日々是口実 1999年4月〜6月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日

我が家の近所に森次晃嗣の店が開店するとの広告がタウン紙に掲載されていたのを見つける。開店日の翌日にサイン会があるとのこと。

私は戦隊ショーや書店でのサイン会などで『懐かしのヒーロー』を見たり、偶然会ったりするのは好きなのだが、『○○経営の店』などへわざわざ出かけるのはどうも嫌なのだ。が、夫が『なかなか出来ない経験だよ』と言うし、昼ご飯をおごってくれると言うのでしぶしぶ出かける事にする。

駅・繁華街からかなり離れたところにあるにもかかわらず100人近くのお客さんで、小さな店内は一杯。開店祝いの花に知っている名前は無かったが、店のすぐ向いにある新聞販売店から花が届いていていたのが印象的だった(店主がファンなのか、それとも単に近所のよしみなのか?)。

店に来て判ったがここは森次晃嗣事務所の関係者が経営する店で、森次晃嗣はその応援に来るだけらしい(広告では『模型店』とあったので組み立てたりフルスクラッチで造ったりする人のための店かと思っていたが、どちらかというとコレクターズアイテムの店。ジャンルも円谷物に限らずアニメやゲーム関係の物も)。

お客さんが『大きなお友達』ばかりかと思って心配していたが、女性・子連れなどもいて、ひと安心。到着してすぐ『トークショー&撮影会』が始まった。

ジュワッアンヌ、僕はね・・・

ウルトラアイを手に変身ポーズをとったり(フラッシュの嵐!)、隊員服を着たお姉さん(事務所の関係者らしい)と『ダンとアンヌ、別れの場』を演じたりとダン大サービスだが、なんか見てるこっちが恥ずかしい。それに司会のお兄さんの喋りがいまひとつ。戦隊ショーの悪の首領の司会ぶりを研究したほうがいいぞ。

熱心に写真を撮り続けるお父さんを尻目に眠ってしまう子供、『退屈だよぉ』と先に帰ろうとする子供が続出。まぁ、セブンやガイアの着ぐるみが出て来るとかならともかくダンじゃなぁ、子供には辛いだろう(私としても、ダイゴ隊員や、あの頃のダンならともかく、今のダンじゃなぁ)。

『ダンへの質問コーナー』では最前列に陣取っていた『大きなお友達』が妙に馴れ馴れしく話し掛けたりマニアックな質問を浴びせたり、本領を発揮してました。いやぁ、秋葉原にいる『大きなお友達』とはちょっと違いますねぇ。

トークショーが終わってサイン会。3000円以上買い物をしてからでないとサインは貰えないのと、お客さんの殆どがサインの列に並んで時間がかかりそうなので帰る事にする。7がつく『セブンの日』にまたダンは来るらしいし、ポインターも時々来るらしいから、その時にでもまた来ればいいか、近所だし。セブンのLD−BOXもあったしな。バラ売りもあるといいな。ワタシ的には、近所に特撮関係のLDが充実した店が出来てちょっとうれしい。

路上駐車の嵐

店の周りには近所迷惑な路上駐車の列が。そして、私は某ファミリーレストランの5000円ランチコースをおごってもらうつもりが、マクドナルドのダブルチーズバーガーセット500円をおごってもらって帰路についたのでした。

まぁ、森次晃嗣を近くで見られたのは良かったかな。めずらしいデジカメも色々見れたしね(小学生がゲームボーイのデジカメで一生懸命撮影していた)。


某月某日

いわゆる『田んぼ』の摘発記事
朝日新聞 東京本社朝刊(神奈川版) 1999年5月20日 13版 P31から

実はこの地域のすぐ近くに去年、大型安売り電器店が出来たんですよ。それから妙に取り締まりが厳しくなったようで、新聞記事になるのも、これで2度目か3度目だったかな。

次からは対抗策としてウィンドウズ95のCD-ROMでも手に持って、『お兄さん、1万円』っていえば大丈夫だと思います(98だと1万円じゃ安すぎるから)。大型電器店に寄った人に、うっかりCD-ROMの方が売れてもそれはそれで良し。


某月某日

知人と今更ながらの『箱根一周エヴァツアー』に行くことに。

箱根は久しぶりだし日帰り温泉に寄るかも知れないので、最新情報を仕入れに実家の母のところに行く。母は友達とつるんでは、あちこちに出かけているので、お風呂・温泉、美味しいものが食べられるところ、花のきれいなところには異常に詳しい。実家に到着したとき、母は一番手強い遊び仲間とお茶の最中。手土産のケーキを貢ぎ物に情報を提供していただく。すかさず『日帰りで行ける温泉』の本が3冊ほど出て来る。それを開くや否や、すごい格付けの嵐。『ここはつまんないよ』『ここは狭い』『ここは池みたい』『ここはいいけど遠いねぇ』って、おい、箱根、伊豆の日帰りの温泉の8割は制覇してるじゃないか。

ツアー当日、本厚木からロマンスカーに乗る。古い車体だったので、例の政府専用列車とカラーリングが違うのが残念。小田原に到着後、箱根登山鉄道に乗り換える。出発待ちの列車内に『写ルンです』や『記念テレカ』を売る駅員さんが登場。出発のベルと共に彼は降りていった??

箱根湯本駅横からロマンスカー

夫の勘違いで箱根湯本駅で下車。とりあえず外に出てみる。これはエヴァ第4話でミサトさんとシンジ君が見つめ合っていたあたり。母とその友人によると、一時期は温泉に縁のなさそうな『男の子のグループ』が結構いたらしい(女の子のグループは温泉OLに紛れて目立たないのだろう)。母は『あれはなんだったんだろねぇ〜』と言っていた。多分、私、理由判ると思うけど、でもそれを言うと私、母やそのお友達のオバ様方にハチにされちゃった上に、とんでもない性格だって親類縁者に触れ回れちゃうから言わない。

再び箱根登山鉄道に乗って強羅へ。箱根湯本を出てすぐ、なぜか緊張した面持ちで立ち上がり、狭い車内をうろうろするおじいさん一名。どうやら朝からたらふくビール飲んじゃったんでトイレに行きたくなってしまったらしい。途中駅でトイレを探そうとするが、登りは停車時間が短いので思いを果たせず、結局そのおじいさんは強羅までの40分近くをずっと立ったまま過ごすことに。

強羅でロープウェイに乗り換えて大涌谷へ。黒玉子を食し寿命を7年ばかり延ばす(1個で7年延びるらしい)。

またロープウェイに乗り、終点の桃源台へ。私たち4人のパーティーと同じゴンドラに乗り合わせたのはピーター・フランクルそっくりの一人旅ガイジンさん。

桃源台から芦ノ湖の遊覧船に乗り込み、二子山をはるかに望みつつ箱根町。

関所跡で見た絵関所跡で見た絵・アップ

箱根町の関所資料館で発見。明治の箱根の人足所を描いた絵(石内商店というところのポスターらしい)。昔の日本も、台湾からの輸入製品とかで散見される謎の文字づかい(『○○しないごくだちい』とか)をしていたという貴重な資料。よく見ると足柄下郡が『足柄ら下郡』になっているのも趣深い。

箱根町から急行バスで再び箱根湯本。楽しい土産物ショッピング。実は私は土産物屋が大好きなのだ。土産物屋を見るためにわざわざ湯本まで行った事さえある。土産物屋だけでコロニーを形成しているところが好き。だから、小田原はいまいち。浅草仲店、東京タワー、伊勢原の大山、鎌倉小町通りは理想的だ。

ぐわしっ!?

そこで発見。楳図かずおプローデュースによるお菓子『ぐわし』(嘘です。『いわし』です)。知人のお友達は『さばら』と『ぐわし』の指付きを間違えて知人に指摘されていた。そういえばキャンデーズも『やさしい悪魔』で『さばら』してたなぁ、とか、楳図かずおがテレビに出たとき(クイズダービーのゲストだったかな)に『ぐわし』の指型手袋をして『ぐわしっ!』とか叫んでいたのは寒かったよな、なんてことを思い出す。

またロマンスカー(今度は最新のEXE)で箱根湯本を発ち、厚木で晩ご飯を食べてエヴァツアーめでたく終了。

翌日、母から『温泉はどうだったか』とチェックの電話が入る。こうやって彼女のデータベースには『この季節の箱根の込み具合、気候、温泉のデータ、そこが30代近辺の人間に合っているかどうか』が記録されるのだ。結局温泉には入らなかったが私の二の腕ほどの体長の金目鯛の干物があったと報告すると『まぁ、それは大きいわ、でもあれ深海魚だしね。でも、干物だったら小田原の○○屋、いや△△屋かな、ああ平塚のあそこのも良いのよ。そういえば、ちょっと遠いけど伊豆のね...』と、その後30分、母の『美味しい干物がある店のデータ』が開陳されたのでした。次に行くときは個室露天風呂のある宿に1泊したい私。


某月某日

久しぶりに横浜へ行く。修学旅行やら、どこかの海系の学校(海上保安庁か自衛隊あたり?)の学生の団体さんやらが町中を大勢闊歩していて、詰め襟好きにはたまらない1日だった。いやーぁ、短丈のボタン無し詰襟って良いもんですねぇ。着ている学生がまた粒ぞろい。

クィーンズスクェアのトイレにて、20代のお母さんと小学校2年生ぐらいのその息子が同じ個室に入って行った。息子は本当は男子トイレに入りたかったが、一人で男子トイレに行かせたくない母(いろいろな人がいるからねぇ)に無理矢理女子トイレに連れてこられたようだ。偶然隣の個室になった私に聞こえてきた会話。

母『だめぇ、XXちゃぁん、自分が終わったからってドア開けちゃぁ。よその人に覗かれちゃうでしょぉ』(母、用足し中か?)
息子『ねぇ、おかあさん。なんで紙で拭くの?』
母『男の人はねぇ、ピッピッって振れば良いんだけどぉ、女の人は拭きゃなきゃだめなのぉ』(母、用が終わったのか)

しかし、こんなに育った息子と一緒に個室へ入るか?息子だけ先に個室に押し込んで用を足させるとか、男子トイレに入れて外で待つとかすれば良いのではとも思うが、うーん、今は色々あってお母さんも心配なのか。それとも性教育の一環なのか。クィーンズスクェアのトイレを使うのは2度目ですが、行くたびにおもしろいことが起きるんで(前回はラ王みそ味娘)、次は何が起こるのか今から期待大の私ではあります。


某月某日

シルバー仮面

またもやガシャポンでゲット。アイアンキングは1回目で出たが、凄くお金のかかったシルバー仮面。そのくせ、塗りが甘く、一人で立たない。でも、夫大喜び。

近所のCD屋でバーゲン品のLDを漁っていたところ『怪奇大作戦』LD−BOXの『赤』を見つける。4000円引きだ。近所を1時間ぐらいまわって1枚あたりの金額まで計算して(主婦だからねっ)一大決心をして購入。大満足、岸田森かっこいいぞ、勝呂誉の正しい読み方知ってる?カツロじゃないからね。大空真弓の旦那だったんだぞ(今でもそうか?)。で、調子ぶっこいて『青』も買ったら大外れ。こらっ!!箱に写真が載っている人形のエピソードが入ってないぞぉ、ウソの表示でJAROに訴えるぞ。一番見たい話だったのにー。


某月某日

浜ちゃんですか?

美容院へ行く。私は美容院へ行くのがあまり好きではないので、毎回思いっきり短く切って、行く回数を減らすことにしている。で、ヘアスタイルをどうするか美容師さんと相談中のこと、ふと思い浮かんだのが昨日のテレビに出ていたダウンタウンの浜ちゃんの頭。その旨、美容師さんに伝えると、ちょっぴり不安そうながらもOKしてくれた。しかし、美容師さんはカット開始直前にTV情報誌を片手に駆け寄って来ると、ダウンタウンの二人が写っている写真の浜ちゃんを指差しながら『こっちの方ですよね』と念押しに来た。いや、いくら『思いっきり短く』と言ったからって、松ちゃんみたいにはして欲しくないぞ。


某月某日

姉と電話。小学校の役員になれなかったとの事。学校の役員は皆がやりたがらないと聞いていたので、不審に思って訳を尋ねると、低学年の時にやっておくと高学年の時にやらずに済むからだと言う。以下、二人の会話。

私『なんで高学年の役員は嫌なの?』
姉『だってさ、XX君が○○ちゃんを家までつけてきたのでどうにかして欲しいとかさ、そんなのとか』
私『え〜、それ、中学の時、私もやったよ。ただし友達と団体でつけてったけど』
姉『うっ...、でも毎日はしなかったでしょ』
私『まぁ、家を見て満足してそれっきりだった』
姉『それとかさぁ、娘が傷物にされた、どっちの親が病院に付き添うんだ、なんてのの揉め事があるからさぁ。修学旅行の付き添いなんか非常階段で寝ずの番だってさぁ』
私『ええっ!!高校とかのじゃなくて?』
姉『あんたね、きょうびの1、2年生は赤ちゃんがどこから出てくんのかなんて、もうばっちり知ってんだからね。まぁ、作り方はまだボヤボヤだけど5、6年になったら作り方だってばっちりよ、たださあ』
私『ただ?』
姉『結果がどうなるかが、まだボヤボヤでさ、愛が無ければ子供は出来ないって思い込んでるんじゃないかって、他のお母さんが言ってた』
私『へ?』

いや〜、『お父さんとお母さんが愛し合って君たちが生まれた』てな『小学生向け正しい性教育』の結果がこれだとしたら、こりゃ困ったもんです。


某月某日

フライングシューズ!

新宿地下道で、ガッシャガッシャと盛大に音を立てながら歩くオジさんを発見。よく見ると足にはドクター中松発明のフライングシューズが。都知事選の運動の一環か?


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