日々是口実 2001年10月〜12月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
ニキシー管マニアの夫は、ちょっと前から『あるもの』を欲しがっていた。

ずーっと、ずーっと、欲しかったのだ。でも、妻に言うたんびに、こう拒否されていたのだ『広〜いおうちを買ったら誰かに新築祝いで買ってもらえば? いろんなものであふれている狭いこの家のどこにそんな壊れ易いものを置いとくつもり? すぐ”ドンガラガッシャーン”と壊すよ』と。

しかし、夫は稼ぎ頭である。妻の言うことなんざ馬耳東風、平気の平左である。私は神だ間違いはない。誤って物を壊すなんぞ素人がやることだ。私はパソコンをはじめありとあらゆる壊れ易いものを扱ってきたが平気だったのだ。

というわけで、ある日、夫は意気揚揚とお目当ての物を突然買ってきた。これだ!!

ずいぶん簡単な箱に入ったニキシー時計
パッケージをちょっと見ただけではわからない(英語がわかるかたは別)が、ニキシー管時計だ。

どうだ!これぞ男のロマン、横で妻が『こんな剥き出しだとすぐ壊れちゃうね、それに味も素っ気もない時計だねぇ、謎の研究所の工学博士がちょちょいっと作った感じだね、なんかアクリル板かなにかでカバー作ったら〜?』なぞとほざいているが、このそっけなさこそがいいのではないか! これぞ、機能美、これぞニキシー管だぁ!! さぁ、出でよ!! 秋葉原ヤマギワリビナ館で3万円で買った我がニキシー管時計よ! その輝きで妻をひれ伏させるのだ。そして、妻に一言『まぁ、美しいニキシー管の輝き〜、参りましたぁ〜』と言わせるのだぁ〜。あ〜っっっ!! ドンガラガッシャ〜ン

1本欠けた...
と、いうことで妻の忠告を無視した報いとして、見事ニキシー管時計は登場と同時にその機能の1/6を失ったのでした(秒表示の一桁目だったのがせめてもの救いか)。

私がこれの完全な姿を見たのは、夫の膝の上をこれが滑っていく一瞬だけでした。

かつての CPUアクセラレーター に続き、妻の呪いは見事にその威力を発揮したのでした。

『しばらく話しかけないで、ああっ、短い間だったけど夢をありがとう。このパッケージがいけないんだ、箱から出した瞬間に落としやすいこのパッケージが』と、あいかわらず夫は自分に責任が一ミリもあるとは思っていない様子。こういう人に神は次々と試練を与えたもうている(ような気がする)。

一応光るし使えるじゃん
で、これが電源を入れた姿。

暗闇で見た姿は、まぁ、いいが、明るい場所でのインテリアには全然そぐわない。夫はいつか手に入れるであろう自分の部屋に飾るまで封印することにしたようだ(中箱がセロテープでぐるぐる巻きになって、まさに『封印』されている)。もし、夫の部屋に飾られるようになったら、絶対、その部屋の掃除はしないつもり。壊したらどんな目にあうことか...

とりあえず、夫は カウンター の画像をこれを写したものに変えて、自分なりに折り合いをつけているようだ。

 
(以前からウチのカウンターの画像はニキシー管でしたが、これまでは こちらのサイト のオーナーさんがお持ちの 測定器 を夫が撮影させていただいたものを使っていました。長らくありがとうございました。)

某月某日
軽〜い気持ちで歯医者に行ったところ、思いのほか長期通院する羽目に。

最初は『治療が必要な歯は一本ですね〜』とか言ってたくせに、どんどん治療が必要な歯が増えていったのだ。そのくせ『ここ治しましょう』と言った歯が治療されずに終わったり。次は違う歯医者に代えようと決心。

で、そこの歯医者で『健康な歯(といってもかなりガタがきている模様)に良くないから』と、親知らずを抜くことを薦められる。まぁ、これは自分でも気になっていた親知らずなので抜くことに同意する。

紹介されたのは前回と同じ大学病院(歯医者も前回と同じなので、まぁ当たりまえ)。『顔腫れるんで年末年始にかからないよう早めに抜いたほうがいいですよ』と言われたので、紹介状を持ってさっそく大学病院へ。

へっ、前回はあごの関節はすげー痛かったが、腫れなかったもんね、へっちゃらさ。と大学病院の門をくぐる。看護婦さんに呼ばれて診察室(ここの婦長さんはV6病棟の婦長さんのようないかしたキャラクター)に入って診療台に座っていると、やってきた先生がまた強烈なキャラクター。良くいえば『ER』の眼鏡をかけた背の高い坊主頭の先生、悪く言えば髪がぽやぽやと生えた松山千春。第一印象は『マッドデンティスト』。

そばにある機械を指差して、『これで歯を割って抜きます』、『あごの骨を削ります』、『すご〜く、むずかしい生え方してるから時間がかかると思います』、『4、5日寝込む人もいるし、熱が出る人もいるしねぇ』などの説明(いや、これが必要な説明なのは充分承知しておりますが....)を受けながら、『マラソンマン』とか『リトルショップオブホラーズ』とかが頭をよぎる。

とりあえず、お名前を拝見しなくてはと、気を取り直して胸元のIDカードを見ると...この先生がなんかの事件に巻き込まれてこの写真が提供されたら、絶対テレビ局で『えっと、犯人はこっち?』と確認されそうな写り具合。

そしてクラクラする頭に追い討ちをかける一言が『で、入院したほうがいいと思うんだけど、1泊2日。どうする?』。がぁ〜ん、思わず先生と見詰め合う私、そしてしばしの沈黙(15秒経過)の後、『やっぱり、通院にしとこっか』、深くうなずく私。

もしかしてチー様(と勝手に命名)、『この抜歯は止めといたほうがいい』って遠まわしにおっしゃってるの? もしかして、今、通ってる歯医者さんは藪なの? はっきり、『その歯医者、藪で、この親知らずを抜くという判断は間違い』と言えないから遠まわしに教えてくださっているの? はっきりおっしゃって〜!(このときなぜ『やめとく』という選択肢が浮かばなかったのか自分でも不思議)。ふ〜、と遠のきかかった意識でまわりを見回すと、前回お世話になった教授がいた...今日のYシャツはブルーだ。

で、抜歯当日。チー様、黄色い割烹着(手術着ともいう)で登場。そして『恐がらすようなこといってもしようがないけど』とかいいながら、『すご〜く、難しい生え方なんで、抜くのに時間かかりますよ〜』と脅す。

まぁ、それはいい、それはいいけど、看護婦さんとひとの口を覗き込みながら『ほら〜、すごく難しそうでしょう』、『ほんとだぁ〜』と和気あいあいと会話するのだけはやめてくれぇ。(夫いわく、『口の中を覗きこんだ途端黙り込まれるよりいいんじゃないか』とのこと、まぁ、患者を単なる一症例として見るプロフェッショナルな会話と言えば会話だし、あまりにあっけらかんとしてて、かえって緊張感が薄れはする。本当にここの口腔外科はみんなこんな感じだなぁ。よその大学病院はどうなんだろう?)

そして、抜き始めて15分くらい、思いのほか早く歯は抜けた。しかし、チー様は私を脅しつけるのを忘れなかった。『顔は腫れますよ。それとあざが出来てそれがどんどんさがって胸元まで下がっていく人もいます。痛み止めは多めに出しときますね』、『お願いします(痛みに弱いんで、思いっきりたくさん出して、チー様)』、『あっ、でも飲みすぎるとおなか痛くなりますから、我慢できない時にだけ飲んでくださいね』、本当に親切だ、チー様。悲観論者の私にぴったりのお医者様。

そう、最悪の想定をこれだけ聞かして頂ければ、もう心構えはばっちり。寝込んでもいいように食料も買い込んだし、途中で行き倒れになってもいいように献血手帳とタクシー代も持ってきている。まぁ、行き倒れになった場合、診察券をもってるんでここの大学病院に担ぎ込まれる確率は高いが...そして、今日の教授のYシャツはダークブラウンだ。

ところが今回はなんと痛くないのだ。痛み止めなしでご飯が食べられる(ただ、なんか違和感があって、すぐ噛むのが嫌になって沢山は食べられなかった)。いや〜ん、楽勝じゃ〜ん。と、思ったが念のため鏡を見ると。

夫に殴られたぁ・・・みたいに見える
腫れてる〜、親知らず4本抜いて初めて腫れた〜、ひどい〜4回戦ボーイか私。いや、それより亭主に殴られたみたい〜(口の端は切れてるし)。化膿止めを貰った薬局で、おばさんや受付のおねぇさんが気の毒そうにこっちを見た訳だよ。

誤解生まないようにマスク(これもあらかじめ購入済)しなきゃ。ああ、親知らずは冬か春に抜くに限るねぇ。マスク姿が違和感ないもんね(といっても、今年はインフルエンザが流行ってないんでマスク姿の人が少ないが)夏にマスクしてんのなんかシンナー中毒のヤンキーか過激派か暴走族かマイケルジャクソンくらいのもんだからなぁ。

実は上の写真は抜歯後5日目のもの。初日はアザこそなかったものの、おたふく風邪か、片頬分しかひまわりの種を見つけられなかったハムスター状態。

今は、すっかりあざも消えて元通り。このあいだ『まだ、腫れがひかな〜い』と騒いでいたら、夫に『それはもともとあったあごの贅肉』と一言のもとに切って捨てられました。

なぜ腫れたんだろう? 寄る年波? 歯茎思いっきり切ったから? とりあえず、あごの骨ちょっと削られたみたいなんで、いま、私の弱点は顎かも。確か小顔にする整形って顎の骨を削るんじゃなかったっけ? 親知らずでこれだったら、整形で顎の骨削った後ってどうなるんだろう?

砕いて抜いた親不知
で、これがすべての元凶。バラバラになった部分はバキュームされちゃってるんで完品には復元出来ず。

1週間後、抜糸。実は、この麻酔なしの抜糸が一番痛くて、一番恐かった。

チー様と看護婦さんは、相変わらず人の口の中を見ながら『先生、ここ糸残ってるんじゃないですか?』、『あっ、これはね糸じゃなくて○○(よく聞こえなかった)』と和気あいあいとOJTしておられました。

でもって、この日はタダでさえ狭い診療室(ここは山口百恵の『赤いシリーズ』のロケがあったぐらい歴史のある建物なのだ)にインターンがあふれ返っていた。教授はと探すと...コンパクトサイズの教授は白衣を着ていたせいでインターンの群れに紛れ込んでいた。カラーシャツの理由はこれだったのかぁ。



某月某日
パシフィコ横浜で開催されたロボフェスタに行く。

去年の同じような催しの際は、入場するのに半日待ちだったと聞いていたので覚悟して行ったのだが、全く待たずにすんなり入れる。

今回の目玉は階段を降りれるようになったアシモ。それから『バルキリーアイボ』(いや、あちこちでさんざんいわれてますが、”えーっ、変形しないのぉ”というのがやっぱり正直な感想。いや、飛べとはいいませんがやっぱり変形ぐらいはして欲しかったなぁ)などのお馴染み顔ぶれ。(あ、SONYの『パラパラロボ』はいなかったなぁ。なぜ?)

他の展示物の約1/3は『えっ? ここは”おもちゃショー”?』な展示。スーパー部長でおなじみのチューハイロボ(約5万円。このあいだヨドバシカメラで買ってた人がいたぞ)とか。

もう1/3は大学の展示。出しているものはすんごく面白そうなのに、プレゼンテーションがむちゃくちゃ下手(ナレーションも何もなく黙って操作しているだけ)なもので、凄さが伝わってこない。惜しい!!。

ふと横を見ると。とてもリアルな動きのロボットが。体のバランスからすると洋物くさい。

絶対に人に危害を加えないロボット 子ども達に大人気
自分で『ウィーン、ウィーン』といいながら移動したり子供と握手したり。アシモと違って触ったり蹴ったりできるので子供たちに大人気だった。

デモンストレーターのお姉さんいわく、『絶対に人に危害を与えませんので、安心してお子様を近づけさせてあげてくださ〜い』。ロボット三原則機構搭載の高級ロボットのようだ。

で、残りの1/3はというと『介護関係』。その中にあったのがこれ。

おたくテイストな説明パネル
写真ではよく判りませんが看護婦さんが妙に巨乳なのがなんとも。願望丸出しぶりが微笑ましいというか。いや、私も最近は白衣好きなことに気付いちゃったんで人のことはいえませんが(和食、中華系の白衣は今ひとつですが、医療系とかスタンドカラー系がもう)...

そして、ロボットといえばこれ、学天則。

学天則
う〜ん、動かなかったのが残念。これを見ると『私はロボット』の第一エピソードを思い出します。あのロボット(ロビーじゃないほう)は壊れちゃうんですけどね。

今回、一番ウケをとっていたのがこれ。どこかの雑誌に載っていたので、ご存知のかたも多いと思いますが。

メカキャット
予算の足りなさが涙を誘います。『トイストーリー3』あたりに出演出来そうな出来栄え。

こういうイベントへのお出かけなのに夫はデジカメを忘れてくるし、私がバッグに入れていたスチルカメラの中には白黒フィルム。なもので色気のない画像になってしまいました。


某月某日
始まりましたね『009』。

『♪サイ〜ボ〜グ戦士〜』版は全然観てなかったんで、『♪赤〜いマ〜フ〜ラ〜』版(の再々々々放送ぐらい)から20ん年ぶりのブラウン管(そのうちこの言い回しも若者に『どういう意味?』とかいわれるようになっちゃうんだろうなぁ)での再会。

まだ第3話までしか観てませんが、『もしかしてバビル2世のアレは009を盛り上げるためのテレ東の捨石だったのかぁ?』と思う今日この頃(いや、第2話はやっぱりちょっと心配になったが)。

『イワン・ウィスキーじゃなくて、イワン・ウォッカだろ』とか盛り上がっていた中坊の頃の思い出が蘇ります。昔はジョー(ジョウ?)一筋だった小娘も、今や『やっぱハインリッヒかっちょえ〜(エンディングのハインリッヒの絵かっこいい〜、市っつあんみたい〜、欲しい〜)』と思えるオバさんになりました。とりあえず頑張れ00ナンバーおじさんズ。って、よく考えたらいつのまにかハインリッヒより年上じゃん私...

まぁ、オバさんになっちゃったんで、『やっぱ、拉致誘拐勧誘エピソードは時代に合わなさ過ぎだし、海外に輸出する時、抗議が出そうだからむずかしいよな』とか、『ベトナム編はアフガン編になるのか? じゃ、ブラックゴーストは...てなことになるから無理だよなぁ』とか、『今の日本だったら不意の居候にはユニクロ着せるよなぁ』とか色々と余計なチャチャを入れて楽しんでおります。

1年間放送するらしいので、『女ったらしジョーの世界7不思議めぐり』編も入るんじゃないかと、ちょっと不安ですが...

あと、フランソワーズは最終回まで意地悪なフランス娘でいて欲しいなぁ、ジョーのぶら下がりにはなって欲しくないなぁ。無理だろうけど(なんで『プラネテス』キスさせちゃったかなぁ。ただの同僚でいいじゃんか)。

フランソワーズといえば、夫によると某掲示板で『実はイワンはフランソワーズが操っている腹話術人形』という書き込みがあったらしい。影のリーダーはフランソワーズ、そしてそのことは他の誰も知らない。うん、いいなあ。この説、けっこうお気に入り。

島村ジョウ
で、さっそく出てましたガシャポン。

ジョー(やっぱ、かたまり頭の再現はむずかしい)とジェットが出たので、あとはハインリッヒ(武器つきor交換部品で戦闘フォーム再現希望)が出るのを待つだけ。イワンはゆりかご付きでどうかひとつ(フランソワーズは抱っこできるようになってないみたいだし。ああ、『ギルモア博士おんぶバージョン』にするつもりか)。それと、0012とかクビクロを出していただくのもありかと。あと、『天使』とか『墜ちるジョーとジェット』とか『物干し台姉弟』とか。

まぁ、サイボーグといえば私にとっては009なので、このあいだ『ターミネーター2』を観ながら『こいつらサイボーグじゃねぇよなぁ。どう頑張ってもロボットだよなぁ。だって、人間改造してないじゃん』となどとブーたれたりもしています。

余談ですが、ウチの夫が持っている2台のHP200LXは1台がジョー、もう1台がジェットと名づけられています。『両方倍速改造してて、日本で買ったのがジョー、アメリカで買ったのがジェット』なんだそうです。


某月某日
久しぶりに秋葉原に出かけたら、露店(というか路店というか)でこんなものを売ってました
防衛庁備品の銘板
多分、固定資産管理用の銘板。この固定資産の滅却期間は20年ぐらいだったようです。もしかしたら、とうの昔に滅却されていたはずなのに、台帳上で抹殺されたまま、この間のお引越しで意外なところから発掘されたものの銘板かもしれない(よくあることですね)。

昔、私が勤めていた会社では、一時『パソコンの滅却は10年(だったと思う。多分、データエントリー用端末時代からの流れ)』という規則があって、開発部署の人間が『ふざけんな!ここは役所か!』と怒っていたものです(いまは開発部署のでの滅却は早まっている模様。でも、管理部署のパソコンの滅却はいまだに5年ぐらいらしいです)。

電話器につけてみました 拡大
こんな風に貼り付けて、ご家庭のインテリアに花を添えたり、お子様の作られた糸電話に貼り付けて箔をつけたり、トラック野郎無線に貼り付けて摘発逃れにもご利用いただけるかと(かえって怒られる可能性大だが。その前にあの無線って摘発されてるの?)。

ところで、この銘板を売っていたお店(このテの防衛庁グッズを路上に並べただけ)で見かけたお客さん、店のお兄さんに『この中でレア物ってどれですか?』と訊いていたが、それは自分で見極めて選ぶべきだと思うぞ。人に『レア物』とかいわれて飛びついても、やっぱり自分で気に入らないものは持っててもしょうがないような気がするし、転売するにしても『これを手に入れた某所でレア物と言われた』じゃあ説得力が弱いような気がするんだがなぁ。まぁ、それでいいならいいんだけど。

私も実はこの前『チョコラザウルス』の白ティラノというのをひきあてて、『なんだよ、このティラノザウルス。塗り間違いかぁ? それとも生物学的見直しのもとに判明した”正しいティラノザウルス”なのかぁ?』とむかついて、チョコラザウルスを買うのをやめちゃったんですが(本当は骨格標本が欲しかった)、後になって実はそれが『シークレットアイテム』だと知って、ちょっと複雑な気持ちになったもんで。

う〜ん、レア物(出現率がどれくらいだか知らないが)を持っているのは正直嬉しいが、白ティラノには愛着ないんだよなぁ。これって、なんかブランド品集めしてるお嬢さん達の心理とも似通っているものがあるような気もするなぁ(私は違うというかたも多いと思いますが)。

チョコエッグで盲導犬(これもシークレットアイテム)が出たときも、ハーネスがついてて凝ったつくりだったので、結構うれしかったんですけど、私の頭の中の順位ではセキセイインコのブルー、イエロー、ランチュウの赤の次ぐらいでしかないんですよねぇ。

で、『この盲導犬にそりでも牽かして”今日の1枚”のネタ作りを』とか思ってるのがなんというか。


某月某日
姪の運動会へ行く。

公立幼稚園の国際化の波は著しいと聞いてはいたが、ちらほらと異国の言葉が聞こえてくる情景にはビックリ。ジョージ・クルーニーそっくりのお父さん(イタリア人らしい)とか、中東系のお父さんとか。

こりゃ、このまま公立コースを進めば労せずして『インターナショナルスクール』の生徒かぁ、とも思わせるものがある。いや、世のおかぁさま達が考える”インターナショナル”とはちょっと違うかもしれないが、これはこれで、学校側がちゃんと対応すれば、ある意味りっぱな国際感覚が養えると思えるんだが。

それよりも、同じお遊戯を2度やって、2度目は『撮影タイム(お遊戯をやっているフィールド内にお父さんお母さんが入り込んで撮影していい)』に当てられていたのには笑った。


某月某日
小田急の『ファミリー鉄道展』へ行く。

去年行ったときに食べた『ジャンボ串焼き』を夫がいたく気に入り、『今年も食べたい』というので出かけることにした。

去年よりすごい人出のうえ、歩く鉄道辞典やら、壊れた鉄道博物館の説明装置、ただの売り子のおじさんとこんにゃく問答を繰り広げる修行僧などがいて大変な賑わい。

鉄道やバスの部品、鉄道グッズを即売している他に、食べ物、飲み物の出店がたくさん出ているのまではわかるが、なぜか植木を売っていて、またそれがけっこう売れていたのがちょっと不思議(登山鉄道のテントだったので高山植物なのかも?)。

で、昼時には駅員さん達が相談したように『ロマンスカー弁当』を持って休憩に入っていたのも不思議(支給品なのか? それともロマンスカー弁当って美味しいのか?)。

小田急のロマンスカー・ファスナーアクセサリーが可愛いかったので買おうとしたところ、ふと下のほうに張ってある張り紙に気がつく。『ロマンスカーの制服販売いたします。値段は応相談』。車内販売員の制服を売っているらしい。よく見ると売り子さんが着ているのが、まさしくそれ。で、思わず『制服っていくらなんですか』と聞くと『8000円でおわけしております』とのこと。『売れました?』『はい、4着売れました。今、追加を取りに行ってるんですよ、サイズも色々ございますので、是非』『あ、いや、いいです』。本当はどんな人が買ったのかも聞きたかったです。

で、夫が買ってきたのがこれ。『クルマに貼るとおもしろいかも』とのこと、ところが帰ってから車内に貼ろうとすると、適当な場所が見つからない。『ワンボックスカーとかだと面白いんだがなぁ』とぼやいている。

急ブレーキ注意のステッカー
で、当初の目的だった『ジャンボ串焼き』、なんと狂牛病の影響(多分)で今年は出店していませんでした。

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