東急ハンズ
ワタクシは今まで、この『日本の歩き方』のネタ探しに外国製のガイドブックを読む度に、『とんでもない間違いというものは意外とないものだなぁ。というか日本人より日本に詳しくないか、この人たち』と思ってました。アメリカの街なかを歩いても、とんでもない日本語を見かける頻度は少なくなる一方。『漢字ブームもあったし、ある程度の大きさの街だったら日本人が居ないところなんてないしなぁ』と安心しきっていたところ、観光地マイアミで夫がすごいものを見つけてきました(この本を夫が購入しようとしたら、店員さんに『あなたトウキョウから来たんでしょう? なんでトウキョウのガイドブックなんて買うの?』と不思議がられたそうです。そりゃそうだ)。
では、ひとつ英文には目をくれずに、漢字・カタカナ・ひらがな表記の部分(あえて日本語表記とはいわない)に注目してお読みください。
ああっ、なんでこんなことに。でも、これはまだ漢字とカタカナの書き分けが出来ています。それに何を言わんかとしているのも、なんとかわかります(東危ハ―ンズだけ独立して読まされたら、ちょっと理解不能かもしれませんが)。
これは解読に時間がかかりました。どうやら『東京フォーククラフト アンド アンティーク ホールズ』のようです。
う〜ん、英語の発音を正確に再現しようとしてこうなっているのでしょうか?
いや、そうでもないような気がする。カタカナで表記するかひらがなで表記するかの判断をどうしているのか、監修した人にちょっと聞いてみたいもんです。
どこかの方言のように見えます。なんかほのぼの。
こじゃれた喫茶店(で、いいんですよね)につきものの『カフェ』『カフェ ド ○○』も、こう書かれてしまっては、おしゃれイメージが台無しです。このガイドブックを持って尋ねてきたガイジンさんがこのページを見せたりしたら、店主さん、卒倒しそうですね。中でも、ぴか一の間違いっぷりがこちら。
なんかすごい魔物が住んでそうです(いや、実際の建物もあまりに豪華絢爛で、泉鏡花系の妖怪が出てきそうなとこです)。『こんなガイドブック、どこのへっぽこ出版社がつくってんだぁ?』と思って奥付をよくみたところ、なんとペンギンブックスが取次ぎをしているようだ。いいのか老舗がこんなことで?