日本の歩き方

英会話


Facts of Life for English Teachers

Kenny says all foreigners in Japan are English teachers.
"But I'm not an English teacher," Nigel protests. "I work at a TV station."
"Wrong!" shouts Kenny. "All gaijin are English teachers, like it or not, and you're expected to put out."
So here are a few snappy answers to discourage the free English lessons until you master the contents of this book.

Hello. Can you teach me English ?

Boku wa eigo no sensei ja nai.
I am not an English teacher.

This is not very convincing. You might want to try:

Boku wa furansu jin desu.
I am french.

This clever response falls flat on its face, however, if the next line is:

Bonjour. Can you teach me English ?

The point is, all gaijin are supposed to speak English, so be prepared for a linguistic tug of war.

Since Japanese are known to value conformity you can bank on hearing the same questions over and over.

    1. Shushin wa doko desu ka ?

      Where are you from ?

    2. O-ikutsu desu ka ?

      How old are you ?

    3. Shumi wa nan desu ka ?

      What are your hobbies ?

When you get tired of answering truthfully - as Nigel would - use you imagination. Here's what Kenny would say:

    1. Boku wa kasei kara kimashita.

      I come from Mars. (Sometimes you'll actually feel that way, too.)

    2. Kimi no taiju wa nan kilo ?

      How much do you weigh ? (Answer a question you don't want to answer with a question your questioner does not want to answer. It works wonders.)

    3. Shumi ga nai.

      I have no hobbies. (This answer, short and sweet, often helps bring an unwanted conversation to a conclusion.)

Finally, watch out for the patronizing compliments that usually mean the opposite of what they say.

    Yu supiku Japanezu beri weiru (usually said to you in heavily accented English).

The best answer is to pretend you didn't understand the compliment: "What ? What did you say ?"

Quoted from p.23-25, "ZAKENNAYO!", Philip J. Cunningham, Plume / Penguin Books, USA, 1995.

英語教師の真実

「日本にいる外国人はみんな英語の教師だよ」とケニーが言った。
「いや、僕は英語教師じゃない。テレビ局で働いているから」とニジェールは反論した。
「そうじゃない!」と叫ぶケニー。「日本では、ガイジンは誰でも英語を教えてくれるものだと思われているんだ。本人が好むと好まざるとにかかわらず」。
そこで、この本をまだ読み終えていないあなたのために、無料英会話レッスンのお願いをはねのける、気の利いたセリフをお教えしよう。

    ハロー、英語を教えてくれませんか?

    僕は英語の先生じゃない。

今ひとつだな。こう言ってみるか:

    僕はフランス人です。

でも、次にこう言われてしまうとお手上げだ。

    ボンジュール、英語を教えてくれませんか?

ガイジンは誰でも英語を話すと思われているということに注意して、言葉の綱引きに備えておこう。

知っての通り日本人は、画一的であることが良いことだと思っているので、大勢から同じことを何度も何度も繰り返し質問されると思って間違いない。

    1. 出身はどこですか?
    2. おいくつですか?
    3. 趣味は何ですか?

いちいち真面目に答えるのに飽きたら(ニジェールみたいに)ちょっと想像力を働かせてみよう。ケニーならこう答えるという例を挙げておくと、

    1. 僕は火星から来ました。

      時々、本当にそうじゃないかと思うこともあるだろう。

    2. 君の体重は何キロ?

      自分が答えたくない質問には、相手が答えたくない質問で答えてみよう。これはとても効果的だ。

    3. 趣味がない。

      したくない会話を終わらせるには有効。

最後に、心にもないお世辞に注意すること。

    ユー スピークゥ ジャパニーズゥ ベリー ウエルゥ(いちいち母音をはっきりと付けて発音してくれる)

こう言われた場合は、聞き取れなかったふりをするのが一番良い。「え、何? 何て言ったの?

(訳:ピンキィ君の夫)

奥付けのクレジットを見ても日本人らしき名前は見当たらないのだけれど、本当にこの本の編集に日本人は関わっていないのだろうか。

私が小中学生の頃(太古の昔)は、遠足や修学旅行先でガイジンさんを見ると、相手が有名人でも何でもないのに「サイン下さい」と走り寄って行く輩が必ず2、3人はいたものです(「ギブミーチョコレート」の時代よりはちょっとだけ進化してるかな)。サインしてもらった代わりに襟章を取られて、あとで風紀の先生にこっぴどく怒られていたのもいました。なぜか襟章を売ってくれと言われたのもいたそうで、「ためらっていたらどんどん値が上がって、最後に5000円ぐらいまでいったので」売ってしまったそうです(その時の修学旅行のお小遣いが5000円)。襟章は男子の制服(詰め襟。女子はセーラー)にしか付いていなかったので、女子にはビジネスチャンスがありませんでした。ボタンも欲しいと言われたらしいのですが、さすがに「替えが無いので断った」そうです。

よくある英会話教材の勧誘電話で「アメリカとかに興味ありますかあ?」と聞かれて、「全然ない」と答えていた私。それでも「え〜っ、アメリカとかに旅行行きたいでしょう?ハワイもアメリカだよお?」と言われて、「アメリカなんて、大っ嫌いです。」と答えていた私。今やその何十人もの電話勧誘者の呪いでアメリカに送られてしまいました。しくしく。


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