日本の歩き方

マンガ


CONTENTS

Preface

Enter the Id

    What Are Manga ?
    Why Read Manga ?

Modern Manga at the End of the Millennium

    What's in a Word ?
    The Dojinshi World
    Otaku
    Are Manga Dangerous ?
    Freedom of Speech vs. Regulation
    Black and White Issues #1
    Black and White Issues #2
    Do Manga Have a Future ?

The Manga Magazine Scene

    CoroCoro Comic
    Weekly Boys' Jump
    Nakayoshi
    Bic Comics
    Morning
    Take Shobo and Mahjong Manga
    Pachinko Manga Magazines
    Combat Comic
    June
    Comic Amour
    Yan Mama Comic
    Garo

Artists and Their Work

    Hinako Sugiura
    King Terry
    Z-chan (Shingo Iguchi)
    Yoshikazu Ebisu
    Kazuichi Hanawa
    Murasaki Yamada
    Suehiro Maruo
    Silent Service (Kaiji Kawaguchi)
    Akira Narita
    Shungicu Uchida
    Shigeru Mizuki
    Emperor of the Land of the Rising Sun
    Criminal Defense Stories
    Fancy Dance (Reiko Okano)
    Tomoi (Wakuni Akisato)
    Naniwa Financiers (Yuji Aoki)
    Yoshiharu Tsuge
    Banana Fish (Akimi Yoshida)
    Milk Morizono
    The Way of Manga (Fujiko Fujio A)
    Doraemon (Fujiko F. Fujio)
    King of Editors (Seiki Tsuchida)
    A Declaration of Arrogant-ism
    AUM Cult Comics

Osamu Tezuka: A Tribute to the God of Comics

    The Human Dream Factory
    Mighty Atom and Astro Boy
    The Three Adolfs
    Princess Knight and Takarazuka
    Black Jack
    Phoenix
    Jungle Emperor

Beyond Manga

    Nausicaa and the Manga-Anime Link
    Manga Artist as Film Director
    The Manga-Novel Nexus
    Information Manga
    Manga Artists and Computers

Manga in the English-Speaking World

    English-Language Manga Publishers
    Manga Made in America
    Fan Power
    Networking
    Beyond Fandom

Appendix: Manga in English

References and Recommended Readings

Index

Quoted from "Dreamland Japan: Writings on Modern Manga", Frederik L. Schodt, Stone Bridge Press, USA, 1996.

目次

前書き

イッドを覗く

    マンガとは何か
    なぜマンガを読むべきか

世紀末現象としてのマンガ

    漫画、まんが、マンガ、コミックス
    同人誌の世界
    オタク
    マンガは危険?
    「表現の自由」対「規制運動」
    白黒の世界1
    白黒の世界2
    マンガに未来はあるか

マンガ雑誌の世界

    「コロコロコミック」
    「週刊少年ジャンプ」
    「なかよし」
    「ビッグ」
    「週刊モーニング」
    竹書房の麻雀マンガ
    パチンコ漫画雑誌
    「コンバットコミック」
    「JUNE」
    「COMIC AMOUR」
    「ヤンママコミック」
    「ガロ」

マンガ家&マンガ作品

    杉浦日向子
    湯村輝彦
    『Zちゃん』(井口真吾)
    蛭子能収
    花輪和一
    やまだ紫
    丸尾末広
    『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ)
    成田アキラ
    内田春菊
    水木しげる
    『日出処の天子』
    『マンガ版刑事弁護ものがたり』
    『ファンシィダンス』(岡野玲子)
    『TOMOI』(秋里和国)
    『ナニワ金融道』(青木雄二)
    つげ義春
    『Banana Fish』(吉田秋生)
    森園みるく
    『まんが道』(藤子不二雄A)
    『ドラえもん』(藤子・F・不二雄)
    『編集王』(土田世紀)
    『ゴーマニズム宣言』
    オーム真理教のマンガ
    本当に「オーム」と書いてあるんです

マンガの神様−手塚治虫

    限りない夢のクリエーター
    『鉄腕アトム』
    『アドルフに告ぐ』
    『リボンの騎士』
    『ブラックジャック』
    『火の鳥』
    『ジャングル大帝』

マンガを超えて

    マンガとアニメ
    マンガと実写映画
    マンガと小説
    情報マンガ
    マンガ家とコンピューター

英語圏におけるマンガ

    英語版マンガの出版社
    まんが「メード・イン・USA」
    マニアの力
    ネットワーク
    マニアの世界を超える

付録−英語のマンガ情報

参考文献

索引

(訳は各章冒頭の日本語表記タイトルから)

なにも言いますまい。

欧米では「一部のマンガ好きな人」しかこれらの作品を読んでいないけど、日本ではそれぞれ(パチンコとかヤンママとか)ちゃんとした市場が形成されていたりするのは、よく考えるとすごいな。

それにしても、このガイジンさん、すごく詳しい。その道では有名な人なんじゃないだろか。この人のマンガ趣味のスタートは手塚治虫らしい。避けては通れませんよね。私は中学生の頃、手塚治虫を敢えて避けようとしていたことがありました(なぜか手塚作品が幼稚な感じがして)。だから「火の鳥」も「アドルフに告ぐ」も、すべて立ち読みで済ませました。でも、夫が買ってきた「どろろ」を読んでから、なぜか手塚返りを果たしてしまい、宝塚の「手塚治虫記念館」にも行ってしまった。夏休みだったもんで親子連れで混んでたなぁ。大人コースと子供コースに分けてほしいもんだ。そうなると「どろろ」は大人コースから外れてしまうかな。

アメリカに来る前に英会話を習ったときの先生(日系カナダ人)は、アニメが好きで、「らんま1/2」や「めぞん一刻」がお気に入りだということでした。日本ではタダで(レンタルビデオを借りなくても)たくさんアニメが観られるのが嬉しいと言っていました。そんな先生に「エヴァンゲリオン」のビデオをあげたところ、次の授業日に何やら物問いたげにしていたのが印象的でした。ああっ、日本アニメへの印象を変えてしまったかも。

こちらのビデオ屋さんでは、日本のアニメ(さすがに最近は「ジャパニメーション」という表記は少ない、でもたまに見かけます)は独立した一コーナーが設けられています。でも「となりのトトロ(ケースの絵がアメリカアニメ調になっててヘン)」や「パワーレンジャー」はキッズコーナーに置いてあります。「セーラームーン」は店によってキッズコーナーにあったり日本アニメコーナーにあったり。アメリカという国は映画の中の暴力やスラングに敏感で、ちょっとでもそういうシーンがあるとRだのPGだのというレーティングをつける(「フラッシュダンス」すらR指定で、大人しか観られない)のに、日本のアニメは何の指定もなし。アニメや外国映画、古い映画にはレーティングがないのかな。それとも、子供のいるご家庭では、日本アニメなどは観ないという判断か。ひょっとすると「よその国の文化に文句つけると何が起きるかわからないぞ」という「人種のサラダボウル」アメリカならではの判断か。ちょっと謎。健全スポーツマン至上主義の国アメリカでは、アニメを観るティーンエイジャーは「ナード」と呼ばれて迫害されたりするんでしょうか? 日本と違ってお小遣いが少ないから、ビデオなんかに入れ込んでる場合じゃないのかも。


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