日々是口実 2005年7月〜9月

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
夫、シアトルに出張。

成田からは他の航空会社の直行便があるのに、わざわざアメリカンでロス経由の大回り。しかもロスからシアトルへはアメリカンが飛んでいないので、エスキモー(イヌイットが正式名称でしたっけ?)のおっさんが尾翼で微笑むアラスカエアー。

シアトルでは、見渡す限りおっさんだらけ。

どうも、アラスカエアーはシアトルをハブにしている模様。モノトーンでシックな眺め、というか、日本の空港に慣れた目には、なんか悪夢というか白昼夢っぽい風景。

で、例によって成田でライターを放棄させられたので、シアトルに着いてからスーパーでライターを買ったところ、こんなクーポンをよこしてくれたそうな。

夫は『タバコ吸うためにライター買う人間が禁煙するわけないから意味無いじゃん。そもそもニコレットで火は点かん』とかいうが、タバコ吸わない人にニコレットは必要ないんだから、こういう風にするしかないんじゃないかと思うんですけど。

まぁ、『なんとかして家族を禁煙させたい』と思ってる家族がこれを握り締めて薬局へ走るってのもあると思うんですけど...

やめて欲しいんだけどなぁタバコ。絶対あたしより前に死んで欲しくないんですよ。愛とかそんなんじゃなくて、死んだ後のあれこれの始末がめんどくさそうなんで、そういうのやりたくないなぁと。夫はそういう交渉事とか喧嘩とか得意なんで。

で、お土産はこれ。

前回のSF映画パックと同じ50本入りシリーズ。う〜ん、仕事に行ってるんだって判ってますが(その上、今回はめちゃくちゃハードだったってわかってますけど)たまにはファンシーだったり、キレイだったり、ソリッドステイト(←死語?)だったりするお土産が欲しいなぁ...

某月某日
お盆休み。千葉ロッテ・マリーンズの試合を観に幕張へ行く。

皆さま覚えていらっしゃいますか? 4年前、ワタクシが千葉マリンスタジアムで夫になじられたことを...

あの時のワタクシは、二軍の試合を一軍と同じ球場でやるとは夢にも思っておりませんでした。そして夫は、『この女はスポーツを ”選手や周りの観衆が面白いか”、”試合中ビールが美味しく飲めるか?”、”試合中や試合後に美味しいものが食べられるか” を観戦に値するかどうかの基準としている』と気づいたようなのです。つまり、前回の幕張はホテルとショッピングがメインで、千葉ロッテ・マリーンズとジョニーは『ついで』だったと気づいたようです。

で、今回のセッティングはそれらを踏まえ、すべて夫が。

今回の相手は、去年わざわざ札幌まで行ったのにストのせいで見られなかった新庄とボビー。幕張から我が家まではとっても遠い(ナイターの試合終了が延びると終電を逃しかねないぐらい)ので、幕張にホテルをとる。

最近夫は、『妻を街中におっぽり出して、自分は早めにホテルに戻り、部屋でまったり。そして晩御飯は御一緒に』というスタイルがブームらしい(う〜ん、自宅のリビングにいいソファを買えば良いような気がしてきたなぁ。でも、美味しい晩御飯は自宅では無理かぁ〜)。

その夫が大感動の、『今まで泊まったホテルの中で、まったり度NO1』の部屋がこちら。

 
夫、このコーナーソファーが大変お気に入り。妻ついに一度も座れず。

ついでに、妻に対する嫌がらせとしか思えない設備がこれ。

体重計...

どうもこのホテルはヘルシー志向らしく、昼食バイキングには、サンドイッチやケーキの隣りに豆乳と大豆黒酢と青汁が...

窓からは、お久しぶりの幕張メッセと、千葉マリンスタジアムが見える。

実はこの日、新庄は出場しないことが判明...立ち込める暗雲...

おお、本当に西の空からマリンスタジアム上空に暗雲が。パリーグではもはや少数派になってしまった屋根なし球場だから雨が降ったらどうしようかと心配する。

しかし、なんとか無事に雨はまぬがれました。

球場へ。

ロッテはボビーが復活してからファンサービスが充実してきたので有名になったが、今日は月曜日なので『サラリーマンデー』銘打って、サラリーマン重視の日らしい(試合中に『サラリーマン歌合戦』などもあり)。

なので正面入り口脇では、こんなサービスが(いや、普段でもやってるかも知れませんが)。

お嬢様方(すみません名称忘れました)によるダンス。

入場。本日の国家斉唱は橋幸夫。

もちろん『盆ダンス』も披露。ちょっと写りが小さくてよく分かりませんが。

試合直前には、アメリカの球場ではおなじみの『○○ちゃん、お誕生日おめでとう』も。

試合開始。

今日のロッテの先発は、『日本で今一番美しいアンダースロー』だ。おおっ、前回見に行った時は『イチローのパチもん?』とか言っていたサブローが1軍に昇格しているではないか。

しかし、ここのスコアボード、球速が表示されるたびにロッテの商品名も並べて表示するので、お菓子のことをよく知らない人には、謎の魔球『コアラのマーチ』や『クリアブルー』が投げられているように見えるかも。ついでに、日本ハム側の球速が表示される時は『シャウエッセン』とか表示すると愉快かも。

 
私たちの隣の若い男性二人組は常連さんなのか、ビール売りのお嬢さんにしきりに話し掛ける。

どうも彼らは売れない芸人らしく、ビール売りのお嬢さんから『今日はアンガールズのお二人がVIPルームにいらしてるんですよ〜』と聞くと『なにがVIPだ、あいつら生意気な〜』と怒ってました。しかし、お兄さんがた、600円のビールをそれぞれ6杯づつ飲めるなんて、あなた方もかなりのお金持ちだと思います。

しかし、この球場はチュウハイが飲めるんですね(あ、いや、甲子園や浜スタあたりでも飲めるような気がするな、チュウハイ)。

あ〜、やっぱり野球観戦は通路沿いの席だよなぁ〜 ビールやおつまみ買い易いし、ファウルボール拾いに行き易いし。外野席は応援団のルールとか煩そうなんで、我が家はもっぱら内野席。

本日は花火デーでもあったので、試合途中に打ち上げ花火あり。

 
さすが球場裏に広大な空き地がある球団ならでは。浜スタとかドーム球場ではここまで派手に打ち上げられませんよね(ピッツバーグパイレーツの旧ホームグラウンド、スリーリバースタジアムでもやってました花火)。

そして、無事ロッテ勝利。

試合後には、本日の殊勲選手三人組が正面ゲート脇(入場開始前にお嬢さん達が踊っていたステージ)で歌ってくださいました。

 
いや〜、もうすごい大盛り上がり。

なんか若いファン多いですね、ロッテ。外野の応援スタイルも、サッカー風の『音声威嚇系』なんで好感持てます(鳴り物系ってなんか煩くて嫌いなんですよ。できれば笛風船も勘弁して欲しい)。なつかしの『テリブルタオル』もあり(ロッテ応援団内でどう言われているかは謎)。

帰りに寄った駅前ビルの中華料理屋さんが、夜遅くまで営業にも関わらず量が多くて、そこそこ美味しくて満足。


某月某日
あなたとフレディとの初めての出会いはいつでしたか?

ワタクシがフレディと初めて出会ったのは、忘れもしない中学二年の時。同じロッカーを使っていた奴が、ロッカーの扉の裏に勝手に張りくさったポスターでした。

当時のフレディはまだ王子様期で、ロングのカーリーヘアーにフリルのブラウスというお出で立ち。もちろん、『女の腐ったような』男が大嫌いで、寛容のカケラも無く、視野の狭い当時のワタクシ(男子生徒が茶色のチェックの傘を持っていたのでさえ『気障ったらしい』と嫌っていた。今は夫がオレンジ色の傘持とうが、夫の友人がテディベア柄のシャツ着てようが全然OK)は奴と1年間『ポスター剥がせ』、『剥がさない』で揉め続けました。

次に出会ったのは、オールドファンには大変不評だった『メトロポリス(復元・着色・音楽付き版)』。そこからクィーンへと遡っていったという、夫ら『(自称)真のロック好き』には眉をひそめられるような遍歴。なんせ社会人になって買ったカセット(自分ひとりでこっそり楽しむ音楽はラジカセで聞くしかなかったんすよ我が家では)がまず『メトロポリス』、次に『Mr.バッドガイ(フレディのパスケースサイズのブロマイド2枚入り。思わず『これをパスケースに入れろというのか...』とつぶやいてしまう逸品。おかげで今でも完品で手元に現存)』。そして、『フラッシュゴードンのテーマ』の入ったアルバムを買うべきか否か迷って、結局やめた程度のファンだったし、そのうえ当時はフレディもソロで行くのか、それともクィーンを続けるかの迷走期で、出すアルバム出すアルバムあまりよく言われなかった時期でした。

そして、今。キムタクのお蔭かブライアン・メイのお蔭か知れませんが、DVDは安く手に入るし、CDも昔では考えられないような値段で手に入ります。テレビ欄見逃したりしたりしたら1ケ月くらい自分を呪わなければならない時代が嘘のようです。

しかしなぁ、コマ劇場でやってるあれはなぁ。音楽は大音響ですばらしいかもしれないが、『CATS』や『オペラ座の怪人』じゃないんだからさぁ、クィーンの曲はフレディのボーカルがあってのクィーンというかさぁ。粗筋見る限り、なんかさぁ、夏休み用アイドル総出演ミュージカルというか、20年くらい前の県立高校かっつーかさぁ(ワタクシの通っていた高校は音楽の先生が音楽室の実権を握っており、なんと音楽室の扉に『ポピュラーミュージックの演奏を禁止する』って張り紙が貼ってありました。まぁ、軽音楽部やロック同好会が部室や校庭で演奏するのはOKでしたが。で、年に一度合唱祭があるんですが、ポピュラーミュージックを選曲するとまず入賞しない、という伝統がありました。『翼をください』さえだめ。コーラスやったことがある人しかしらない『山の息吹』とか『おにぎり』とか歌ってましたよ、入賞狙いの組は。だから嬉しそうにコーラスしてる人を見ると、いまだに拒否反応が起きます。でも、その音楽の先生のおかげで、しばらくは『カールベーム指揮時代のウィーンフィルはよかったすね』なんてハッタリかませたもんですが。ま、嫌なもんもやっとけってことですね。ちなみにその先生、独身、音大声楽科卒、自宅はプールとテニスコート付き、『税金払うために教師やってる』という、やおいもビックリな環境にいながら、おかぁ様と同居アンド『キューピーちゃん』と渾名される容姿と、この意固地な性格が災いして、女子高教師でありながらダントツ不人気でした)。

ブライアン・メイもなんだよ、新生クーィン結成ってさぁ。フレディ抜きでクィーンが成立するとでも思ってるのか?

で・も・っ、唯一『フレディの魂はこのかたとともに』と私が思うかた(いや、私に思われても迷惑かも)が一人。ブライアン・メイよ。どうせ新しいボーカル据えんなら、このかたを据えろよ。

ということで、行って参りました。もう、昔っからのクィーンファンのかたならご存知の、『究極のクィーン・トリビュート・バンド』(あら、最近はコピーバンドって言わないのね)KWEEN の『ワールドツアー2005 日本公演』。場所は東京・初台の新国立劇場!の向かいにあるライブ・バー、初台Doors。

客層は老若男女さまざま。なかにはコマ劇場からハシゴというかたも。いや、絶対こっちの方が良いって...

このKWEEN、十ん年前、テレビで拝見して悩殺された覚えあり。ともかくかっこいいんだボーカルが。

トリビュートバンドは他に、レッドツェッペリンのライブでのミスや歩き方まで完コピする『シナモン』も見に行ったが、あちらがピリピリするぐらいのコピーぶりなら、こちらはソウルをコピーする熱いコピーっぷりなのだ。

説明せずともおわかりだと思いますが、左上のかたがボーカルのフレディ江藤。

KWEEN公式ホームページ のステージ写真ギャラリーには、こんな姿あんな姿、そして この姿

そして、この日のフレディ江藤の勇姿(公認カメラマン?のかたのサイト)。あ、もう一つ、プロのカメラマンのかたが撮った画像も。

いや〜ぁ、かっこいいよフレディ江藤!!

胸毛や髭まで完コピだ。何だか違う方面のマニアも惹きつけそうだが、それこそフレディのコピーか? もう、きゃ〜!!フレディ〜って感じだ。

皆さまも是非経験していただきたいなぁ。 『LEON』とか読んで若い娘や色っぽい熟女をこまそうなんて考えのおじ様がたに是非参考にしていただきたい(というか、反省していただきたい)。かっこいいとは、こういうもんだ。終演後、メンバー全員が出口までお客を見送りに出てくれていた時、若いお嬢様方に抱きつかれまくってましたよ、フレディ江藤。

入場時にもらったチラシはこんな感じ。

DVD出してくれないかなぁ。CDは何枚か出てるようですが、やっぱりフレディ江藤の魅力は映像じゃないと伝わらないし。

ところで、フレディ江藤、テレビで拝見した当時は、職場では課長でいらしたが、同じく当時課長だった島耕作氏が常務になられた今、どのあたりにおいでなんでしょうか?

で、今回は『ライブハウスで立ちっぱなしの後に電車乗るのは辛い』との夫のわがまま(どんな楽な公演でも辛いんだろがアンタは!!)で、前夜と当夜は新宿のホテルに2泊。

ところがその前日、夫、脚を腫らし熱を出す(病院に行っても原因不明、お医者さんには『とりあえず脚を高く上げて家でごろごろしてなさい』と言われたとか)。最近、泊りがけの外出の前日に限ってどちらかが熱を出したり、調子が悪くなる。何か出かけるのが嫌だ。

ホテルの部屋は、『テロリストのパラソル』で有名な新宿中央公園の人工滝が見えるパークサイド。
というか、プーさんサイド。
青いビニールシートが目にも鮮やかです。

ところで、ホテルにちょっとイレギュラーなお願いをして(決して苦情や因縁つけたわけではありません)、ライブから部屋に戻ったところ、前日には無かった足拭きマット(う〜ん、床をぬれっぱなしにしてたかなぁ?)やバスローブが出現。タオル類も1セット増えていた。

 
う〜ん、もしかして『日経トレンディ』の覆面取材と間違われた?

某月某日
近所の安売り食材店で、夫の好物のチョコサンドウェハースを買う(よく見たら本物のチョコレートじゃなくて、チョコフレーバークリームって書いてある。道理でちょっとココアっぽくて、粉っぽかったわけだ)。
で、ある日、夫が食べているのを2ブロックほど貰って(我が家ではクリームサンドウェハースとベビースターラーメンと豆入りせんべいと、同じ物を2個づつ買っていないプリンとゼリーとヨーグルトは妻の分を気にせずに夫が食べていいことになっている。他はお伺いをたてずに食べると『愛が無い』となじられることになる)食べてみたら、これが、値段が105円で、しかもウェハースが湿気てることが多い外国製にもかかわらず、パリパリでそこそこいけるのだ(ウェハース菓子とアイス最中って、何は無くともまずあのパリパリ感ですよね。そういえばウチの近所のコンビニ、真空パックのアイス最中の取り扱いやめちゃって、ちょっと、ちぇって感じです)。

食べ終わってしばらくして、夫がテーブルの上に放置していた袋(っていうか片付けるまでがおやつだろ!!)を何気なく見ると(う〜ん、アメリカ行って以来、こういう洋物の食べ物の袋の裏見るのが習慣になってます)、

アラブ首長国連邦製...はるか砂漠の国から来たお菓子...

せいぜい中国か、良くてベルギーと思ってたんですが、ちょっとびっくり。お菓子と結びつかないよ石油産出国。最近TVKで水のCM打ってたりするドバイ(石油より水が高い国じゃなかったっけ?だからこそ?)ですが、石油枯渇後の産業としてこういう方面に伸びていこうとしてるんでしょうか?


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