものなのに、カエルはこっちに向かって跳んでくるでしょう)。もう、カエルのかたちをしていたら、親指の爪ほどの大きさの生カエルも触れない(よく、うちの風呂場とかポストにいるんですよ。そのサイズの緑色のが。実家の周りが田んぼだらけで、カエルは沢山いたんですが、全然慣れない)。
ひっくり返してみると、
うわぁ〜、リアルなつくり。思わず吐き気が...夫の友人の勤務先の社長さんが実はカエル好き。とても上品な美人で、初めてお会いしたとき『育ちのいいお嬢様』ってこういう人をいうんだなぁ。と、しみじみ思ってしまったようなかた。でも、カエル好き。そこらの小娘が『カエルってぇ〜、キモかわいぇ〜。カエル好きってぇ〜、変〜?』などとほざきだす前から、社長室に着々とカエルを集めておられたのだが、これが『デフォルメされたものより。リアルなものの方が好き』とのことで、未だに私は『まぁ、集まりましたねぇ。コレクション、拝見させていただけます?』という大人の付き合いが出来ないでいる。
で、2個目から出てきたのがこれ。
オオダイガハラサンショウウオ。カエルから比べると全然平気(パソコンのキーボードにトッピングしてもOKだ)だが、チョコエッグへの執着は断ち切られた。これも『これ以上太って、どうすんねん』という神のおぼしめしか。
付録:私の嫌いな動物、許容限度距離
イルカ
ヌルッとしてそうな上に、いじわるそうで嫌。曲芸してるのを見るのはいいが、触るは嫌。5メートル以上は離れたいところ。テレビで見るのはOK(わんぱくフリッパーは毎週見てた)。シャチは平気。鳥
ニワトリは平塚八幡宮の野良ニワトリ(縁日のヒヨコのなれの果て)に追いかけられたことがあって、嫌いというより恐い。鳥小屋に入っていればOK。でも、夫の実家の烏骨鶏のピーちゃんは放し飼いでもOK(最近聞いたところによると、烏骨鶏はブロイラーより凶暴らしい。とするとピーちゃん限定か?)。カラスも恐い。マリンタワーのバードランド(だったかな?いろいろな鳥が放し飼いになっている中を、フェンスのアーチを通りながら見る。今でもあるか不明)は、お化け屋敷とおなじくらい恐いところ。雀から鳩ぐらいのサイズまでなら全然平気。でも、くちばしが異様に大きい鳥は恐い。アヒルもなんかたくらんでそうで恐い(それにあのくちばしでかまれたらと思うと...)。でも、鶏肉も鴨肉も好き。ペキンダックも食べたことあり。犬
毛の短いほくろ犬(鼻の横に、ほくろのような柄がある犬)はだめ。犬は子供の頃から家に常備されていたのだが、毛の短いやつはなぜか凶暴だった上、我が家にきて2週間で鎖をちぎって(つまり子犬のくせに凶暴だったのだ)家出し行方不明。それに、噛まれそうになったり吠え付かれたりするのが、なぜか決まって毛が短いほくろ犬だったため。犬は好きなのに、ほくろ犬だけはだめなのだ。ちなみに夫の実家の雑種・ボッチがほくろ犬で、これがもう、恐くてだめ。その上、あいつはどうも、わたしが嫁だということがわかるらしく、夫がそばにいないと、私に尻尾も振らない(夫にはちぎれんばかりに振ってみせる)し見向きもしない。そればかりか、夫になでられながら『フッ』と馬鹿にしたような目つきでこちらを見ることさえ...(以下 自粛)