日々是口実 2005年晩夏 札幌リベンジ旅行編

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(上の方が新しい出来事です)

某月某日
札幌へ行く。

『まぁ〜、毎年札幌へ行くなんて、札幌好きなの、それとも親戚でもいらっしゃるの』とお思いの札幌市民の皆さま、すみません。何故今年も札幌に来たかっちゅうと、去年の札幌旅行で夫、胆石の発作おこして札幌市民の皆さんの税金のお世話になって救急車で病院に運ばれて入院したからなんです。去年のリベンジなんだそうです。

入院先で先生や看護師長さんに『明日になっても痛みが引かなかったら即、手術っ!!手術っ!! え〜っと、麻酔医の先生、明日空いてるかなぁ〜』とか言われて、保険証を持って来てないもんで私はびびりまくりましたよぉ。

先生からは『胆嚢は盲腸の次に無くても大丈夫な臓器だよ(本当かよ)〜、胆石起こしちゃったら、もう胆嚢働いてないも同然だから切っちゃえ、切っちゃえ〜、ほっとくと胆嚢癌にもなりやすいしねぇ〜。最短4日で退院した患者さんも居るからOK!OK! ところで発作起こしたってことは、お腹一杯食べちゃったんだ(←特に油もん)よねぇ〜。ところでジンギスカン食べたぁ〜? え〜、食べてないの〜 そりゃ残念だねぇ〜』とかも言われました(本当にそんなこと言われたの?と妹に聞かれましたが、一切フィクションは入ってません)。

結局、病院に担ぎ込まれて数時間後に痛みが消えたので手術はせず、予定通りの飛行機で帰って来れました。夫が『あ、今すーっと痛みが消えました!』と言った瞬間、それまでエコーだCTスキャンだと夫をいじくり回しながら手術の方法(お腹を切るんじゃなくて穴を開けてマジックハンドみたいなものを突っ込んで、とか)を嬉しそうに説明していた先生、とたんに興味を失って去って行きました。

おかげで夫、胆石の手術の決心がつきましたが、『4日で退院は自分には絶対無理だったぁ〜。こっちで手術して正解!!』と言っとります。私は『札幌で手術しちゃったら入院費節約できたかもなぁ〜』とちょっと思っとります。

で、とりあえず先生お奨めのジンギスカン食べに参りました。ついでに去年はストのおかげで見られなかった日ハムの試合も見にな。観光もしましたよ。前回、夫が静養している間に歩き回りましたから、ワタクシ中心街の地理はバッチリッす。

まずは前回行けなかった旧道庁へ。

ここの庭の池って、どう見ても『睡蓮の池』というモネの絵(っていうかモネの庭?)にそっくりなんですが、もしかして本当に参考にしてますか? もしそうなら、説明の看板とか立てといていただくと嬉しいかも。
館内へ。さすが北海道、案内板にはキリル文字が。
 
で、こちらが昔の道知事室。
もちろん北海道名産のこちらが欠かせません。
鮭を咥えた木彫りの熊。

これを見習って都知事室には東京タワーの置物とか、神奈川県知事室にはシウマイとか飾ってみてはいかがでしょう?

とりあえず私も、お土産に海鮮丼食べてる熊とラーメン食べてる熊のキーホルダー買いました。本当はイヤリング欲しかったんですけどなかったんです。あと空港で、飛行機に乗る直前まで悩みぬいた末、熊の首の飾り物も買いました(直立熊のぬいぐるみとどっちにするか悩んだ末こちらに。ちなみに現在クローゼットのドアノブに下がってます熊首)。

『何の呪文だ』と悩んだのがこちらの絵。
縦に読むと気付くまで時間がかかりました。『麦とホップを製す○○ビイルとゆふ酒になる 開業式』、縦に読んでも二文字ほどわかりません...

旧道庁を後にして、前回も登ったんですがとりあえずテレビ塔へ。

かの有名なキャラメルを見つつ(知り合いに言わせると『昆布飴好きならOK』な味だそうです)...
例のカレーコーナーへ。
『うわー、北海道人、羊までカレーにするんかい!!』と一瞬動揺してしまうラインナップ。

ちなみにテレビ塔のふもとでは、こんなソフトクリームが。

実物はこちら。
う〜ん、わりと普通でした。シナモン風味のアイスがOKなら全然平気。

これ食べた後に『しまったぁ、コージーコーナーのカレーマンゴーフラッペ(マンゴーだったかどうかはあやふやだがともかくカレーは入ってた)食べとくんだったぁ』と激しく後悔。

雨と強風の中、地下鉄とバスを乗り継いでちょっと郊外へ。

トワ・エ・モアの例の歌を鼻歌で歌える私たちの世代にとっては、札幌といったらここは欠かせません、大倉山シャンテ。何か最近キレイに再整備された模様。
おおうっ、笠谷!笠谷!の時のまま〜(だと思います。多分、いや、何回か補修は入ってるとは思いますが)。

こりゃ、リフトで一番上まで行って札幌市内に飛び込む、あの絶景を拝まねば〜、と思ったんですが。

風と雨で運休... 申し訳なさそうな顔をした係員のお兄さんが絵葉書を下さいました。
晴天なら、多分これよりちょっと高い目線で市内が拝めるはず。

ジンギスカンを食べにサッポロビールファクトリーに向かう途中で見つけた空中ドア。

そしてサッポロビールファクトリーの中のレストランで、先生お奨めのジンギスカン。
ひと昔前まで、関東あたりでジンギスカンといえばハムみたいな形の冷凍ラム肉だったんですけど、今、北海道では生ラムが主流のようです。

あちこち食べ比べたわけではありませんが、ここの美味しかったです。前日に札幌駅の地下街のライオンで夕食を食べたとき、『ビール祭り』とやらでビール3杯飲んでくじ引いて当てた金券4000円分がここでも使えた(というか、伝票はさみにしっかりライオンのロゴが入ってました)ため、食事代は二人で3000円でした。ちなみに前回は地下街のライオンでたらふく食べたのがきっかけで、夫の胆石の発作が起こりました(食中毒とかそんなんじゃなくて、ただの食べ過ぎ)。

サッポロビールファクトリー内のお土産物店で見かけたのがこれ。

 
ここまで堂々とされると一瞬だまされそうになりますが、あずきまんじゅうって、どこにでもある普通のおまんじゅうのことでは? 北海道限定!と銘打つからには、『十勝あずき100パーセントまんじゅう』ぐらいの押し出しの強さで迫ると良いと思います。

そして、ついに来ました札幌ドーム!! この横の排気筒みたいなのはなんなんでしょう?

よく見るとガラス張りで展望台みたいになっている。
芝を出し入れする際の司令塔?

ドーム内のレストラン入り口にはこんなものが。

 
そういやメッツは今、札幌ドームを本拠にしているんだった。いっそ、ついでにメイプルズのユニホームと応援グッズも作ってみるのも吉かと。

これが札幌ドームです。

どうでもいいんですが、内野の出入り口は観客席の5合目あたりにしかないんで、売店に行くだけで結構な運動になります。お客さんにも運動させようというありがたい思し召しか?

お弁当はさすが日ハムのホーム。ファイターズ弁当は美味しかったです。

でもって、新庄見れた上に、ピッチャーは今年話題のダルビー(←無愛想だがいい男)と一場。う〜ん、今年の我が家の野球観戦はピッチャーに恵まれてるなぁ。

今日の相手は楽天。試合は一方的な展開。もちろん楽天がボコボコにやられてます。すぐ前の列に楽天ファン4人組がいらしたんですが(どうも仙台のどっかの大学の野球部の人たちらしく、仙台から夜行で札幌までいらした模様)、この方々が試合中ずっと叫びっぱなし。

『遊びはこれまでだ!』
『俺たちがどんな思いでここまで来たと思ってるんだ〜!』
『寝台料金返せ〜!』
『お〜い、一場ぁ〜、お前、栄養費って、どこに栄養つけてんだよ〜』
『常勝楽天がなんでここまで点取られるかな〜』
『ああっ、思わず日ハムのファインプレーに声援送っちまったよ〜』

すごく面白かったです。もしかして楽天っていうチームを一番嫌ってるのは三木谷さんなのかもなぁ〜と思わせるような愛しぶり。

最後にはキャッチした日ハムのサインボールを、『俺たちじゃ、判んないから』と、横にいた日ハムファンの僕にあげてました(そういえば、ロッテの試合観にいった時も、試合後の出し物を『見えない〜』と嘆いていた見ず知らずの子を肩車してあげてたお兄さんいたなぁ)。

札幌ドーム土産はパラパラメモ帳(パラパラめくると芝生がドームに出入りするように見える)とドームボールペン(傾けると芝生がドームに...以下略)。

試合が終わって最寄の地下鉄駅まで歩く。その上にあるヨーカドーの精肉売り場はこの通り。

え〜っと、ちょっと判りにくいんですが写っている範囲すべてラム肉です。さすが北海道。

JALの機内誌の『お客様の声』欄。

そこにはこういう方からご要望が。
もしかして、赤坂にお住まいですか?

ちなみに、千歳空港の空弁『生ハム寿司』は美味しいです。私は結構好き。


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