ワコール


もうじき、旧暦のお正月。皆さま、太巻きのご予約はお済みでしょうか?

しかし、この『恵方を向いて太巻きを食べる』という習慣、少なくとも10年前の神奈川県西部ではメジャーな習慣じゃなかったんですけど、近所のセブンイレブンで『恵方巻き予約受付中』の張り紙を見て、ちょっとびっくり。

う〜ん、サティやダイエーで同じような張り紙が出てた時は、『関西系のスーパーだからかなぁ』と思ってたんですけど... やはり、煎り大豆や鰯の頭だけではインパクトが弱いとでも思ったんでしょうか、セブンイレブン。

そういえば、節分に殻つき落花生を撒くところもあるらしくて、”あとで拾って食べる”ことを考えたらナイスな習慣なんですが、なんか違う気が...”撒いたあとで拾って食べるのに抵抗なくて、かつ、芽が出なければOK”、というのなら、ピスタチオでも、揚げソラマメでもOKということになったりして。でも、値段を考えたら落花生か(それに揚げソラマメやピスタチオだと、うっかりゴミが入ってしまうかもしれなしなぁ)。

でも、『思いっきりテレビ』の助けを借りずに煎り大豆を見直すのにいい行事ですよね、節分。去年、夫が職場からのお土産だといって持って帰ってきた煎り大豆のあまりの美味しさに、思わず次の日に大豆買ってきて、一時期、煎り大豆に凝っちゃいました私。けど、やっぱりお店で売ってるほうがおいしいんですよね。それも、節分シーズンに出るのが一番美味しいような気がします(経験から)。

さて、前置きが長くなりましたが、旧暦のお正月といえば台湾や中国、ということで、こちらを。

多分、日本の街角といいたいのだろう日本語らしき看板と、バス停の行き先表示板。

道路標識も日本のもの(多分)を持ってきているのにもかかわらず、ちょっと詰めが甘かったようです。あっ、でもJリーグ華やかりし頃、三浦カズがCMで『バモラ!』とか叫んでたなぁ、でもアレ日本語じゃないな。

全然関係ないんですが、W杯の最中、サッカーをやっている甥(小5)に(最近のサッカー少年はキャプテン翼じゃなくて、Jリーグやスカパーのサッカー中継を熱心に見ている親御さんの背中を見てサッカー始めるようです。アタックNO.1見て、バレー始めた世代と、中田久美見てバレー始めた世代ぐらいの違いがありますね。最近の子が漫画見て始めるスポーツってテニスらしいですよ。『テニプリ』の影響らしい。それも男の子。私たちの世代だと『エースをねらえ→テニス部女の子だらけ→テニス部がテニブスと陰口される』だったんですけど、今や半ズボン少年がテニスコートにあふれて、”コート際のカメラマン”の性別が交代している、という噂が)『カーンとかいいよね』と話し掛けたら、『カーンとかベッカムとかじゃなくてさ、サッカーそのものを見て欲しいんだよね』と言われたことを思い出しました。ちっ、修学旅行で枕投げするのを楽しみにしてるガキのくせして生意気な奴。あばちゃんがちょっとコミニュケーション取ってやろうとしたら、これだもんなぁ。中学高校で素敵なお友達つく(って紹介してく)れなかったら縁切るぞ(本人望むところか)。

で、上の画像は『日本以外の歩き方』の『台湾:日式料理』でもとりあげた、下のお嬢さん向け雑誌(台湾のHanakoといわれているらしい)に載っていた広告。

この『おしゃれトレンドの発信基地日本(そろそろ、飽きられちゃうかもしれないが)』を意識したらしい広告は一体どこのかというと...
ワコール。

現地法人とはいえ、一人ぐらいこの広告をチェックさせる日本人従業員はいなかったんでしょうか?

この妙なカタカナひらがなの羅列はともかくとして、バス待ちの列が車道に飛び出しているのもちょっとまずいですね。轢かれちゃいますよ、こんなバイクに。

これも同じ雑誌の広告。

多分、『ヘビーテイスト』の直訳かと思うんですが(しかも日式英語、いや、日本語英語)、それはいいとして、なぜ、らーめん。重い味ならもっと違う料理がいいような気がするんですけど。

それにしてもこのラーメン屋さん、えらく重厚な店構えなんですが、台湾の日式ラーメン屋さんはこんなつくりなんでしょうか? 夫は『別府や南紀あたりの巨大温泉旅館のロビーと大浴場の間に、よくこんな構えのラーメンコーナーがあるぞ』と言っています。確かにちょっと屋内っぽい感じも。

バブルの頃は近所の街道沿いにこういう重厚なラーメン屋さんがあって、はったりかましてたものですが、今はかえってそういうラーメン屋さんだと流行らないというか、入ろうとすると『不味そうだよ』と止められたりします。

この雑誌の映画紹介コーナーで目についたのがこういう映画。

ちょっと見、アジアのスーパースター・酒井法子にも見える女優さんが主役のホラー。左眼でお化けが見えてしまう女性の話らしいです、多分。

で、左下にそのお化けの写真がありますが、拡大してみるとこんなの。

どう見てもまぶたに目玉を描いてるようにしか見えません。

日本ではこれはギャグだったり、高校生レベルの居眠りごまかしの(それもほとんど冗談の)テだったりするんですが、台湾ではこれは『瞬きしない化け物』という恐怖表現のためのマジなメークなんでしょうか?

それともゾンビの動きにリアリティを持たせるため(目をつぶって歩くと、ゾンビっぽくなりますよね)なんでしょうか? ひょっとして、この映画、コメディなんでしょうか?

で、対するライバル誌・台北ウォーカーのほうは、鉄道旅行の特集のようです。

 
各路線沿線の名産品が読者プレゼントとして登場してます。
台湾では日本らしさ(というか日式らしいかっこよさ)を表現するのに、ひらがなの『の』をつけるのが流行っているというのは聞いていたのですが、桧軟膏、若者に流行ってるんでしょうか。

『生おろしわさび』に対してはなんてコメントしてよいやら。確かにわさびが採れるんでしょうけど、なにもわざわざ日本語表記にしなくても... 多分、本物らしさを求める(味付け韓国海苔のパッケージにハングルが書いてないと美味しそうに見えないのと同じで)台湾人と、ウケ狙いの日本人のためにこうしてあるのかも。

で、今回もちょっと気になった、映画やマンガの台湾語タイトルを

Ali ⇒ 阿里
どこかの田舎のおっかさんの映画みたいですね。
ピノキオ ⇒ 木偶奇遇記
『所詮お前は木偶人形なんだよ!!』と虐待されていた少年(いや、実際そうなんですけどね)が、数奇な運命のもと、いろいろな人々との偶然の出会いを繰り返しながら出世していく物語? って、花登筐のドラマか? で、毎回の終わりには必ず謎の人物の後頭部が映って『いやっ!! 奇遇でんなぁ〜』で『つづく』のテロップが。
エクソシスト ⇒ 神鬼大法師
霊幻道士でいいのでは? とか思ったんですけど、あれ、香港(もとい中国)ものだったし、それにリンダ・ブレアじゃ死体じゃないし、聖水も効かなかったしなぁ。
母をたずねて三千里 ⇒ 萬里尋母
さすが『白髪三千丈』の国(の片割れ)。距離が伸びてます。
どろろ ⇒ 多羅羅
ちょっと好き。台湾の人に実際に読んで音を聞かせて欲しい。
Chemistry ⇒ 化学超男子
なぜ『超』がつくのか謎。なんの前ふりも無くこれだけ見せられたら私は『ビッグX』あたりだと思っただろうな、多分。

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