日本の歩き方

入国時の用語



 
在機場

Quoted from P.49, "速成日語・携帯式慣用句簡冊", 渡邊正廣/永島啓輔 著, 田慧芬 訳, Yohan Publications,Inc., Japan, 1996.

空港にて
(訳注:左が中国語、右が日本語)
名字 名前
國籍 国籍
護照 旅券、パスポート
行李員 ポーターさん
登記 登録
走私 こんな言葉を知っておく必要があるかどうかは疑問だが、参考までに書いておくと「密輸」

(訳と推測:ピンキィ君の夫)

え〜、成田空港にポーターさんなんていたっけ。と、奥付をチェックしたところ、オリジナル英語版1964年発行、中国語版1996年発行と書いてありました。オリジナル版が出た頃の羽田にはポーターさんがいたらしい。で、そんな30年以上前の英語圏向けの本をそのまま中国語に訳して出しちゃうところがなんとも。『日本人はLとRを区別できない。VはBになるし、THはSになってしまう』なんて、そんなこと中国人には何の関係もないと思う。

まぁ、密輸が発覚した場合、税関の職員さんは『密輸』なんて悠長な単語なんて発さないで、ぐいぐい『謎の小部屋』に連れてっちゃうんじゃないかと思うんですが。でもって、そこで本人が(上手に日本語を話せないのに)『密輸』っていう単語は知っていることが知れたら、もっとひどいことになっちゃうんじゃないかと思うのですが、ねぇ。

私は成田の税関でスーツケースを開けさせられたことは一度もない(もちろん他の空港でも)のですが、一度ロストバゲージ(というか、荷物は無くなったのではなくて遅れただけなのですけれど)されちゃった時に、スーツケースの鍵を航空会社の係員のおねえさんに預けて、通関代行してもらうというピンチに陥ったことがありました。まぁ、大麻樹脂もエロ本もトカレフも入ってなかったんですが、手ぶら(ハンドバッグは持っていたが)で税関を通る(航空会社の係員のおねえさんの付き添いつき。じゃなきゃ、日本じゃ、すげー怪しい奴だよな)のは、なんかスースーして変な感じでした。それ以来『怪しげなものは手持ちで』という家訓が出来ました。

もう一つの思い出は、オーストラリアへ行ったときに、一緒に行った同僚がステーキ肉(あの頃は、30年前のパイナップルと同じく、『ありがたいもの』だったんですよ)を、地元のガイドさんの『ケンエキ、OKデス』という言葉を信じて買って帰ったら、成田の税関で『検疫通って下さい』と言われたことです。実は『ケンエキOK』は『没収されない』というだけで、チェックは受けなければならないという意味でした。同僚は『だまされた〜』と怒ってました。おかげで電車2本乗り遅れ。でも、検疫コーナーが、意外とスーパーの『インフォメーションセンター』みたいに気軽なところだとわかったのは収穫でした。でもよく考えると、あそこで病気のほうの検疫もやっているとしたら...、ちょっと嫌だ。すぐ隣でハワイで大量に買い込んだビーフジャーキーを没収されていた兄ちゃんの方が気の毒だったかも(真空パックじゃないとダメとか?)。


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