台湾:ロンリープラネット
夫が出張先のサンノゼの中華系モールで買ってきた台湾の総合雑誌。
我が家でもお世話になってるんだか、何なんだかのロンリープラネット(この『日本以外の歩き方』でも、3分の2はロンリープラネットのガイドブックで見つけたものだし)が槍玉に上がっているようです。
『これが台湾か?』と取り上げられているのが、この表紙。
え〜っと、どのあたりを怒っておられるかというと、
【大意】
台湾が外国人に与える印象は、毒々しいビラ広告が破れている光景なのか? バックパッカーのバイブルと言われているオーストラリアの Lonely Planet (寂寞星球)社の旅行ガイドブックシリーズのひとつ、「台湾 第5版」の表紙は、赤地に黒字の、ところどころ破れたビラ広告が何重にも貼られているというものだ。非常に人気の高いガイドブックがこのような光景を「台湾を代表するもの」として表紙に用いることは、台湾の人々の心を傷つける行為だ。 台湾には美しい阿里山や、豊かな水をたたえた日月潭など、外国人にも満足してもらえる景勝地があるのに、これらを表紙にすることはできないというのか? この表紙にある「求人」や「売家」などのビラには、よく見ると電話番号や具体的な建物名がどこにもない。連絡方法を書き忘れるなどということがあるのか? むしろガイドブックの作成者が意図的にそうしているという可能性がある。 (訳と推測:ピンキィ君の夫) 訳注:この後、表紙は台湾の街頭の光景をそのまま撮ったものではなく、捏造ではないかという疑問が、以下のような証拠とともに示される。、 |
【大意】
「タイ」のガイドブックの表紙は荘厳な金の仏像だし、「韓国」は丸い燈籠、「ボストン」は壮観とも言える野球場、Lonely Planet 社がある「西オーストラリア」は海中を泳ぐイルカと、どのガイドブックもその土地の特色を最もよく表す光景や、その国を代表する光景を表紙にしている。では、台湾が外国人に与える印象は漢字で書かれた赤いビラ広告なのか? (訳と推測:ピンキィ君の夫) |
で、この赤いビラが表紙に使われるのが、どれぐらい国辱ものかというと、多分こんな感じらしいです。
【大意】
台北市議会議員・林奕華:
アメリカ留学の経験がある台北市議会議員の林奕華はこう語る。ビラ広告が台湾の代表的光景になってしまっていることに最も心を痛めているのは馬英九市長その人だ。ビラ広告は徹底的に取り締まっており、まもなく台北市内からはこういったビラ広告は姿を消すだろう。 アメリカや日本に比べたら台湾はましな方だ。ニューヨークや東京では、電話ボックスという電話ボックスがビラで埋め尽くされている。特に日本ではエロ広告ばかりだ。 環保局の規定では、監視員がこの種のビラを見つけたら、証拠写真を撮った後で剥がす。ビラに電話番号が書いてあったら、その回線を停止処分にする。また最低で1200元、最高で6000元の罰金を科す。 (後略) (訳と推測:ピンキィ君の夫) |
ロンリープラネットの日本ガイドブックの表紙がエロちらしだったり、『異星人エロヒムからのメッセージ、○○博士緊急来日講演』のちらしだったりするようなもんのようです。ところで、この雑誌は去年2003年の9月号。で、ロンリープラネットの『台湾 第5版』は2001年8月の出版。2年間も気付かなかったのかなぁ、台湾の人たち。
同時に買ってきてくれた別の雑誌。
日本人は一瞬『SOGO』の方に眼を奪われますが(はい、台北そごうのことです)、その名がどういう記事で出てきていたのかというと、もう身も蓋もないっていうか。
無店舗援交...確かに無店舗なんですけど。いっそ日本でも『立ちんぼ女子高生』とか『若年売春露天商』とか呼ぶなんてどうでしょう? 『美人局』も最近の子には通じないだろうから『喧嘩売女』とか(啖呵売じたい死語か)。で、台湾で無店舗援交が流行(野火のように広がった、って書いてあります、多分。全然関係ないんですが『アンドロメダ病原体』の”ワイルドファイア作戦”って野火のように広がる病原体を研究するからワイルドファイアなんだぁ、そうかぁ)した原因というのがこれなんだそうです。
フカキョン主演(台湾的には金城武主演か)の『神様、もう少しだけ』が台湾でも放映されたからなんだそうです。おいおい、そういうドラマじゃなかったろう(と、この記事を書いた方も思っているようです)。とどめは同じ雑誌に載っていたこれ。
台湾のカリスマ美容師(多分)... 襟立てGジャンがイカしてます。