ヒッチハイク
For straight-through long drives
it is hard to beat trucks on the expressways, particularly at night when
the long-distance truckers are in action. Drivers who have given a lift
will frequently try to arrange a continuation with a truck going beyond
their stopping point. Though they rarely speak more than a few words of
English, they are invariably good natured and interested in their passenger.
Often this is their first meeting with a foreigner. It gives them added
prestige to be able to show off a gaijin in the cab of their truck.
They are usually quite earthy and the closest inheritors of the ancient Japanese spirit. They will most likely know and sing traditional folk songs and be familiar with other elements of the true folk culture, in contrast to the court culture that produced such arts as the refined tea ceremony and koto playing. Whoever your driver, you will probably be treated with such kindness that you are sure to want to return the favor in some way. This will be difficult, as they normally refuse to take money and will not let you pay for their meals; usually they will want to treat you! Before setting out, stock up on fruit, candy or sembei (rice crackers) and feed them to your driver as you go along; you can leave the rest of the box or package when you get out. Foreign cigarettes are also very popular (the Japanese smoke like chimneys) - bring them as your duty free allowance. Quoted from P.97-98, "Japan: A Budget Travel Guide", Ian L. McQueen, Kodansha International, Japan, 1992. |
ヒッチハイクで長距離を移動しようと思う場合、高速道路でトラックをつかまえるのは難しい。長距離トラックが活動する夜は特にそうだ。そこまで乗せてくれたトラック運転手の中には、自分の目的地から向うに行くトラックをわざわざ探してくれる人もいる。トラック運転手たちは片言の英語すら滅多に話せないが、みな性格が良く、ヒッチハイカーに対して好奇心を向けてくる。外国人と直に接するのはこれが初めてという運転手も珍しくない。トラック運転手たちにとって、ガイジンを乗せて走っているのを見られるのは、ある種のステータスでもある。
長距離トラックの運転手たちは、普通とても素朴で、日本古来の精神をもっともよく受け継いでいる。各地の民謡を多く知っていて、自分でも好んで歌う。また、茶道や琴などに代表される貴族文化とは対照的な、庶民の本当の生活文化にも精通している。 運転手たちは、まず例外なく、是非とも何かのお礼をしたいと思ってしまうぐらい親切にしてくれる。ただ、実際にお礼をするのは難しい。なぜなら、運転手たちは滅多にお金を受け取ろうとはしないし、食事をおごらせようともしないからだ。それどころか、たいていは逆に彼らの方が食事をおごってくれる!だから、予め果物やキャンディー、せんべい等を用意しておいて、走っている時に運転手に勧めよう。余ったら箱や袋ごと置いて降りればいい。外国製のタバコも喜ばれる(日本人は煙突のようにしじゅう煙を吐いている)ので、免税枠いっぱいに持って入国しよう。 (訳:ピンキィ君の夫) |
無線で『オレさぁ、今さぁ、ガイジン乗せてんだ』と交信している様が目に浮かぶようですね。
アメリカでは、州によってヒッチハイクをしていると、逮捕されるところもあるそうです。そういえば、ここ、ピッツバーグ近郊でもヒッチハイカーというのを見かけたことがありません(特攻をかけて来る鹿はいても)。でも、街中では時々、通りすがりの車をタクシー代りにしようしている人を見掛けます(流しのタクシーなど走っていないので)。あれはヒッチハイクっていうのかな、なんなのかな。
そういえば、鹿に特攻をかけられた時に来てくれた、牽引車の運転手さんは、『煙草吸っていい?』って聞いてましたが、日本のトラック野郎達はどうやって了解をとっているんでしょう。『ここは、おれの城だから、ご意見無用』とか。きっと会話が続かなくて煙草吸っちゃうんだろうな。
そういえば幼稚園の頃、阿波踊りを見に行った時のこと、満員のフェリーの中をぶらぶらしているだけで、両手いっぱいのお菓子をもらってきて、親にこっぴどく怒られたことがあります(もらったお礼が出来ないわ、とか言われた)。その時そばにいたトラックの運転手さん(この人もお菓子をくれた)が、なにか言って、とりなしてくれたのを覚えています。顔はおっかないけど、いい人だなと思った記憶があります。