日々是口実 2004年7月〜9月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
近所の輸入食材店で購入。
う〜ん、後ろに張ってあるラベルを見る感じでは、カルビー絡んで無いようなんですが、ライセンス製品なのかなぁ。

ハングル読めないんですけど、なんとなく『やめられない、とまらない!』と書いてあるような気がするんですが、この黄色い小文字...


某月某日
札幌へ行く。
さんざん『時計台は日本三大がっかり名所だ』と言われていたので、かなり覚悟して行ったところ、身構えて行ったせいかそれほどがっかりしませんでした。

次は、西原理恵子も行った『サッポロビールファクトリー』。

う〜ん、『バビロンの空中庭園』を思い出しちゃいました。あちらは、砂漠に庭園、こちらは雪国に庭園(多分)。

なぜ、せっかくこんなに遠くまで来て、こんな気の抜けた観光(失礼)をしているかというと、本来の目的はこれ。

ぼんやりしてて関東地方での最終試合を逃してしまったので、はるばる来たんですよ、新庄を見に。

で、この日付をご覧になれば、お判りになる方はお判りになると思いますが、そう! ストの日ですよ!ストの日! 札幌に着いた後でスト決行になったんです。とほほ〜

で、北海道といえば、お土産屋さんにはやはりこれ。

初めて見た時から比べると、ちょっとラベルが変更されてますね。
で、値段は据え置きのようです。

本当にあの時の一缶300円って、『持って帰る輸送代を考えたら、どんなに安くてでも売っちゃえ』という投売り価格だったんですね。

うわぁ、なんか種類増えてるし。わざわざ、ミンク鯨って銘打ってるのは、グリーンピース対策?

ついでに、こんなものも。

う〜ん、大和煮にカレー。癖が強いのかなぁ、これらの肉。ジャーキーとかになってないし。

で、こんなのも。

 
お中元・お歳暮に最適なギフトセット(アザラシセットというネーミングがイカしてます)。
札幌タワー地下にて目撃。さて、なんと読むでしょう。
『小上がり』ですね。

夫はしばらく『小よがり? 小よがり?』と呟いておりました。


某月某日
夫、ブリュッセルに出張。

のはずが、土壇場で中止に。テレビで見た『小便少女』を撮影することを楽しみにしていた夫、とても残念がる。


某月某日
お台場に『新幹線大爆破』と『奇跡の作戦 キスカ撤退』を観に行く。
これはフジテレビ主催の『お台場冒険王』の一環として、フジテレビ製作の『ローレライ(終戦のローレライ)』の前宣伝を兼ねて、『ローレライ』の樋口真嗣監督、同じく『ローレライ』の亀山千広プロデューサーと一緒に『樋口真嗣監督チョイスの映画を観る』という催しでの上映。
『新幹線大爆破とキスカ撤退を大画面で観て、ついでにナマ樋口真嗣監督とナマ亀山千広プロデューサー拝んじゃぇ』ぐらいの気持ちで行ったのだが、これがえらいことに。

まず『新幹線大爆破』。前説(?)のフジテレビ・笠井アナが『1週間前の時点で前売りが14枚しか売れていなかったので(そのうちの2枚は我が家だ)、今朝のめざましテレビで告知させていただきました』とかで、キャパ100人強の会場は7割の入りなんだが、目の前の席のお嬢さんが予告編(当たり前だが、すべてフジテレビがかかわっている映画)が始まっても大声で笑いながら、しゃべりまくるのに嫌な予感が...(いや、”本編始まってなきゃ、しゃべってもいいじゃん、予告見に来てんじゃないんでしょう。”と言われちゃえばそれっきりだが、我が家の近所の映画館で、ポケモン見に来てる幼稚園児だって、予告編が始まればもう少し小さい声でしゃべるぞ、お嬢さん)

予告編が終わって、これから上映される『新幹線大爆破』の見どころを、樋口真嗣監督と亀山千広プロデューサーと笠井アナの3人が語る。ご存知のかたはご存知だろうが、この映画、当時の東映がものすごい勢いで作った映画で、国鉄(JR)の協力も得られずに作った(昔は、ゴジラ映画やパニック映画で、自分の会社の看板がついたビルを壊されただけで『縁起でもない』と怒鳴り込む会社が多かったとか)もんで、細かい突っ込みどころ満載の映画なのだが、そういう突っ込みどころ(ようするに隙)なんかどうでもよくなるぐらい面白い映画なのだ(小学生の頃、山本圭さんのファンだった私が、山本圭さん目当てで見初めて、最後にはのめり込んで見ていたぐらい)。

見どころを語る御三方の語りも、この映画への愛があふれるものだった(突っ込みもたくさんあったが、愛ゆえの突っ込みばっかりだった)のだが、朝の番組を見ていらしただろう(そして、多分この映画を初めて見るのだろう)方々はどうも、この語りを聞いて『これは笑うための映画だ』『バカ映画だ』と認識してしまったようだ(いったい、朝の番組ではどういう宣伝の仕方をしたんだろう?)。

もうこのあとの『新幹線大爆破』本編では、『本当にそこが可笑しいところか? 理由を聞かせてみ?』と言いたいところで観客の大爆笑が起きる、どんなコメディ映画も顔負けの、『どっかでADが台本持った右手を回して”笑え”って指示してる?』とあたりを見渡したくなるような、『なんかここは笑うとこらしいから、笑っとけ、ちょっとヘンだから笑っとけ』と皆が思い込んでいるような、爆笑あふれる場所へと陥ってしまいました(『少林サッカー』を見に行った時でさえ、みんなこんなに笑ってなかったぞ)。

一例を挙げると、爆弾をしかけられて止まれなくなった新幹線の車内から公衆電話をかけようとする人々が長蛇の列をつくっているところで割り込みをかまそうとしたオジさんが、激怒した他の人からタコ殴りにされる場面で爆笑するんですよね。まんま最近のバラエティ番組のノリ。

ああん、そうならそうと最初から『新幹線大爆破、大爆笑鑑賞会』とでも銘打ってくだされば行かなかったのにぃ。

それより観客の皆さん、山本圭さん扮する全共闘崩れのセリフ、『俺か。俺はどっか革命が成功した国に行きたいなぁ』になぜウケない? あれだけどうでもいい場面で大声で笑ってOKなら、そしてそれを『アメリカンなB級映画鑑賞法を実践している自分』として肯定しているなら、圭さんのこのセリフには『ない、ない!!』と突っ込んでほしかったぞ。そして最後に出てきた健さんちのクソガキに『引っ込めクソガキ!!てめえは黙ってろ!!』ぐらい叫んでほしかったなぁ。そしたら楽しかったのになぁ。

次の『キスカ撤退』は上映前の御三方の語りが特撮がらみ中心だったせいか、みなさん静かに鑑賞。白黒のうえ、ドンパチも殆どないからか、居眠り、途中退席するかた多し。

いまだにアッツ玉砕とキスカ撤退がごっちゃになる私ですが、昔、我が家にあった別冊毎日グラフ(多分)で読んだ記憶があるキスカ撤退(あと、覚えているのが『総員起し』で有名な潜水艦の話)。ああ、なるほどこんな話なんだぁ、と再確認。

それより何より、『ローレライ』の予告編の後で観ると、『キスカ』の俳優さん達の軍服が似合ってること似合ってること。戦争が終わってまだ20年、衣装を作る人も、着る俳優さんも、リアルな記憶のもとに作ったり着こなしているせいなんだろうなぁ。マニアのかた向けには、髭面熊さんのセーラー服姿などもあり。

あと、私の中では主役級の俳優さん(佐藤允とか久保明)が、あっさり死んじゃうのが新鮮でしたね。最近の映画は主役級の俳優さんがたくさん出ていると(というか、最近そういうグランドホテルな映画ってあまり無いですね)、思いっきりな見せ場で死ぬか、最後まで生き残りますよね。やっぱり、高い出演料を出したからにはモト取んなきゃ、と思うようになったんでしょうか? あと、三船敏郎や田崎潤、藤田進なんかがいると、やっぱり作戦会議や艦橋がぐっとしまりますね。

翌日、姉に『”キスカ撤退”見に行った』といったところ、『ああ、三船敏郎が出てたやつでしょ』とあっさり言われちゃいました。さすが、小学生で『紫電改の鷹』読破したつわものだ。

余談ですが、昔、殺虫剤に『キスカ』っていうのがありましたよね。あれ、『霧のキスカ島』からきている、と聞いたんですが本当なんでしょうか?


某月某日
ベンチャーズを見に行く。

昔、田舎の方に住んでいた頃、近所の文化会館に来たので夫に『見に行こうよぅ』と言われたのだが、『今更ベンチャーズ〜? 毎年来るんでしょう』と言って行かなかったのだ。

なんて言ってるうちにオリジナルメンバーが一人鬼籍入り。夫に恨まれる。『ああっ、もう! 死んじゃったじゃない!! もうベンチャーズはベンチャーズじゃなくなった〜、ツェッペリンみたいに解散しちゃうかも〜』と、夫、大嘆き。

ところがベンチャーズは解散せず、鬼籍に入ったドラムのかたの後は二代目が襲名(つまり息子さんが後を継いだ)。今回、また近所にいらしたのを機会に、夫、ぴあ会員になってまでチケット購入。曰く『オリジナルメンバーが一人でも多いうちに』とのこと。

で、当日。会場はやはり年配のお客様多し(しかもアロハ着用率高し)。そしてベンチャーズはなんと、バージョンアップしてましたよ〜 二代目のドラム凄かったです(ハッピとうちわ装着の熱心なファンのかたもついていた)。テケテケのおっさんも健在だったし。

これは、会場で買った結成45周年記念ストラップ。なんと夫とペア...

そういえば、入場前に会場裏手の搬入口前を通ったところ、機材運搬用のトラック(多分)が停まってたんですけど、運転席に洗濯物が大量に干してありました。なんか、生活感というか『洗濯物をきちんと乾かす時間もないぐらい、日本全国、寸暇を惜しまず回ってるんだなぁ。なんか、これこそ本当の旅から旅への全国ツアーだなぁ』と思っちゃいました。

どうぞ、これからも日本の夏の風物詩として頑張ってくださいませ。

次にどなたかが鬼籍に入られたら、やはりその方の息子さんが後を継いで、それを繰り返していくうちに全員が二代目、三代目になっても、それでもベンチャーズはベンチャーズであり続けるんじゃないでしょうか。

半年ぐらい前のNHKアーカイブスで、25年ちょっと前のキッスの武道館ライブをやった時、大槻ケンジが『ここまで長くやったら、伝統芸能として保存してほしい。二代目ジーン・シモンズとか』と言ってたけど、やっぱりそういう保存に値するのは(キッスも値するけど)何といってもベンチャーズでしょう。


某月某日
ベンチャーズとは別に、もうひとつ夫は生で見たいものがあったのだ。昔から、さんざん見たい見たいと言ってたけど無視していたのだ。

そ・れ・は・サーカス!!

私らが幼かった頃、子供に対する親の二大脅し文句、『あんたなんて、橋の下から拾ってきたんだから(6歳下の妹の頃には『お前は中央マートで拾ってきたんだから』に進化していた)』と『そんなに夜遅くまで遊んでいると、人攫いに攫われてサーカスに売られちゃうんだから』のサーカスである。(いや、今、考えてみるとサーカスに売られたほうが良かったんじゃないかなぁ〜とか思ったりもするボヘミアンな私。いや、その前におまえ体硬いし、エンターティナーな性格じゃないだろ。)

なんか、夫、凄くあこがれていた模様。気がついたらボリショイサーカスのチケットをゲットしていた。

この暑いのに会場は体育館... いや、最近は知りませんが、ワタクシが学生だった頃は体育館っていうのは冷房がなくて、ゆえに部活で卓球部やバトミントン部は他部の部員から恨まれていたものです(卓球のタマやバドミントンのシャトルは風に弱いので、練習するときは真夏でも窓閉めるんですよね)。

小学校の時なんて、下の学年では教室が足りなくて体育館を区切って教室にしてたんですが、体育館がガラス張りの上に窓が少なくて風通しが悪かったもんで、新たに扇風機が設置されてました。あれ、中にいた子たちどうだったんだろう? 大嫌いな体育が雨の日は潰れるんで私は嬉しかったんですが。

あと酷暑の教室といえばプレハブ校舎でしたね。工事現場の飯場の建物みたいなの。これは経験があるんですが、扇風機があっても夏は暑いし、冬は寒いわで、多分体育館よりひどかったと思う。

などと昔を思い出しつつ入場。よかった。座席はパイプ椅子だけど。冷房は効いてる...

購入したパンフレットを見ると。
おおっ、これはどうみても『小熊のミーシャ』。

こんなところで稼いでいるとは...モスクワ五輪では稼げなかった分をこんなところで回収しているのか?

開演前に、猫、犬、熊(口輪はめられてて、首輪ついてるとはいえ、生熊!!)を連れた団員と一緒に生写真が撮れる(ポラロイド、1枚千円)のだが、夫は猫といっしょのロシア美女(無駄に露出の多い黒ドレス姿で登場)に目が釘付け。『恥ずかしいのは一瞬、思い出は一生だよ』と記念撮影を薦めるが、尻込みして撮らず。ちっ、軟弱者め!!

演目はそれぞれがそれなりにハイレベルで、ボリショイサーカスの歴史と伝統を感じさせる重厚なものばかりでした。

ところが、最後の演目がすべての印象を吹き飛ばしてしまいました。その、最後の演目がこれ(画像はパンフレットから)。

クルージング(というかレザーっぽい衣装のマッチョ)なお兄様、おじ様と、ボンデージなおねぇ様(ちょっと、おば様入りかけ)がハードなブランコ乗りを披露してくださいます。
とくに、このKGBの暗殺者のようなおねぇ様が冷血ロシア人テイストで、表情微動だにせず素敵(でも、開演前に会場を回ってパンフレット売ってる時は、悪役女子プロレスラー化粧でニコニコしてたなぁ。あっ、このサーカス、一人で何役もやってて、これに出ていたマッチョなお兄さん達が空中ブランコの設営してるのなんかも見ることができて、とってもお徳。なので、パンフレット買うときは、気に入った演目出演者から帰り際に買うのもよろしいかと。してもらえるかどうかはわかりませんが、ついでにサインなんかをお願いするのもいいかもしれませんね。でも、このパンフレットちょっと中がすかすかなんで、もうちょっと充実した内容にして欲しいです)。
KGBテイストなマッチョおば様好きの夫、腰砕け...

それから、ほとんどの演目ではBGMは事前に録音しているものを流すのだが、動物出し物の時は、楽団(といっても4人しかいない)がナマで動物の動きに音をあわせていく。そのさまは(いくら動物達が訓練されているとはいえ、思い通りに動かないのは生ものゆえ)まるで『トムとジェリー』のBGMのような職人技。

いや、いいものを見せていただきました。


某月某日
夫、このたびはハワイに出張。

なんかの冗談? ハワイに出張なんて! ハワイってリゾートじゃん。観光業界ならともかく、アンタの勤め先はIT企業(?)なのに?

数々の疑惑を妻に残し、夫ハワイに旅立つ... 私もまだ行ったことないのに...(ところで海外の行った先・住んだ日数でヒエラルキーをつくったら、ハワイ香港未経験、アメリカ在住2年弱という私は一体どこらへんのカーストなんでしょうか?英語喋れないんですけど。て、いうか、私、ピッツバーグ2年弱在住も、神奈川県のはずれの某市2年弱在住も、ぜんぜん変わんないなぁ、と思うんですけど。う〜ん、英語ペラペラになってたら変わってたのかなぁ、この印象...)

どうも、夫の海外出張の半分を占める某業界団体の会議場所選定担当者の頭ん中は、『リゾートで楽しく会議しよう』がコンセプトのようだ。マイアミやサンディエゴ、そして夫は行かなかったがソルトレークシティ(会議の合間にスキーするつもりだったらしい、奴らは)行きも、そのつながりだったらしい。

そして、今回ついにアメリカ人にとって究極のリゾート(本土から遠いもんね、特に東海岸からだと日本からよりずっと遠い)、ハワイが開催地に選ばれた模様。

夫、お気に入りのアメリカン航空はハワイに飛んでなくて大不満。乗ったのは夏休み突入直前のJALのリゾッチャ。『スッチーさんの仕切りでビンゴ大会が始まった時には何事かと思った』そうです。えっ、機内でビンゴ大会なんてするんですか?

ああっ、ホテルがオーシャンフロントでラナイ付きで、いきなりリゾートだよ、ここ。かつて田中角栄とニクソンの会談場所にもなったという由緒正しきホテルらしい。

アメリカ人の参加者はほとんど家族連れ。ちゃっかり新婚旅行にしている熟年再婚カップルもいたそうな。

バスルームにはなぜか、こんな注意書きが...(さすがハワイ、日本語併記)

て、いうか、なぜ『床』に読み仮名が...? 『とこ』と読む人がいるかもしれないと心配してのことか?

それと、このホテルはホノルルからクルマで1時間以上もかかるような辺鄙なところにある本当のリゾート(ショッピングなどより、ゴルフや海をのんびり楽しむ)ホテルだったそうで、ホテルからもらったというお薦めリゾートプランには、何も知らない日本人がビックリするようなものが...

えっ? 忍者かい? 忍者がここに泊まるんかい? という、いかしたリゾートプラン。

どうやってハイキングするのかなぁ... 横浜港から、ハワイはカエナ岬まで...(いや、日系移民が名付けたヨコハマ湾という場所がハワイにあるんですよ本当は)

ゴルフをしない夫は『日本人なのに』と珍しがられたらしい。かといってウォータースポーツが好きなわけでもないしで、会議の合間にはすることがなくて、ぼーっと海ばかり見ていたそうだ。いや、これこそ本当のリゾートの過ごし方?

ところで、夫が子供の頃の三大『都会を感じさせるもの』は、『子供が中に入れるくらいの大きな土管のある空き地(ウルトラマンのガヴァドンに出てきたあれですね)』と、『寿司折をぶら下げた酔っ払いサラリーマン』、そして『ポリネシアンショー見ながら食事をするレストラン』(キィハンターで千葉真一や、敵対する悪者が食事しながら密談するとこ。今考えるとあれ、東京じゃなくて、千葉の行川アイランドだったのでは? フラミンゴもよく映ってたし。と夫に言ったところ、『でも、あれに都会を強烈に感じたの!!』とのこと)だったそうだ。

前の2つはともかく(都会にやって来て、今や実際にはそんなものは滅多にないということがやっとわかったらしい)、ポリネシアンショーを見ながら食事したいという気持ちはいまだに持っているようで、今年の夏休みは『常磐ハワイアンセンター(正しくはスパリゾート・ハワイアンズ)行こうか』とまで思いつめていたのだが、泊りがけだと半端に高くて半端に遠いので断念(で、九州なのか?)。『ネズミーランドにも確かポリネシアンショーの見れるレストランがあるよ(今もあるんでしたっけ?)』と提案したものの『いかがわしいおっさんのグループや、ご飯ついでに観に来てる、まったりしたご家族連れがいなきゃ嫌』とのことで夫、拒否(いや、常磐ハワイアンセンターにいかがわしい団体がいるというわけじゃありませんが)。

ところが、なんと会議最終日にホテルの中庭で開かれた打ち上げパーティーで、夫の長年の夢は叶えられることになったのだ。

 
魅惑のポリネシアンショー・IN・ハワイ。

で、このショー、観光地にありがちな『お客様もご一緒に!!』タイムももちろんあって、それに引きずり出されたのが、この業界の大物、I社の某氏。

 
この後ろの三人のおっさん達のうちの一人がそうなんだそうです(あとの二人も、業界ではそれなりに有名な人らしい)。

『エロイカより愛をこめて』の少佐のチロリアンダンスみたいに、『某ホテルの写真コーナーは、世界各国のIT関係者の見学名所になるだろう』だそうです。

で、帰りの飛行機に乗る日、IT業界人のはしくれの夫は、空港にレンタカーを返しに行く途中で、重大な観光地を見逃していたことに気づく。そう、かの有名な『この木なんの木』だ。急いで引き返して公園へ向かう。

『この木なんの木』だらけ。夫呆然。もちろん『これが”この木なんの木”です。』なんていう看板もなし。

とそこに、

 
ガイドさんに連れられた日本人観光客が大挙して押し寄せて、一本の木の前で写真をとりまくる。どうも日本人向けの観光スポットになってるようだ。
おかげで無事、特定と撮影に成功。これが『この木なんの木』だそうです。わぁ、コマーシャルのまんまだあ。

実は今回の出張には、夫のひそかな目的があったのだ。『今回は乗り換えがなくて楽だから、荷物が多くてもいいや。ついてはアメリカのショップで気に入ったものを見つけても諦めていたリージョン1のDVDを観るためのプレイヤーを買おう』と(なぜ、その労力を妻へのお土産に割かんのだ)。

で、やって来たのがこれ。

 
北米版プレステ2。

説明書は英語とフランス語とスペイン語の3カ国語併記。

『いや、ポータブルプレイヤーは高いし、安いプレイヤーは持って帰るには大きいんでこれにした』とのことです。我が家には日本版のプレステ2すらないのに(と、言っていたら、そのあと日本版も買いやがりました。『周辺機器は共通らしいから』とDVD用リモコンまで。あっ、そういえば北米版で試してないやこのリモコン)。

夫、うきうきとアメリカアマゾンでなにやら買っていたようだが、あんまり邪魔なので(結構コンセント口がある家なのに、もうコンセント口に空きが無いので、電源ケーブルが生活動線上にあって大変危険。PS2にとって、な)、キャリングケース(ダンボールは現地で捨ててこれに入れて帰ってきた)にしまったところ、不精者めはDVD見ていない模様。

それと、画像だけのお土産ですが、これがかの有名な『アロハ納豆』だそうです。

『検疫でひっかかるかもしれないから、持って帰ってこなかったよ』というので、『で、中身はどうしたの?』と聞いたところ、『あんな、人間の食べ物じゃないもの、トイレに流した』とのことです。

この罰当たりめが!! ハワイの農業従事者の方に謝りなさい。食べ物を粗末にするんじゃない。


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