日々是口実 2004年1月〜3月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
夫、サンノゼに出張。

の、往きのアメリカン航空機内で。

て、て、て、天井から血がぁ。

ここでコナン君が登場。『犯人は被害者が亡くなった場所を誤認させて自分のアリバイを成立させるため、死体を飛行機の屋根に乗せ、飛行機が大きくカーブを切ったところで死体が落ちるようにしたんだ。ほらこの航路を見てください。↓』

 
『死体が太平洋に落ち、アリバイは成立したと思われましたが、この血痕のせいで犯人の企みは破れました』

と、いう冗談はおいといて、実は、これ血痕じゃなくて、突然の乱気流に巻き込まれた際にぶっとんだ赤ワインの跡だそうです。

この時、北海道沖に台風並みの低気圧が居座っていて大荒れだったんですが、それを避けるために航路がいつもよりずっと南よりだったそうです(普通はアリューシャン列島あたりを通るのに、ハワイ沖を通っている)。強力低気圧を避けたつもりが、もっと凄いのにぶち当たっちゃったんですね。

いや、噂には聞いていましたが、本当にここまで飛ぶんだぁ... 飲み物がサービスされた後、食事のオーダーを取りにきたキャビンアテンダントさんも夫の目の前で天井までぶっ飛んだそうですけど、夫曰く、『さすが大柄で頑丈なアメリカンのアテンダントのおばさま、天井に叩き付けられて通路に落ちた後、何事もなかったようにすくっと立ち上がると”皆さん、大丈夫ですか!?怪我した人はいませんか!?”って叫んでたよ。JALやANAの可憐なアテンダントさんだったら立ち上がれなかったかも』とのこと。

で、会社でその話をしたところ、同僚の人に『そんな大きくて頑丈なおばさまが天井から降ってきたのに当たったら、お客さん怪我しそうでかえって危険じゃないか』と言われたそうです。

ともかく、これだけの騒ぎが前触れもなく突然起こり、本物のグラスを使うビジネスクラス内であったのにもかかわらず、全員シートベルトをしていたおかげで怪我人なしだったそうです。まぁ、夫も含め飲み物を頭から浴びたお客さんは多数いた模様。でもって、今、我が家には謎の白いタオルのハンカチというか機内用おしぼりがあります。


某月某日
とあるソフトが廉価版DVDのシリーズに入ったので購入。

このシリーズはいま購入キャンペーン中。題して『1万円が1000名様に当たる!』んだそうだが、なんと当選賞金を振り込むために口座番号を教えろ、という今時たいそう物騒なキャンペーン。

まぁ、毎月ではなく約1年10ヶ月の期間中に1000名なんていう中に入る訳ないわなぁ、と見てみると、

当たっちゃいました... う〜ん、1万円かぁ。口座番号と引き換えに1万円...

ていうか、その前にもう絶対応募できないよぅ、このキャンペーン。何故なら私の買ったソフトはこれだから。

『羊たちの沈黙』とかならともかく、『ロッキーホラーショー』... 私には応募する勇気がありません。

いや、映画自体は好きですよ。今回改めて観直してみて、エヴァの第二十話の一場面がこの映画の一場面に影響受けてるんじゃないか(第5話の一場面と第13話の数箇所が『アンドロメダ...』の影響を受けてるみたいに)とか思ったり、『ロッキーホラーショー』を初めて通して観たきっかけはアメリカにいた頃に観ていた『ドリューケリー・ショー』だったなぁ、と懐かしく思い出したりしました。

うーん、一万円...


お正月、夫の実家に帰省する。

夫はアメリカン航空の、ちょっとやそっとで動じなさそうな迫力あるおばさんキャビンアテンダントさん(『ロシアより愛をこめて』に出て来てラストで大暴れするKGB、実はスペクターの女スパイみたいな方々といえば判り易いでしょうか。いや、無愛想ってんじゃなくて、身にまとった雰囲気がそんな風。私もアメリカンに乗ったことがありますが、確かにめちゃくちゃ頼りがいがありそうで安心して乗ってられますが、迫力ありすぎでちょっとびびりました)が大好きで、ああいう航空会社に慣れているせいで、JALのキャビンアテンダントさんに対して『華奢だなぁ、大丈夫かなぁ。あっ、あんなジジイには一言”ノー!!”と言ってやればいいのにぃ』とやきもきしていた。

元日に近所のお寺に初詣に行く。で、なぜかこんな願掛けが。

 
とりあえず、乗りそうな所には乗せてみてるようです。十円玉に緑青が吹いていないので定期的に取り除かれているようですが、何故ここにお金を積み上げたくなるんでしょか? トレビの泉みたいに『また来れるように』ってことなんでしょうか?

このお寺では初詣シーズンなので屋台が出ていましたが、どうも田舎(失礼)の子にとって屋台というのは本当に珍しいらしく(夫の甥姪を平日の浅草寺に連れて行ったときに、『今日はお祭りなの?』と聞かれたことあり。年に2、3回ぐらいしかお目にかかれないらしい)、4軒しかない屋台はどれも大行列。その中に『東京カステラ』という屋台が。『どんなカステラ? もしかして東京タワーの形とかしてるの?』とよく見たら、普通のベビーカステラでした。この東京カステラ、どこまで進出してるんだろう?

そういえば我が家の近所の神社に出ていたチュロスの屋台の屋根に『スペイン生まれのディズニーランド育ち』って書いてあったなぁ。

帰途に着く日、空港でお土産物を探す。2年前にはうじゃうじゃいたリカちゃんは完全撤退。お菓子もおとぼけ・おふざけ系が減っていた。それよりなにより、空港内にうどんの立ち食いスタンドが出来ていたのがブームの影響というかなんというか。

うどんといえば、関西ベースの私の母と、四国ベースの夫ではうどんに求めるものが微妙に違っていて、母は『ちょっと甘いおだしで、ちょっとやわらかぁい麺』が『おいしい』で、夫は『塩味とだしの効いた澄んだつゆで、麺はこしがある』のが『うまい』のだそうで、一度軽くもめた事あり。私はどっちもおいしいと思うのだが、両人ともどっちが美味しいと決めないと許せないらしい。え〜、どっちでもいいじゃん、どっちも美味しいしぃ、と結構各地を転々としているボヘミアンな私は思うのであった。

そういえば舅が『最近うどんブームとやらで、素人が畑の中の掘っ立て小屋でうどんの半セルフを始めたりしとるらしい。まぁ、あんなもんはすぐ潰れるやろう思とったが、どうしてなかなか繁盛しとるらしい。おかしなことよのう』とのことです。う〜ん、他所もんが騙されてるのか、そのご主人のうどん打ちの腕がいいのか...

とりあえず売店で目についたのがお土産カレーシリーズ。トドカレーに触発されたのか、こちらでもこんなものが売っていました。

全然抵抗無しで食べらます。ていうか、一度、牡丹鍋食べてみたい〜。

もひとつはグリーンピースと真っ向勝負なこの一品。

う〜ん、これも味がなんとなく想像できます。なんてったって鯨の大和煮が弁当に入ってた世代ですから。私。

相変わらず頑張っているのが、この白猫。

 
この後ろの綱がなければ何がなんだかですね。わたしもこの綱がなければ買いませんでした。
で、犬の部分を取り去るとご本尊が。

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