紐育外電バックナンバー
(2001年8月〜9月)

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アメリカ人やメキシコ人よりも短く働く日本人
朝日新聞朝刊(東京本社版) 2001/09/07 13版 2面から

あれだけひとを『エコノミックアニマル』呼ばわりしといて、自分達が上回った途端『ヘビー級チャンピオンを上回った』と勝利宣言(?)するなんざ、さすがアメリカ人ですね。ほらほら、自分達のことも『エコノミックアニマル』って呼んでみ、ほれ。

他の3人は名乗り出なかったんでしょうか?
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/28 3版 2面から

不思議なことに、伸びっぱなしの髪を後ろで縛るだけで、男性の悲壮感って4割は削減されるような気がします。逆に女性の場合は悲壮感が5割増しになりますが...

それにしても88億。人生が40回ぐらいは狂いそうな金額。アメリカではよくこういう高額賞金を当てた人が報道されますが、不思議とその後『フォーブス』とかの『世界の大富豪100人』などに出ることがないような気がします(『職業:宝くじの当選金』などがいない。まぁ、宝くじの当選金は非課税扱いされるくらいなので『フォーブス』の考える『大富豪』とはちがうのかもしれませんね。それに『世界の大富豪』とかになると財産の桁が違いすぎるし)。

それと、『宝くじを元手に事業を起こし、今や大富豪』とか言う人もあまり聞きませんが、これは『しょせんあぶく銭』と思ってお金を使っちゃうのか、『所詮あいつは宝くじのおかげであそこまでになった』と言われるのが嫌でカミングアウトする人が少ないのか、謎。『泥棒で蔵建ったためしなし』ともいいますし(ちょっと意味合いが違うか)。でも、宝くじが発売されるたびに『一等賞金が当たればマンション、ローンなしで買えるよなぁ』と思ったりします。


パワーショベルが地下鉄を投げているように見えますね
朝日新聞朝刊(東京本社版) 2001/08/24 13版 35面から

今やニューヨークの地下鉄にも日本製車両が続々投入されてるそうです。

で、何十年か後、喋れる魚(人魚姫でも可)がニューヨーク沖に出現し、その最初のメッセージが『FUCK!!』とか『SHIT!!』で、CNNのリポーターに『なんでそんな言葉を覚えたんですか』と尋ねられて『海に沈められた地上のものに書いてあるのを見て覚えました』とか答えたりすると面白いんですが。


中尉殿、発砲の許可を求めます
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/24 3版 2面から

『アームストロング船長が許しても、この自由の女神が許しません』というところでしょうか。

とりあえず『地雷反対を訴えるつもりだと言ったら許してもらえるかもしれない』と思った時点でこの人の冒険家としての価値は地まで落ちてるような。『大勢の人が見てるところでバンジージャンプしたかった』と言い切ったほうがよっぽど格好いいのに...


誰でも考えつきますがホントにやるとは
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/22 3版 14面から

誰でも考えることを実行し、それが通ってしまって、それがばれる。受けるほうも攻めるほうも双方まぬけ、なような気がするんですが。最近の世の中、そんなことほうが多くて。

『ああ、あたしが応募した懸賞も、きっと誰か身内が受け取ってんだろなぁ』と思う今日この頃。


密告を奨励
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/21 3版 18面から

ぜひ、『家庭用個人無重力器』が欲しいです。これで夫のいびきも腰痛も一挙解決。

ところで高校の物理の時間に『無重力ではなく無重量です』といわれた時、物理へ興味が一挙に失せた記憶があります。きっと、ミリバールがヘクトパスカル、放射線の単位がレムからシーベルトになった時点で何人かの気象に興味がある子や、放射線に興味がある子が去っていったと思われます。結構これって重い損失では...(私の損失はあってもなくても全然関係なかったんですが)


七転び八起きにはまだ2回ある
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/18 3版 10面から

この大富豪氏の夢が『熱気球での世界一周で子供に夢に与える』だったとしたら、不時着した時に集まってきた子供達に『ワタシハ しりうすあるふぁー星 カラ キタ しりうすあるふぁー星人ダ』ぐらい言っていただけると素晴らしい夢を子供達に与えられると思うのですが。

で、救出に来た現地警察官に『やめろ、私を故郷に帰してくれ!!フォンホーン』とか叫ぶと、子供にいい思い出が残ったと思うのですが。


買うお金があるのはいいなあ
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/13 3版 2面から

アメリカ版『ショッピングの女王様』。でも、まだホストクラブにハマってないのでまだまだですね。

ワタクシ最近まで歯医者に通っていたのですが、なんか最近の歯医者って美容院かエステみたいだなぁと思ったんですね。女性には男性の、男性には女性の医者をつける(私が見た範疇ではそうなっている)ところといい、口うるさそうな年寄りには院長をつけるところといい、ほんとに抜かり無し。

治療が終わると、治療を担当していた先生が『歯の定期点検クラブ』なる会員制クラブへの入会を薦めるところもなんか美容院かエステっぽいんですよ。気の弱い患者さんだったら入会しちゃうんだろうなぁ『お世話になった先生のノルマ達成(いかにもそんな感じで薦めてくる。そりゃ、歯のまめなケアが大切なのはよくわかるが、受付のおねえさんではなく、先生に薦められると”もしかして、あとでガツンと治療費を稼ぐ為に、小さい虫歯をあえて見逃してるんじゃないかぁ”とか”入会を断ったら次に治療する時、手抜きされんじゃないかぁ”と不安になるので、かえってマイナスだと思う。まぁ、それが狙いなのかもしれないが)のためにも入会するか』とかいって。

『ショッピングの女王様』も、いい男の先生がいる歯科医院で治療をして、『歯の定期点検クラブ』に入ってあげて先生のノルマを達成してあげたほうが一石二鳥でよっぽどいいと思うんですが。いや、でもドンペリ抜いたほうがよっぽど楽しいよなぁ。結果も目に見えるしなぁ。歯科医院の入り口に『今月のランキング』とか貼ってあったら嫌だよなぁ(意外と事務所の中には貼ってあったりして)。


全てこの世は演出次第
朝日新聞朝刊(東京本社版) 2001/08/08 13版 3面から

 
銃を塗り分けて世界にアピールする前にやっておくことが、もっとたくさんあるような気がするんですけど...

いや、すさまじきものは広告代理店ですねぇ。かつて新進党(覚えてますか?)の設立大会は某有名広告代理店がプロデュースしたので話題になりましたが、こけちゃいましたね。やっぱり日本の広告代理店はまだまだってことなんでしょうか? それとも新進党、お金をケチっちゃったのか?

そういえば昔、勤めていた会社に目つきの悪い新人がいて(そいつは、先輩の女子社員に”あたしと組むより新人の子と仕事組みたいんでしょ?”と言われて”そうです”と答えたぐらいの正直者で、根は悪い人間ではなかった)、上司に『視力が悪くて目つきが悪いのなら眼鏡をかけろ、それじゃお前が損をするぞ』と言われて『目つきが悪いのは生まれつきです』と答えたというのを聞いて、『生まれたばかりの子の目つきが、あれだったら、さぞやお母さんはショックだったろうなぁ』と思った覚えがあります。


クリちゃんの自伝
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/08/07 3版 2面から

あんなことも、こんなことも書くんでしょうね、やっぱり。

でも、ビルってば不倫相手もいまいち地味だし、在任中にアメリカがダイナミックに変わったわけじゃなし(ちょっと金回りが良くなっただけ)、経歴が面白いわけでもない(ウリは”ケネディと握手したことがある”、”徴兵を拒否したことがある”、”サックスが吹ける”、”嫁に頭があがらない癖して、いや、だからこそ、女好き”だったような)ので、自伝が出てもなんか読む気にはなりません。

日本で出版するなら自伝からの抜粋で、ヒラリーとのあれやこれやの部分を『権力の頂点で見えたもの --- 二人三脚で極めた頂点、でもその先は地獄だった』と題して出版(一部分は出版前に婦人公論でも掲載)して、女性読者を獲得。政策について部分の抜粋で『アメリカ経済はこうして再生した』というタイトルで出版して『プレジデント』あたりの読者を獲得。モニカを美化して日経新聞の連載小説にして、おじさん達のあいだに『僕のモニカになってくれ』というくどき文句を流行らせる(モニカが好きなワインはシャトーマルゴーにして、川島なおみ主演でTVドラマ化)なんていう風にすれば売れるかも知れません。いかがでしょうか?。


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