日本の歩き方

バス


The buses have even more persistent tape-recorded announcements and advertisements on board than the trains do. Throughout the journey, passengers are treated to an unceasing commentary. If you're traveling with a Western friend, give the following as a "Translation" and you'll always be about right.

    "The next stop is the hospital, which is also handy for Fukuda's Contact Lens Center. After that, the next stop will be the station. Thank you for your honorable custom. Please be nice to old people. Next stop, the hospital, and those wishing to visit Yamamoto's Ear Clinic should honorably alight here. Please be considerate to disabled people. Please mind the door. Please do not bump your head as you get up. The bus has air brakes, and the driver may find it necessary to humbly stop the bus abruptly, so we entreat your esteemed caution. Hospital, this is the hospital. Next stop is the station, which is convenient for the gynecologist's. Thank you for your honorable custom...

Never travel by bus for more than twenty minutes at a stretch.

Quoted from P.16-17, "Bluff Your Way in Japan", Robert Ainsley, Centennial Press, USA, 1989.

日本のバスでは、電車以上にのべつまくなくアナウンスと宣伝がテープで 流れていて、乗客は移動の間じゅうずっとそれを聞かされる。 日本語がわからない友人といっしょにバスに乗る機会があったら、 本当はあなたもテープが何と言っているのかわからなくても 下の文章を丸暗記しておいて「こういう意味だよ」と教えてあげよう。いつどこで乗っても大体こんな感じだ

    次は○○病院前、福田コンタクトレンズセンターにご用の方はここが便利です。○○病院前の次は□□駅前に停まります。 毎度ご乗車ありがとうございます。 お年寄りに席を譲りましょう。 次は○○病院前です。山本耳鼻科にお越しの方はここでお降りください。 身体の不自由な方に席を譲りましょう。 開くドアにご注意ください。席をお立ちになる際は、頭上にご注意願います。 このバスはエアブレーキを備えています。 安全のため、急停車することがありますので予めご注意ください。 ○○病院前、○○病院前です。 次は□□駅前に停まります。 △△産婦人科は次でお降りになると便利です。 毎度ご乗車ありがとうございます・・・

一度に20分以上バスに乗るのは絶対に避けよう。

(訳:ピンキィ君の夫)

いやねぇ、日本人は虫の音を愛でる高等人種なもんで、あなたたちにうるさいと思える音さえもアルファ波を発生させるヒーリングミュージックとして聞く事が出来るんですよ。じゃなきゃ、『携帯電話は他のお客様のご迷惑に...』なんて言うのを聞きながら携帯かけられるわけないじゃないですか。

外国の交通機関が駅名を言わないというのはよく言われる事ですが、私の乗った事がある外国の地下鉄は駅の壁とか柱とかにでかでかと駅名が書いてあってアナウンスが無くてもなんとかなりました。それに比べると日本の駅って駅名の表示板が上の方にありすぎたり、柱に書いてあるのも小さかったりする上に、最近は似た佇まいの駅が増えて(特に小田急)きてるので、目が弱ってきたおばさんにはなかなかつらいもんがあります。居眠りこいてると間違って降りちゃうこともしばしばなんで、せめて駅名表示を産婦人科の看板ぐらいの大きさにして貰えんもんでしょうか? でも、そんなことすると下品とか言われちゃうのかな?

ワシントンD.C.の地下鉄は地上に出るための物凄く長いエスカレーターが印象的でした(首都だけに核シェルターを兼ねているのか?)。他には2階建て車両が走るシドニーの地下鉄、プラットフォームも車両も路面電車みたいなボストンの地下鉄(ただし一番古い路線だけ)、繁華街の上を高架で走るシカゴの地下鉄(駅員さんが妙に親切だった)、何分かおきに車内が真っ暗になって常夜灯のような小さい灯りがつく営団銀座線なんかが面白かったですね。

あ、いや、ここは地下鉄じゃなくてバスの話でした。ピッツバーグの市バスでは、テープじゃなくて運転手さんがバス停の名前を放送してたな。大声の人もいれば、囁くような声の運転手さんも。で、驚いたのは住宅地のバス停。いくら1ブロック毎に停留所が必要ったって停留所と停留所の間が100メートルも無いんですよ、これぐらいの距離は歩けよと思いました。まぁ、弱者の為の公共交通機関なんだからしょうがないんでしょうけど。


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