日々是口実 2003年7月〜9月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
今年も小田急ファミリー鉄道展へ行く。

年を経るごとにファミリー度が増していて喜ばしい限り。場内はこんな感じ。

車内用の路線図(ちなみにこの路線図は売り物。量は多いし、安いしで、実は一番の売れ筋商品)を持って立っているのは本物の小田急関係者(昔は、駅員コスプレをした人などがいて大変紛らわしかった)。名札には最近の小田急のスローガン『お気軽にお声をおかけください』が書かれているが、この場所でそういう方針を表明するのは大変危険な行為だと思います。下手なのに捕まったら半日仕事に...

ふと横の売店を見ると『お客さん、どんなに見たってみんな同じ!!』と叫ぶ売り子さんの声に耳を貸さず、少しでも状態のいい限定パスネットを手に入れんと50枚近い束(全部同じデザイン)をめくりつづけるバックパック青年が...

目を転ずると『この部品は○○系の△△年頃のに付いていたもんですよねぇ』と、どう見てもただの応援部隊のおじさまに挑んでいるドンキホーテが...

ああ、今年もいらしたわ。これ見ないとなんかファミリー鉄道展に来たって感じしないもんで、無性に嬉しいです。来年も来てね(おじさんは大変だろうけど、その困った顔を見るのも、また楽しい)。

で、この小田急ファミリー鉄道展、例年、他の鉄道会社もいくつか出展しています。今年は制服着用者を売り子に投入する会社が多く(まぁ、営団地下鉄がいないので、色違い程度のバリエーションだが)、制服好きとしては嬉しい限り。できれば白手袋もして欲しいところだが、まぁ、しょうがないか。

ただ保線関係の作業服組は、今まで小田急の『架線とレールとランタン売り部隊』しかいなかったのだが、今年は新たに参入が。会場内でも一際輝いていた、今年のピカ一さんはこのかた。

 
京王の保線関係のかた。小田急とは一味違う作業服がイカしてます。

今年の京王は『京王キティズ(3つセット)』を投入。その、スリーディグリーズというかチャーリーズエンジェルというかキャンディーズというかのなかに、保線キティが入っていたため駆り出された模様。ヘルメットの上で直立しているのが保線キティです。ご本人は『恥ずかしいですけど売っております〜、京王キティです〜、京王のテントで売っております〜、恥ずかしいですけどこうして立っております〜』と言いながら、会場内を歩き回っておられました。

で、今年は我が家は何を買ったかというと、『座席シート座布団』二つ。JRブルーと、はやて(確か)柄。

売り子さんには『奥さん!ラピートのなんかどう! さすが 大阪の特急でしょう!豹柄だよ!ハデでいいでしょう!』と薦められたんですけど、なんか近所のホームセンターで似たようなのが980円ぐらいで買えそうなので買いませんでした。

このJRブルー(というか国鉄ブルーかも)の座布団は結構お気に入り。はやて柄を選んだ夫は『ああっ!JRシルバーにしとけばペア風でよかったのに〜』と後悔しておりました。

帰りがけ、京急のテントの前を通りかかると、売り子のお兄さんがいたいけない少年に向かって『ボク、ボク、これね、レアだよ、レア。なんてったって今日3個しか売れてないんだから、これ』と電車グッズを売りつけようとしていました。う〜ん、そういうのはレアとはいわないような気が...


某月某日
家電量販店で発見。ご存知のかたはご存知だと思いますが、山口百恵というか、帝国陸軍支給品というか。書体もなんか夜の新宿裏通り、という感じで、絶対狙ってるよな(私たちみたいなおっちょこちょいを)、これ。
 
ちなみに赤は酸性、青はアルカリ性だそうです。

某月某日
アメリカ出張帰りの夫が、何が嬉しいのか『美しいでしょう、この写真(どこが?これなんの写真?)、載せて、載せて』とうるさい。
なんで載せたがったかというと、ここ十ウン年、飛行機で窓際の席に座ったことがないが(出張ではトイレに行きやすいように必ず通路側を選ぶ上、帰省の際は妻に窓際を取られてしまうので)、今回は成田でオーバーブッキングにあってビジネスクラスに振り替えてもらい、それが窓際だったのがよっぽど嬉しかったらしい。それだけ。

ちなみにこの出張の行き先はアメリカの某国防機関で、夫が受付で相手を待っていたら、IDカードを下げた人が受付を通り過ぎる度に(ただ通り過ぎるだけで)、IDカードの持ち主の顔写真が一瞬でデータベースから呼び出されて守衛さんの前にあるモニターに映し出されるのにビックリしたそうで(IDカードが非接触型でデーターを読み取るものだったらしい)、『すっげーカッコよかったよ』と感激しておりました。

で、このアメリカ出張の際のお土産がこれ。つーか、成田土産。

千葉限定(多分)氣志團ビール。成田空港のローソンで買ってきてもらいました。

よく見るとこの氣志團シルエット、チャーリーズエンジェルというか、帰ってきたウルトラマンのオープニングというか、似てませんか?

ところで、我が家の近所に、氣志團に衣装を納めているらしい洋品店があります。今は単に『スピード刺しゅうの店』と称しているのですが、今から、ん十年前私が現役高校生の頃、この店は『県央一刺しゅうの早い店』と銘打っていました。ということは当時、こういう刺繍をする店はもっとたくさんあったのでしょうか? まぁ、今より刺繍の需要はあったような気もしますが... よく街中でそういう学ランとか見かけたしなぁ。ただ、氣志團みたいな大掛かりなのは少なくて、江戸の粋、みたいな感じで裏地にこじんまり刺繍してたのが多かったんですけど。

と、そんな話を夫にしたところ、『高校生の頃、近所に工業用ジグザグミシンを巧に操ってネーム入れをする達人の店があった』とのことです。漢字パターンが入っている電子ミシンとかじゃなくて、ジグザグと直線しか出来ないミシンで、布の方向を小刻みに変えるだけで、明朝体の漢字をあっという間に糸を一回も切らずに縫い上げるんだそうです。わぁ、見てみたかったなぁ。


某月某日
フィンランドに行っているうちに、ビデオのリモコンが電池の液漏れで動かなくなっていたことに気付く。本体では留守録の設定が出来ないので(電気屋で売っている共通リモコンでもだめ)、泣く泣く新品を取り寄せてもらうことに。

発注した後、だめもとでリモコンを分解して台所洗剤で洗浄した後、洗濯ネットに入れて2日ほど干して組み立てたところ...動いた。でも、もう発注は取り消せない。

というわけで、今、我が家には同じリモコンが2台あります。

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