日本の歩き方

外来語


夫の発案でしぶしぶ旅行したフィンランドで買った、高校生向けの英語の教科書から。9月からの新学年開始に向けて書店で山積みになっていた現役バリバリの教科書です。

Quoted from P.34, "English Update Highlights Course 4", WS Bookwell OY, Finland, 2002.

日本人は、よく英語を外来語として取り入れます。しかし、元の音を正確に発音できなくて「ジャプリッシュ」と呼ばれるものになってしまうことが、よくあります。その例をいくつか挙げましたので、いったい何を指しているのか、当ててみましょう。答えはページの右側にあります。

1 terebijon setto てれびじょん・せっとぉ
2 makudonaru まくどなる
3 orenji jiusu おれんじ・じうす
4 nekutai ねくたい
5 depato でぱとぉ
6 hotto doggu ほっとぉ・どっぐぅ
7 pasokon ぱそこん
8 shoppingu sentaa しょっぴんぐぅ・せんたあ
 

(答え)
1 television set
2 MacDonald's または マクドナルドで食事すること
3 orange juice
4 necktie = tie
5 department store
6 hot dog
7 personal computer
8 shopping center

(訳:ピンキィ君の夫)

2、3を除いて、『どこが”ジャプリッシュ”なの?』と首をひねっていたら、夫に『発音が全然違うでしょ!! 何のためにベルリッツ行ったんだ!!』と怒られちゃいました。ふん、アメリカに2年住んでてもヤル気の無いやつぁ、この程度ですよ〜だ。

というのはさておき、『ね、ね、マクドナル〜(↑)?』とか言っている女子高生、私の近辺では見たことないです。大体は『マック行く〜(または、する〜)?』と言っているような。う〜ん、どこかで使われているんでしょうか、『マクドナル〜(↑)?』。

しかし、日本人には些細な差に思えるこの発音の違い、やっぱり向こうの人には大きいようです。夫も、何回か発音直されてたしなぁ。

なので、日本テレビの『速歌!歌の大辞テン!!』様、『当時流行った洋楽ランキング』の時に、英語の歌詞にカタカナで読み仮名振るのは、ちょっとやめれ。ああいうので70年代〜80年代のいったい何人のロッカー少年・少女が人生(というか英語の発音)を狂わされたことか。英語の歌詞だけ表示するか、超絶技巧な日本語訳を出していただいた方がよほど勉強になると思います。

昔の映画の歌のシーンには、思わず原詞を知りたくてサントラ買っちゃうほど好い訳詞がついてることがあったんですよ(で、原詞を読んで、あまりのつまらなさにびっくりすることもたびたび)。

最近、その思い出の訳詞を見たくてDVD見たり、テレビを見たりするんですが、権利の関係かなにかで、違う訳になってたりしてがっかりすることが多いです(まぁ、記憶が嘘をついてる可能性もありますが。あっ、でもこの前、ピンクレディーの『モンスター』の歌詞では私、勝利しました。私が『夜は色っぽく更けて』と歌っていたら夫に『なんで夜が色っぽく更けるんだ、色濃くだろう』と直され続けていたんですが、『大辞テン』で私が正しいことが判明。負けず嫌いの夫は『当時の阿久悠、売れっ子だからやりたい放題だったんだな』と減らず口を叩いておりました。ふふっ、当時の中坊必須教養として歌いながら踊っていた私にかなうわけ無いんだよ〜ん)。

自分の中の記憶に残っていて未だに本当か嘘か確認が取れないのが『昔、テレビ放映時(吹き替え版)にHAL9000が”メリーさんの羊”を歌っていた』というのなんですよ、う〜ん、ちゃんとデイジーを歌っていたのに私の記憶が塗り替えたのか、そこんとこが不明なんで、誰かぱしっと『吹き替え版でもHALは昔からデイジーを歌っていた』といってくださると、すきっとするんですが...

で、上のジャプリッシュ問題だけじゃなくて、実はこの教科書、ひとつの章まるごとが日本モノでした。

Quoted from P.30, "English Update Highlights Course 4", WS Bookwell OY, Finland, 2002.

第3課 日本に行ったら

はじめに


日本には、長い歴史の中で洗練された文化があります。また、伝統的な生活習慣は文学的・芸術的で、とても秩序正しい社会をかたちづくっています。日本は現代においても、伝統的な美意識や習慣を維持しつづけていますが、変化している部分もたくさんあります。
日本と聞いて何を思い浮かべますか? 友達といっしょに、思いつくままに挙げてみましょう。


日本語の言葉の中には、世界中に広まったものがあります。
友達と話し合いながら、次に挙げた言葉と、その意味を結んでみましょう。

1 盆栽 A お別れの挨拶
2 布団 B 3行・17音から成る短詩
3 芸者 C 米からつくった醸造酒
4 俳句 D 男性を楽しませるための訓練をつみ洗練された女性
5 ハラキリ(切腹) E 鉢の中で育てた小さな木
6 神風 F 生の魚と米の料理
7 カラオケ G 儀式的な自殺
8 着物 H 録音された伴奏にあわせて歌うこと
9 I 必要なら死をも辞さない向こう見ずなパイロット
10 さよなら J 敷いて低いベッドにできる日本式マットレス
11 寿司 K 家庭やスポーツイベント(空手など)で使われるマット
12 L 日本の衣装

他にいくつ日本の言葉(格闘技、他のスポーツ、趣味など)を知っていますか?

(訳:ピンキィ君の夫)

世界中に広まった単語といえば、まぁ、どれも確かにそうなんですけど、一番新しいのがカラオケっていうのがなんとも...

まぁ、私たちもフィンランドのことはほとんど知らなくて、ノルウェーやスウェーデンなんかとごっちゃっになってたりしますけどね(だから、写真がチョゴリのお嬢さんでも、まぁ、許してあげましょう。色合いからして巫女さんと間違えたのか?)。

でも、Gは身もふたもないなぁ。いや、自殺って強要されるもんじゃないでしょう。でも、腹切りって結構強要される場合が多いんですよ。

う〜ん、『神風』も本来の意味とは変わっちゃってますけど、世界的認識ではこういうことでOKですね。

芸者に関しては、なんか判ってらっしゃるなぁ〜、と思っちゃいました。ただ、『楽しませるための訓練』をフィンランドの青少年がどう解釈するかは謎ですけど。

あと、布団と畳の違いはこんな説明で足りるんでしょうか? ちょっと不安。

Fも『ライス・アンド・シーフードのサラダ』を想像されちゃうと嫌だなぁ〜とか思ってたんですが、ヘルシンキのフェリー乗り場近くの屋内マーケットにも寿司屋さんがあった(カウンターの向こうに立っていたのは若いお嬢さんだった。しかし、毛深いおやじに握られるよりは良しとしよう。いや、機械が握ってたかもしれんが...)し、ヘルシンキ最大のデパート、ストックマンのサンドイッチ&お惣菜コーナーにもパック入り寿司セットがあった(なんと助六もあり。というかお稲荷さんと海苔巻のセットのほうが抵抗が少ないか?)し、まぁ、判るか。

Quoted from P.31-32, "English Update Highlights Course 4", WS Bookwell OY, Finland, 2002.

日本の友人、ミヤケ・キョシとは、15年にわたって親しく文通を続けている。彼からの手紙はいつも、一度日本に来ないかという誘いで終わっていた。だから、上司から「日本でカンファレンスがあるんだが、行く気はあるか」と言われたとき、二つ返事で引き受けた。

そして、2年前のキョシの写真を握りしめて成田空港に到着した。やっとのことで彼を見つけたので、ちぎれんばかりに手を振りながら近づき、力の限り彼を抱きしめようとしたら、キョシは一歩あとずさって軽く微笑み、お辞儀をしたのだ。彼が見せたこの少々堅苦しい挨拶は、日本人の行動様式について僕が学んだ最初のことだった。

嬉しいことに、彼は自宅に招いてくれて、僕をクルマで連れていってくれた。東京を自分で動き回るのには、小さな地図と多大な忍耐力が必要だ。しかも日本のタクシー運転手は英語を話したがらない。日本人は誰でも3年以上は英語を勉強するのだが、自分が完璧にできないことはしたがらないのが日本人なんだ、とキョシは説明した。

信号待ちで停車するたびに目についたのが、道端に並ぶ自動販売機だった。酒、コーヒー、ウィスキー、コンドーム、チョコレート、ビール、下着、その他、なんでもありだ。よく冷えたサッポロビールを簡単に買えるのにもかかわらず、酔い潰れた若者の姿は見当たらない。しかも金曜の夜なのに。そう言うと、キョシは、若者はそんなことをしてはならないとされているからだ、と答えた。

交差点を通過するときには、日本人がルールをよく守る人々だと強く感じた。歩行者はみな、信号が青になるまでじっと立って待っているのだ。たとえクルマが来ていないときでも。日本人は、はめを外すときですら、統制がとれている。例えば、毎週日曜日、東京の代々木公園では、肌にぴったりフィットしたレザーパンツをはいたロックバンドが「こんな国のホーリツなんかクソくらえだ!そうは思わねーか? (DO YOU RIKE THE RAWS OF THIS RAND ?)」とか何とか叫んでいる。その隣では10代前半の少女たちの集団が、全員同じ振りで一斉に踊っている。そして彼らは何事もなかったかのように静かに家路につくのだ。

実際、こちらが不安になるぐらい、日本人はみな同質だ。誰もが、何かしらの制服を着ているように見える。ビジネスマンはグレーのスーツを、高校生は紺の学生服を、子供はセーラー服を、タクシー運転手を白手袋を、そして本格的にジョギングしている人々はナイキのスポーツウェアを、必ず身にまとっている。一人一人に、自分が演じる役割が与えられているかのようだ。日本は「国」ではなく、大きな「家族」のようなものだと感じたことは一度ではない。

ミヤケ家の住まいは、西洋と東洋を混ぜた奇妙なカクテルのようだった。ローラ・アシュレイのロゴが付いた布団、畳、アール・グレイの紅茶、障子、マドンナのCD、家庭用小型仏教祭壇、そして、言うまでもなく「てれびじょん・せっとぉ」。キョシの家族は、とても日本的に歓待してくれた。つまり、温かさ・優しさを、フォーマルさと上品さで包んで示してくれたのだ。

日本は男性優位の国だということがすぐにわかった。ある夜、一家と僕が、豪華な寿司が置かれたテーブルについたとき、キョシが「温かいものがないぞ」と言ったら、妻のスエコは嫌な顔ひとつせずにキッチンに立ち、味噌汁をつくり始めたのだ。キョシのグラスが空になると、娘のオツカがすぐにつぐ。スエコもオツカも、聡明で教養ある女性なのに。日本では男性が偉いことになっていることは疑いようがない。男性は扶養者であり、女性はその世話をする存在なのだ。

日本がここまで発展することができた理由は、たぶん単純だ。日本人は、他のどの国の人々よりもよく働き、そして与えられた枠からはみ出そうとはしなかった、それだけのことだ。競争は人生のごく早い時期に始まり、子供たちは2歳か3歳で、お受験予備校に入れられる。ミヤケ家に滞在した間、僕は12歳になる息子のカズを殆ど見かけなかった。カズは学校に行っているか、一科目も気が抜けない次のテストに向けて自室で一心不乱に勉強しているかのどちらかだったからだ。母親のスエコによれば、カズは京大の経済学部を目指しているのだそうだ。

19歳のオツカは、また別のことを考えている。彼女の最大の関心事は、結婚相手を見つけることのようだ。25歳の誕生日が近づいた女性は、「クリスマスケーキ」になることを怖れる。クリスマスケーキは26(日)になると売れなくなるように、25までに結婚できないと、ずっと売れ残ってしまうと本気で心配しているのだ。恋愛結婚の割合は増えているが、友人や親、親戚などから相手を紹介されて結婚するカップルもまだ多い。自分で見つけるにせよ他人から紹介されるにせよ、結婚相手が一日に12時間働き、休日もほとんど取らない人だったとしても、オツカは驚かないだろう。自分の父親がそうなのだから。日本人はみな、他人から期待されている役割を果たすだけなのだ。そう、キョシが上手にこなしているように。

(訳:ピンキィ君の夫)

この主人公、歌舞伎町とか六本木には連れてってもらなかったようです。あのあたりだと結構酔いつぶれてます、若者。

でも、なぜサッポロビール? 日本人が中国には青島ビールしかないと思っているのと同じなんでしようか?

え〜、東京の移動は、日本人でも慣れてないと確かにわかりにくいですね。判っているつもりでも、乗り換えのお気に入りの駅とか固定しちゃうと、新しい路線が出来てそっちの方が早いのに気づくのに3〜4年かかったりしますし。

いまだに女性をクリスマスケーキ扱いです。よっぽど面白かったんでしょうね、この喩え。

て、いうか、オツカってどういう字を書くんでしょう。『乙津花』? もしかして、『別れろ切れろは芸者のときにいう言葉』で有名な『婦系図』のお蔦さんから?

キョシは、たぶんキヨシのことだろうなぁ、と思うんですが、夫がまた『ひょっとしたら』と出してきた仮説が『高浜虚子からとった』説。いや、確かに、今回取り上げた教科書は、ほとんど同じ内容のもの(著者陣もまったく同じ)を2冊買ったうちの1冊で、とりあげなかった方には俳句が紹介されてたりもするんで、著者の一人が俳句に造詣が深くて、ついキョシなんて名前をつけちゃったというのはアリかも。

それから、かいがいしく働く日本女性。これ、お客さん(しかもガイジンさん)が来てるからですよ。キョシさん、あとでスエコさんに殴られてますね、たぶん。

でも最近は逆に、お客さんが来たときだけかいがいしく働いて、『洗練された近代的な夫』を演じるだけの、普段は何にもしない内亭主関白なんかがいて、タチが悪いです。それも姑が来たときにそれをやられた日には、あなた。普段からやり慣れてて、つい、そうしちゃうならともかく、ウラ表なく手伝えよコラ、って感じです。

ついでに言うならカズ君、どうせ京大へ行くなら理学部か医学部目指せよ〜

Quoted from P.33, "English Update Highlights Course 4", WS Bookwell OY, Finland, 2002.

(1)
前ページの長文を参考に、次に挙げた15の文が、それぞれ正しいか間違っているか考えましょう。

1 東京の空港は「成田」と呼ばれている。

2 日本人は自分の感情を表に出したがる。

3 東京は道がわかりにくい。

4 日本人は完璧主義者以外の何者でもない。

5 若者は年配者よりも乱暴に振る舞うことが多い。

6 都会のドライバーにとって歩行者は恐怖の的だ。

7 旅行に来ただけの人でも、日本のビジネスマンやタクシー運転手は服装で見分けられる。

8 日本の社会は、人々が自分の役割をよく意識しながら、共同して運営されている。

9 日本人は、外国の影響を受けることに抵抗がない。

10 日本人は親切で思いやりにあふれているが、他人と距離をおきたがる。

11 日本の女性は、保守的な人々が考える「女性の役割」に反逆している。

12 日本人は競争社会を生きており、とてもよく働く。

13 学校は、実社会ほど競争的ではない。

14 女性は25歳になるまで結婚しない。

15 日本人はまとまった休暇をほとんど取らない。

(訳:ピンキィ君の夫)

これ、解答が載ってないんです。

もうちょっと読んだら見つかるかもとか思ったんですが、どこまで読んでも見つかりません。一昔前なら(まぁ、一人一人見てたら、はみ出す人は昔からたくさんいますけど、全体として)TRUEだったであろうことも、今やそうじゃないってケースも増えてますしね。

これの正解(だと著者さんたちが思っているもの)知りたいなぁ。それとも、生徒が答えたのに対して、教師が『本当に今でもそうなのか?』と議論する取っ掛かりにしてたりして。

Quoted from P.34-35, "English Update Highlights Course 4", WS Bookwell OY, Finland, 2002.

(2)
「はじめに」で、「日本」と聞いて思い浮かべるものをリストアップしましたが、ここまでの文章を読むことで、日本と日本人について新しいことをたくさん学んだことと思います。日本人の性格や習慣について、私たちと比べながら、友達といっしょに話し合ってみましょう。日本人の考え方は、私たちとどう違いますか?

テキストに書いてある日本像には当てはまらないことを何か知っていますか?

(3)
日本人は、よく英語を外来語として取り入れます。しかし、元の音を正確に発音できなくて「ジャプリッシュ」と呼ばれるものになってしまうことが、よくあります。その例をいくつか挙げましたので、いったい何を指しているのか、当ててみましょう。答えはページの右側にあります。

1 terebijon setto てれびじょん・せっとぉ
2 makudonaru まくどなる
3 orenji jiusu おれんじ・じうす
4 nekutai ねくたい
5 depato でぱとぉ
6 hotto doggu ほっとぉ・どっぐぅ
7 pasokon ぱそこん
8 shoppingu sentaa しょっぴんぐぅ・せんたあ
 

(答え)
1 television set
2 MacDonald's または マクドナルドで食事すること
3 orange juice
4 necktie = tie
5 department store
6 hot dog
7 personal computer
8 shopping center

(4)
空欄を埋めましょう。

東京での ___ に派遣されることになり、日本の友人キョシを ___ したいという数年越しの思いが、やっと叶った。

最後に会ってから何年も経っていたので、キョシの顔が分かるか不安だったが、なんとか成田の人ごみの中で ___ できた。そのとき僕はいきなり ___ について学ぶことに ___ のだ。つまり、 ___ せず、微笑んでお辞儀をするということを。日本人は感情を ___ ということは知っていたが、 ___ を隠すなんて、日本人は人間らしい温かい心に欠けているのだろうかと ___ 。後になって、この ___ は日本人の特性だと分かった。つまり考え方が違うだけなのだ。キョシに ___ たら、キョシは笑って ___ 、日本での経験は君にとってもいい勉強になるだろうと言った。そして、 ___ に初めてヨーロッパに行った時に同じことを感じたとも付け加えた。

一番大きな違いは、日本人のものすごい ___ だと思う。人生の、信じられないぐらい早い時期に始まるのだ。 ___ であるカズは長い時間を学校で過ごし、家でも ___ するだけだった。父親達は ___ 働き、 ___ し、短い休日しかとらない。高度に組織化されている日本社会でストレスが ___ ても驚くには値しない。

(訳:ピンキィ君の夫)

さぁ、では空欄を埋めてみましょう。
東京での 日本人支店長のハラキリによる欠員補充 に派遣されることになり、日本の友人キョシを 篭絡 したいという数年越しの思いが、やっと叶った。

最後に会ってから何年も経っていたので、キョシの顔が分かるか不安だったが、なんとか成田の人ごみの中で 2人の思い出の歌を歌ってキョシに見つけてもらうことが できた。そのとき僕はいきなり カラオケ について学ぶことに なった のだ。つまり、 いきなり歌いだしたり せず、微笑んでお辞儀をするということを。日本人は感情を ハイクにしたためる ということは知っていたが、 を隠すなんて、日本人は人間らしい温かい心に欠けているのだろうかと 寿司屋の玄関で思った 。後になって、この 人の靴を隠したり、人の靴に手紙を入れたりするの は日本人の特性だと分かった。つまり考え方が違うだけなのだ。キョシに どうしてそんなことをするのかと尋ね たら、キョシは笑って 好きな人にはこうしてしまうんだ 、日本での経験は君にとってもいい勉強になるだろうと言った。そして、 ボンサイの売り込み に初めてヨーロッパに行った時に同じことを感じたとも付け加えた。

一番大きな違いは、日本人のものすごい カラテ修行 だと思う。人生の、信じられないぐらい早い時期に始まるのだ。 カラテファイターの卵 であるカズは長い時間を学校で過ごし、家でも カワラ割りを するだけだった。父親達は サケを飲む為に 働き、 ゲイシャ遊びを し、短い休日しかとらない。高度に組織化されている日本社会でストレスが 男をだめにし ても驚くには値しない。

すみません、あまり面白くないです。

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