日本の歩き方

野球観戦



 
Japanese pitchers love to work the count, to nibble the corners trying to give hitters fits. The strategy is sound when the pitcher is ahead in the count and wants the batter to chase a bad ball. But instead of going at hitters with their best pitches and looking for strikeouts, Japanese pitchers waste too many pitches. You can test this idea by noting how often the count goes full during a game. This predictability is something you can rely on then deciding when to race to the concession stand. If the count is 0 and 2 (or perhaps I should say 2 and 0, as scoreboards in Japan count strikes first and balls second), you can be fairly sure the time to dash off to get your fried squid; you'll be back in time to see the playoff pitch. This drawn-out method of pitching makes for a lot of games that last three hours or more, so be sure to bring a cushion to last the distance.

Dragging the game out even further is a pitcher change and the subsequent mound conference, involving the pitcher, the catcher, the four infielders, the manager, and perhaps an interpreter! On the mound, the pitcher is so paranoid that he talks with his glove over his mouth, supposedly to prevent his instructions from being lip-read by the opposing team.

Quoted from P.26-27, "Japanese Baseball - A Fan's Guide", Brian Maitland, Tuttle, Japan, 1991.

日本の投手は、カウントを上手に使いながらコーナーを衝いて打者を打ちとるのが大好きだ。投手に有利なカウントから、クサい球に手を出させようとするなら、こういう戦法自体は有効だ。しかし、全力投球で三振を狙うのに比べて、あまりにムダ球が多くなる。試合中、どのくらいの頻度でフルカウントになるかメモをとってみるといい。そのうち、売店に走るタイミングを掴めるようにようになる。カウントが0-2(ストライクが先でボールが後の日本式の言い方では2-0)になったら、売店へダッシュしていい。イカフライを買って席に戻ってきたら、ちょうど投手が勝負球を投げるところだ。この引き伸ばし投球術のせいで試合時間は3時間かそれ以上にもなる。クッションを忘れずに持っていくこと。

試合時間を長くする要素はまだある。投手交替の際、マウンドに投手と捕手、内野手全員、監督、そして時には通訳まで(!)が集まって会議を開くのだ。投手はグラブで口許を覆いながら喋る。相手チームに唇を読まれたくないからなのだろうが、ちょっと神経質すぎだろう。

(訳:ピンキィ君の夫)

この前、横浜に遊びに行ったら、そごうが優勝記念バーゲンやってたんですが、まぁ、野球とか全然見てないもんで、『ふーん、巨人優勝したのかぁ〜』って、店に入ってびっくりしましたよぅ。ビラや横断幕が黒&オレンジ系じゃないんですもの。『なんか青っぽいなぁ〜』と思ったら、そうか、西武系になってたのすっかり忘れてました。破綻してしばらくして、売り場の一角がブルー系に変わっててジャビット君が消えてたんだっけ。いいかげん覚えろよ私。

まぁ、朝日新聞にも『プロ野球優勝セールにお出かけの際はご“注意”を』という記事が出るくらいの今年の大激動のバーゲン会場移動ではありましたが。でもさぁ、新聞がこういう見出しつけたら”バーゲン会場でスリ多発”っていうふうにならないか普通。まぁ、負けたチーム系のスーパーでもやりますけどね『ご声援ありがとうございますセール』。やっぱり迫力には欠けますけど。

で、野球といえば食べ物!! アメリカでは、プレッツェルとピーナッツとホットドッグ、それから袋菓子ぐらいしかなくてつまんなかったです(サンプル2球場)。特にホットドッグ。よく、日本のテレビのスポーツ番組でメジャーリーグの特集をしたりすると『こちらでは野球観戦にはホットドッグが欠かかせませんよね。では、食べてみます...おいすぃ〜』なんてやってますが、球場内のホットドッグは美味しくなくて、高い!! しかも、アメリカンサイズがここだけは通用してなくて小さい!! まぁ、『そのぶん野球が面白ければOKだろ』ということなんでしょうけど。

日本の球場も、食べ物はセコいとこはセコいようですが、甲子園球場の粉カレー(いや、粉末ではなく粉っぽいと言う意味らしい。でも、これを食べないと『甲子園に来た〜』という感じがしないと夫は申しております)とかスジ煮(今でもあるのか?)を始めとして、あの手この手の食べ物があふれていて喜ばしい限りです。たこ焼きなんて最近の球場にはほとんどあるしな(どれもレンジでチンするやつで、なかなか美味しいのには当たりませんが)。

ところでイカフライって、日本のどこかの球場の名物なんでしょうか? 焼きイカはよく見かけますが、あれは fried じゃないしなぁ。なとりの珍味のイカ揚げのことか? アメリカ人ってイカやタコはデビルフィッシュとかいって忌み嫌ってるんじゃなかったっけ?(これこそ30年位前の日本人の認識か? でも、ユダヤ人は絶対鱗のない魚は食べないそうですが)うーん。イカリングあたりかなぁ。

そういえば、『味ごのみ』と称するいろいろな海老せんべいやあられなどの詰め合わせの中に一枚ぺらんとはいっているイカのノシ焼きみたいなのが私の大好物(あと、アーモンドスライスが入っているえびせんも好き)なのですが、いくら探してもそれだけが入った物がないんですよ、『あ、あったぁ!』と思ったら味醂つき(これは湿気てることが多くて嫌い)だったり、薄く揚げてあったり(これはこれで好きなんですけど)で、いまだに各地の菓子売り場をさすらっております。これは製造元に直訴するしかないのか?

ところで主婦の皆さま、イカリングが好物のご家族のリクエストに応えようとしたら『ええい、ちくしょう』とうめくはめになったことはございませんか? 下ごしらえをちょっとさぼると、台所の大掃除(床、壁、そして時には天井まで)をすることになるような大惨事が起こるんですけど、そこんとこ皆さまどうなさっているのでしょうか? 冷食のイカリングは衣が厚くて美味しくないしなぁ、なんか簡単にあの皮むきをする方法はないものでしょうか?


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