日々是口実 2004年10月〜12月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
ああ、今年も帰省だよ(と言ったら、舅姑と同居してる知り合いに『私は毎日だよ!!』とキレられてしまいました)。

孫も居ねぇのに、まめに帰るよなぁ夫... なんと今年は夫の実家が新居に引っ越したので帰らざるを得んのだ。

大晦日、羽田へ。

最近の空弁の充実はすばらしいものがある。夫の豚角煮おこわはすごく美味しそう。二つ買っときゃよかったよ。

そういえば、羽田のお土産物コーナーでシュシュトリアンみたいなおねぇさんがお菓子を売っていて、夫に『地味なシュシュトリアンがいる!!』と言ったら通じなくてちょっとショックでした。『アームストロング船長は許しても、このポワトリンは許しません!!』は通じてたんで安心してたんだがなぁ...

JALの飛行機に乗り込む。帰省では初めてフィンガーから直接乗り込む。今までは必ず1階からバスに乗せられていたが、ANAが第2ターミナルに出て行ったおかげで、沖泊めが激減して便利になった。

で、席について、乗り込んでくる人をぼんやり見ていた夫がいきなりそわそわしだす。『どうしたの?』と聞いたところ、『あっちの席に二宮清純がいる。スポーツ評論家の』と言う。二宮清純は夫の実家近くの出身で、地元の名士なんだそうだ(地元TVの正月番組や新聞の正月版には欠かせないぐらい)。

スポーツは富士登山駅伝とか、オリンピックの高飛び込みぐらいしか積極的に見ない私には何なんだかなのだが(でもまぁ、確かに顔はテレビで見たことある)、夫、大興奮。しかし、周りの人は冷静そのもの。う〜ん、知名度低いのか?

と二宮清純に話しかける人が。ファンか?と思ったら、二宮清純、立ち上がって通路に出て、前の座席へ移動。一列まちがえて座っていたらしい。

1時間半で到着。空港についたら『二宮清純だ、二宮清純だ』と大騒ぎかも、と思っていたが、バゲージグレームでは偶然遭ったらしい人(地元での知り合いか東京での仕事仲間のかた)と談笑しているぐらいで、通りかかった人がたまに『二宮清純だったね』『あ、二宮清純だ』と囁きあって通り過ぎて行くくらいで、全然騒がれず。

知名度はかなりあるようだが、『ファンでぇ〜す』とミーハーに擦り寄っていくにはちょっと敷居が高めのようだ。高度なスポーツ論ふっかけないと相手にして貰えそうにないし、『いつも、テレビで見てま〜す。あの時の○○に関するコメント、私もそうだと思いま〜す』と言えるほどみんな二宮清純がでているテレビを見ているわけでもない模様。それとも『地元に帰省した時くらい、そっとしておいてあげよう』という優しさなのか。

わが家の荷物が出てきたのでタクシー乗り場に向かうと、ちょうど二宮清純がすぐ前を歩いている。タクシー乗り場では目の前に。配車係のおじさんもいたってクールに二宮清純を車に乗せる。う〜ん、みんな冷静だなぁ、と思っていたら、二宮清純が乗り込んでドアが閉まった瞬間、おじさんこちらを振り向いて、満面の笑みで『二宮清純やったなぁ。正月はこっちで仕事やろか? 田舎に帰るんやろか?』と話し掛けてくる。我慢しとったんかい。

駅で少し待ち時間があったので、街なかを歩く。で、何度もかよっていたアーケード街に、今まで気がつかなかった、こんな看板を発見。

まむしはともかく、猿の頭はどこから仕入れてくるんでしょうか? それとも、そういう名称の植物かなんかあるんでしょか? そもそも、さるの頭は何に効くんでしょうか?

夫の実家に到着。

あ、テレビのローカル番組に二宮清純が出ている。さっき見たのと同じ服装だ。やっぱり仕事だったのか。

で、新しいお家は年寄りの終の棲み家のはずなのに、バリアフリー無視の、田舎によくある『りっぱなお宅』だった(総桧造りとか、妙に広い玄関とか、葬式や宴会に便利な、玄関からすぐの床の間つき大広間とか、急な坂道を登った見晴らしのいい立地とか)。極め付きは屋根の上に金色の鯱鉾が一対...

で、その中でも一際目立つ立派なアイランドキッチンの上にあったのがこれ。

一瞬、『消火用洗面器?』と思ったが、反対側を見ると、
漢字間違えたようです... 夫は、『”炊”の字の火偏まで書いた時に電話がかかってきたんじゃないの?』と弁護していた。

これも今まで気がついていなかったんですが、夫の実家近くのスーパーにて。

1パックあたり、足が2本づつ(つまり8本のうちの1/4)なんで、頭も1/4づつってことなんでしょうか?

この中途半端な1/4頭、皆さまどうなさってるんでしょうか? 酢の物やぬたの具? まぁ、ご自宅タコ焼き文化圏のこのあたり(といっても夫の実家にはタコ焼き鉄板はない)では、刻んでタコ焼きの具にしちゃえばいいんですけど。

で、ちくわ・かまぼこが名産のこのあたり、かに足も半端じゃありません。

長い!!

ちなみに隣のピンクの『けずりかまぼこ』とは、小さく削ったかまぼこを乾燥させたものです。こちらではサクラデンブ代わりにチラシ寿司にかけたり、そのまま、お酒のつまみにします。

お勤め終了。やっと帰途へ。

何回か見かけていたんですが、今回初めて乗ってしまいました。

 
アンパンマン列車のカレーパンマン号(車体が黄色)。

この他にピンクとブルーも見かけたことがあるような...

内装もこの通り。

残念ながら帰省シーズンにもかかわらず、お子さんが乗っていなかったので、本当に子供がこれを見て喜ぶかどうかは謎のままです。

大人にはちょっと気恥ずかしい列車ですね。私たち微妙にアンパンマン世代じゃないし。じゃぁ、どんなキャラクターがいいのかと言われると、まぁ、列車はシンプルが一番ってことで。

せいぜい許容範囲は今は亡きマリンジャンボ(のオルゴールを当てたことあり)とか、相鉄のトリスおじさん号か、小田急のフラワー号ぐらいまでですね。


某月某日
沢田研二のコンサートに行く。

先日のジャーニーと同じく、東京国際フォーラムのホールA。クリスマスだというのに、会場は昔のお嬢様で一杯。

こういう『何十年ぶりもの』を観にいくと、その歌手の衰えぶりに愕然とすることが多い(特に70年代に”売れた”人に多し。ああ〜、何に苦労したが知らんが、酒か?薬か?生活か?)もんだが、ジュリーは声質が全然変わっておらず、それだけで感動。プロだ、ジュリー。昔よく歌詞まちがえてごまかしてたのはチャラにしてやるぞ。でも『あの頃』の曲で私たちが知っていたのは一曲だけ(しかも大ヒット曲とはいい難いもの)しか歌ってくれなかったので夫、非常に残念がる。『時の過ぎ行くままに』『危険なふたり』あたりを聴きたかったらしい。

でもまぁ、変わっていないのは声質だけで、仕事の内容はかなり変わっちゃったらしくて、『今年も御用納めは12月27日、一般ピープルと同じでございます。そして仕事始めは1月5日、これも一般ピープルと同じでございます』と自虐ギャグを飛ばして、昔のお嬢様方を笑わせていた。あの頃はなぁ、大晦日にレコード大賞を受賞した後、クルマを飛ばしても入場行進に間に合わなかった紅白でトリをとって、そして元日はTBSで『レコ大受賞歌手に聞く』みたいな番組に出て、と、年末年始はハードな仕事の日々だったのに...(あいや、レコ大の大賞受賞と紅白のトリは同じ年じゃなかったのは知ってますが、まぁ、あの頃のジュリーはそれぐらい凄かったってことで、ひとつどうぞよろしく)

実は、昔のジュリーの衣装を担当してた人の写真集持ってたりします。あんな無茶な時代はもうこないのかなぁ、ジュリ〜(いかんいかん、年取ったなぁ私、つい弱気に...)。

ところで、この日は『コンサート終了後に1時間以上かけて自宅へ直帰もしんどいかぁ』ということでホテルをとったのだが、JTBまで予約しに行った時、ツインを所望した私に向かって担当のお姉様が『えっ、お部屋はダブルじゃなくてよろしいんですか?』とか『ツインでしたら、コーナーツインが、ちょっとお高いですけど、眺望は最高ですよ〜』と散々薦めてくださった。すいません、他所様はともかく、もう我々は素泊まりツインで結構です。

この貧乏くさい私を見てクリスマス不倫を想像したのかなぁ、あのお姉さん。というかどうせ不倫するなら、女にJTBでホテルを予約させるような奴とはしたくないなぁ。


某月某日
マツケンサンバのDVDを見ていたら、『う〜ん、こうゆう白塗りでニコニコ笑いながら軽いステップ踏んで唄ってる人、どっかで見たぞ』と何やらデジャブが。

あ〜っ!『THE 家元』のサイドボーカルのおっちゃんだ。

え〜っと、ご存知ないかたが多いかもしれませんが、イカ天バンドの一つにそういうのがあったんです(若い方にイカ天を説明するには BEGIN を出してくるしかないんですが、BEGIN はイカ天のなかでは異色だったしなぁ)。

これが当時出た、彼らの単体では唯一(多分)の映像集LD。
 
にこやかに笑ってステップ踏んで歌ってらしたのは、左から二人目の烏帽子被ってらっしゃるかた。確か、長唄の名取りだったかな?

同じ東京芸大卒なのに、作曲科の坂本龍一は『世界の』と冠がついたが、邦楽科の彼らは今、どうしているのだろう? いや、意外と歌舞伎や文楽の世界ではそこそこの存在になっているかも知れない。なにも一般マスコミへの露出だけが、唯一絶対の価値ではないんだから。

三味線習いに行ったら、いきなりお師匠さんがベンチャーズ弾いてくださって、『最終的にはこんな感じでフリーセッションができるよう頑張りましょう〜 それにはまず基礎からですよ〜、はい!ベベン』なんて教えてくれたら楽しいだろうなぁ。

で、ついでに Psycho le Cemu の『夢風車』のクリップを見てると、なんとなく THE 家元みてぇだなぁ、というか、この踊りは『クックロビン音頭』? ねぇ、『クックロビン音頭』なの? と思わず突っ込んでしまう中年主婦の秋であった。


某月某日
長年の集合住宅住まいでも、今までは高いとこでもせいぜい2階。2階に住んでいた当時は私も働いていたので、出勤のついでに雑誌類をまめに捨てていたものだ。

だが、今住んでいるところはちょいと高層階。オマケに引越し時に後生大事に持ってきた本を、引越し2年後にして夫が大量に捨てるという(プラス2年間溜め込んだパソコン雑誌)。

うわぁー、何往復させる気だぁ〜 人殺し〜。と思っていたら、夫がこんなものを買ってきた。

さて、な〜んだ。悪のこまわり君?

っていうか、『がきデカ』知っている若人どれくらいいますか? 秋田書店のあのビルは『がきデカビル』と呼ばれていたこともあったのですよ(ドカベンビルだ、とかブラックジャクビルだ、ともいわれてますが)。

ワタクシが中坊だった頃は、教室のどこかに『アフリカ象が好き!!』って書いてあったもんですが(あと、教室の後ろ黒板に『ア・テスト(or入試)まで あと ○○日』っていうのも定番でしたね)。

いや、悪のこまわり君って、こまわり君すでに悪だろ、というご意見もおありでしょうが。実物はこれ。

小さい台車だから小回りが効く、ってことなんでしょうね。

で、まわりを見回すとご近所さんは、かごタイプの台車をお使いの方が多いようです。使ってみて判ったんですが、平地ではともかく、ちょいとした段差に弱くて、乗っけたものをよく落とします、こまわり君。

もう一つレシートもの。

え〜っと、新撰組にあやかって? たしか私が買ったのは『真鯵(まあじ)の干物』だったはずなのに。

某月某日
い・っ・て・き・ま・し・た・よ〜。
もっと、こう、ワタクシが現役の頃の生徒指導室な客層かなぁ〜と思ってましたが、意外と普通。ドームなんで音響は悪かったんですが、楽しかったなぁ〜

しかし、東京ドーム、氣志團のコンサートにビールを出すとはさすが。日本一わがままな人達が一番暴れそうな時にも欠かさず酒出して、刃傷沙汰も起こさずに納めてきた自信の表れですね。

それはともかく、DVD出たら買うぞ〜。


某月某日
ジャーニーのコンサートに行く。

東京国際フォーラムのホールA。ここはきちんとお金かけて作ったホールなのに、なぜ音が割れる?

でもって夫よ、『客層は我々と同じ年代だから、座っててもOKだよ』と言っていたが、みんな立っとるやんか〜 後ろの方から野太い声での斉唱が聴こえてくるし。同年代の人間が若いのか? いつのまにか若いファンが増えてるのか?

そういえば、今でも例の長岡秀星の炎Tシャツ着てる若もん時々見るなぁ。


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