紐育外電バックナンバー
(1999年1月〜12月)
藤原道長にも?「不適切な関係」報道
米紙が1000年元日紙面発行 【ニューヨーク12日=山中季広】
クリントン米大統領が不倫問題の釈明に使った言葉を引用し、「ききんと疫病に見舞われた日本では、支配者の道長が複数の女性と不適切な関係にあることが発覚。農民は一揆を起こす構えだ」と伝えた。 一面トップは「オットー3世の野望」。神聖ローマ帝国の領土拡大を狙う若い皇帝が世評とは違って性格に偏りがあると報じた。宋王朝の記事も大きく、当時の都開封発のニュースで「実用的な知識で世界の先頭を行く。西洋も見習うべきだ」と伝えた。米国では、他のキリスト教圏と同様、紀元3000年まで続く新たな千年紀をめぐる催しや出版が相次いでいる。同紙の特集は逆に千年をさかのぼったのがみそ。当時の世界を現在の紙面に似せた体裁でまとめた。 朝日新聞 1999/01/13 から
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まぁ、当時の支配者は『不適切な』人だらけで、それが普通というか、立派とか、素敵なんていわれてたんですが。で、この頃、農民は一揆起こせるほど組織化されてなかったし、後世の一揆の原因も『不適切な関係』だったことなんて、日本という国ではぜ〜ったいありえません。まぁ、自分の国の『倫理』や『道徳』や『価値観』をそのまま他の国に当てはめるのはこの国の得意技ですけどね。でも、1000年も逆のぼっておせっかい焼かなくてもいいのに。
パンツの男の子、ポルノ?
C・クライン、批判受け広告中止 【ニューヨーク18日=山中季広】
問題になったのは、同社が新たに売り出す子ども用下着の広告写真。パンツだけをはいた男児が仲良く遊んでいるポスターが街角に張られ、十七日付の米紙にも広告として掲載された。それらを見た児童保護団体が「幼児性愛をあおりかねない」などと非難。同社の地元ニューヨーク市のジュリアーニ市長も「悪趣味だ」と批判した。同社は「配慮が足りなかった」と反省しているが、市民からは「ほのぼのとした写真。どこが俗悪なのか」といぶかる声も出ている。 朝日新聞夕刊(東京本社版)1999/02/19 から
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こんな記事を読むと、米国の児童保護団体には、めちゃめちゃストライクゾーンの広い幼児性愛者が『標準器』として監禁されていて、日々いろいろな写真等を見せられては『あ、これ萌え』とか言ってるんじゃないかとも思えてしまうんですが。でもまあ、ここまで先鋭的な追放運動も『?』なんですが、取りあえずあたしも幼少のみぎり色々嫌な思いをしてるんで、幼児ポルノ好きとか幼児性愛の実行者は嫌いです。すっげー嫌。
育児に名曲効果生まぬ──米学者が相次ぎ発表
モーツァルトブームに水 【ニューヨーク10日=山中季広】
カリフォルニア州の有名大学が4年前、モーツァルトのピアノソナタが脳の発達によい影響をもたらすという実験結果を発表した。以来、胎児や赤ちゃんの知能の発達を促すため、モーツァルトをはじめとするクラシックの名曲を聴かせることが流行。ジョージア州は新生児を持つ州内の全家庭にクラシック音楽のCDを配布しているほか、フロリダ州は公立保育園に毎日1曲はクラシック音楽を流すよう義務づけた。 これに異議を唱えたのは、アパラチア大学で心理学を研究するケネス・スティール教授。専門誌7月号に「ピアノソナタの実験では幼児でなく大学生が実験台に使われていた。新たに、現代音楽とモーツァルト、音楽なしの3通りで幼児を実験したが、脳の発達に差は生じなかった」と指摘した。 ミズーリ州にある医学研究財団のジョン・ブルア博士も、9月に出版予定の新著で「3歳までに脳がどのように発達するか、現代の医学でもまだ未解明。なのにモーツァルトが脳の発達を促進するなどと断言するのは誇張でしかない」と批判している。 朝日新聞 1999/08/11 から
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私は『癒し系音楽選集』みたいなCD(題名は特に伏す)を聴いていたら5分ぐらいでイライラしてきて聴くのをやめちゃうんですが、『80年代ディスコミュージック集』とかは3時間でも聴いていられて、その上すごく落ち着くんです。これって世のお母様方が嫌う『落ち着きのない性格』ってやつなんでしょうか(割り算や掛け算もまともに出来ない馬鹿なのは確かなんですが)。