日本の歩き方

パン


Pan - bread. Japanese pastry shops sell exquisite-looking pastries, but sometimes emphasis is put upon looks and not taste. Japanese bread comes in enormous slices. Toasters have been made larger to accommodate them. In most shops they give away pan-no-mi-mi ("ears of bread"), the ends of the loaf. It's good and fresh, but Japanese won't eat it and feed it to the birds..

Quoted from p.121, "JAPAN HANDBOOK, Second Edition", J.D.Bisignani, MOON Publication Inc., USA, 1993.

ぱん−パン。日本のパン屋は、凝った形のパンを売っているが、味には外見ほどの力が入っていないこともある。かなり大きめにスライスされているため、日本のトースターはどんどん大型化している。ほとんどのパン屋では、パンの耳(食パンの端っこ)をタダでくれる。これは新鮮で美味しいのだが、日本人は自分では食べずに鳥の餌にしている

(訳:ピンキィ君の夫)

そんなにパンって巨大化してたかなぁ。

パンの耳を「鳥の餌にするから」と称して買って、実は自分で食べる人は多いんじゃないでしょうか。欧米人がレストランで食べきれなかった料理を「犬にやるから詰めてくれ」と言うのと同じで。 私が昔勤めていた会社の近所のパン屋では、パンの耳を大袋入り30円で売っていて(お馴染みになるとただになるらしい)、ご近所に住まうパートさんはそれで「パンプティング」とか「揚げたパンの耳にお砂糖をまぶしたの」等を作っては、お三時にふるまってくださったものです。
夫は学生時代、お金がなくなってパンの耳の世話になったことが何回かあると言っています。ときどきレタスの切れ端がくっついているのを見つけると、妙に嬉しかったのだとか。

で、日本のパンの耳は新鮮だとわざわざ書いてあるということは、アメリカのパンの耳は新鮮じゃないってことなんでしょうか? 私はこっち(アメリカの某小都市)でパンの耳を見たことがないので、パンの耳はいったいどう処理されているのか不思議に思っています。まさかパンの耳が出ないような食パンでも開発されているとか?

外見倒れのパンといえば、某パン屋の「いかすみパン」とか「たこ焼パン」とかは、確かに「どこがやねん」という味だったな。だいたい、紅生姜と鰹ぶしを乗せただけで「たこ焼」だと言い張るなんて... じゃあ、その隣の「お好み焼きパン」はどんなもんだろう、と試す根性はなかったな。 私の好物は「明太子パン」。明太子が多めのを探すのがまた朝の楽しみでもありました。


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