デパート
If you arrive at a store as its doors
open, at 10am, you will witness a dairy rite: Lined up at the entrance,
the entire staff will bow in welcome. Some Japanese shoppers arrive just
before opening time so as not to miss this favorite ritual. Sales clerks
are everywhere, ready to help you. In many cases you don't even have to
go to the cash register once you've made your choice. Just hand over the
product, along with your money, to the sales clerk, who will return with
your change, your purchase neatly wrapped, and an "arigato gozaimashita"
(thank you very much). A day spent in a Japanese department store could
spoil you for the rest of your life.
Quoted from p.193, "Frommer's Japan, 3rd Edition", Beth Reiber with Janie Spencer, Macmillan, Inc., USA, 1996. |
開店時間の10時にデパートに着くと、そこで日々繰り返される儀式を目撃できる。
入り口に従業員全員がずらっと並んで、お辞儀をしながらお客様を迎えるのだ。
日本人の中には、こうやって迎えてもらうのが気に入っていて、 わざわざ開店直前に来て待っている人たちもいる。
店員は売り場のいたるところにいて、いつでもすぐに接客してくれる。 これを買おうと決めた時も、たいていの場合はレジに行く必要すらない。
品物とお金を店員に渡せば、きちんと包装してお釣と一緒に持ってきてくれるのだ。
そして「ありがとうございました」の言葉。 日本のデパートで1日過ごしたら、
くせになってしまって死ぬまで治らないかもしれない。
(訳:ピンキィ君の夫) |
そういえば『嫁にむかついた時はデパートに一番乗りする』といっていたおじいさんがいました。そうかこういうことだったのか。
母が昔デパガだったので、同僚の人のことなどよく聞きましたが、まさに日テレの『ああっ、女ののど自慢』の世界。で、もってデパガはいろいろな理由であちこちのお店を移動するので、母と一緒にデパート(母が勤めたことがないデパートであっても)へ行くと『あら〜、今日は買い物〜? 社引きいつでも使ってよぉ。あらっ!そちらおじょうさん?』と、声をかけられることがしばしば。デパートで店員さんに『お世話になっております』と深深と頭を下げている人間がいたら、取り引き関係者かデパガの身内です。
しかし、なんで買い物に来て店員さんに頭下げてんだろと思うこともたびたびです。母の場合、婦人服の担当だった為、固定客の方というのがいて、街中で『あらあら』、『おでかけ?』、『ええ、ではまた』と挨拶をした後、『ああっ!今の人はお客さんだったかしら、仲間だったかしら』とよく悩んでいます。客と店員というのは紙一重というのがよく分かりますね。
この母のデパガ時代の収穫が『先代貴ノ花と一諸に写真を撮った』と『ドラマのロケで店に来ていた西田ひかると連れション(厳密にいうと違うらしい。向こうは鏡の前で髪を直していただけだったから)した』なんだそうです。
母が転職する度に『○○カード』だのをよく作らされたものです。着物屋さんに転職した時は着物を作らされるかとひやひやしましたが、それはなかったんで助かりました。
確かアメリカのデパートの地下にはお惣菜コーナーはなかったはずです、もちろん駅弁大会も地方物産展も無いはず。私が大好きな、お中元、お歳暮コーナーも。お惣菜だけで広大な1フロアが埋まる(それも店々が扱うアイテムが殆どダブらない)なんてアメリカでは考えられないだろうな(いや、ニューヨークやロサンゼルスだったら、やろうと思えば出来るのかもしれませんが)。ショッピングモール内にあるようなデパートだと制服を着ている人は皆無(名札しか付けていない)なので、レジじゃないところでお金を渡すなんて危険なことは出来ませんね。美容部員さんが声をかけてくるのは日本と同じでした。クリスマスシーズンに買い物に行くと香水を吹きかけてきたり、チョコをくれたりします。
そういえば、10ん年前の北京のワンフーチンのデパート。むーっとした店員さんがお釣を放り投げた時は『ああっ、中国だ!!これぞ共産主義国家だ!!』と感動したもんです。同じツアーだったOL3人組は『絶対免税店で買い物するの!!香水を手に入れてみせるわ』と共産主義の鉄のカーテンに果敢に挑戦し、見事に勝利して帰ってきました。勝利インタビューに答えて曰く『目の前にあるのに無い無いって言うから”そこにあるでしょう!そ・こ・にっ!”って指差して買って来た』だそうです。そういえば外国人専用デパート(当時あった兌換券という外国人用紙幣でしか買い物が出来ないデパート)で”ロリエ”が高級化粧品の様に扱われていたのが印象的でした。