マンガ
CONTENTS
Preface Enter the Id What Are Manga ? Modern Manga at the End of the Millennium What's in a Word ? The Manga Magazine Scene CoroCoro Comic Artists and Their Work Hinako Sugiura Osamu Tezuka: A Tribute to the God of Comics The Human Dream Factory Beyond Manga Nausicaa and the Manga-Anime Link Manga in the English-Speaking World English-Language Manga Publishers Appendix: Manga in English References and Recommended Readings Index Quoted from "Dreamland Japan: Writings on Modern Manga", Frederik L. Schodt, Stone Bridge Press, USA, 1996. |
目次
前書き イッドを覗く マンガとは何か 世紀末現象としてのマンガ 漫画、まんが、マンガ、コミックス マンガ雑誌の世界 「コロコロコミック」 マンガ家&マンガ作品 杉浦日向子 マンガの神様−手塚治虫 限りない夢のクリエーター マンガを超えて マンガとアニメ 英語圏におけるマンガ 英語版マンガの出版社 付録−英語のマンガ情報 参考文献 索引 (訳は各章冒頭の日本語表記タイトルから) |
なにも言いますまい。
欧米では「一部のマンガ好きな人」しかこれらの作品を読んでいないけど、日本ではそれぞれ(パチンコとかヤンママとか)ちゃんとした市場が形成されていたりするのは、よく考えるとすごいな。
それにしても、このガイジンさん、すごく詳しい。その道では有名な人なんじゃないだろか。この人のマンガ趣味のスタートは手塚治虫らしい。避けては通れませんよね。私は中学生の頃、手塚治虫を敢えて避けようとしていたことがありました(なぜか手塚作品が幼稚な感じがして)。だから「火の鳥」も「アドルフに告ぐ」も、すべて立ち読みで済ませました。でも、夫が買ってきた「どろろ」を読んでから、なぜか手塚返りを果たしてしまい、宝塚の「手塚治虫記念館」にも行ってしまった。夏休みだったもんで親子連れで混んでたなぁ。大人コースと子供コースに分けてほしいもんだ。そうなると「どろろ」は大人コースから外れてしまうかな。
アメリカに来る前に英会話を習ったときの先生(日系カナダ人)は、アニメが好きで、「らんま1/2」や「めぞん一刻」がお気に入りだということでした。日本ではタダで(レンタルビデオを借りなくても)たくさんアニメが観られるのが嬉しいと言っていました。そんな先生に「エヴァンゲリオン」のビデオをあげたところ、次の授業日に何やら物問いたげにしていたのが印象的でした。ああっ、日本アニメへの印象を変えてしまったかも。
こちらのビデオ屋さんでは、日本のアニメ(さすがに最近は「ジャパニメーション」という表記は少ない、でもたまに見かけます)は独立した一コーナーが設けられています。でも「となりのトトロ(ケースの絵がアメリカアニメ調になっててヘン)」や「パワーレンジャー」はキッズコーナーに置いてあります。「セーラームーン」は店によってキッズコーナーにあったり日本アニメコーナーにあったり。アメリカという国は映画の中の暴力やスラングに敏感で、ちょっとでもそういうシーンがあるとRだのPGだのというレーティングをつける(「フラッシュダンス」すらR指定で、大人しか観られない)のに、日本のアニメは何の指定もなし。アニメや外国映画、古い映画にはレーティングがないのかな。それとも、子供のいるご家庭では、日本アニメなどは観ないという判断か。ひょっとすると「よその国の文化に文句つけると何が起きるかわからないぞ」という「人種のサラダボウル」アメリカならではの判断か。ちょっと謎。健全スポーツマン至上主義の国アメリカでは、アニメを観るティーンエイジャーは「ナード」と呼ばれて迫害されたりするんでしょうか? 日本と違ってお小遣いが少ないから、ビデオなんかに入れ込んでる場合じゃないのかも。