日本語学習ソフト
夫が去年『出張先のPCショップで在庫処分バーゲン中だった』とかで買ってきた、ガイジンさんのための日本語学習ソフト。
最初のメニュー画面はこんな感じ。ゲーム形式で日本語を覚えさせる仕組みのようです。
で、対戦形式のゲームもあるんですが、『対戦相手は吉田君で〜す』というナレーションとともに登場したのがこのおっさん。
アングロサクソンのDNAが色濃く出ちゃった二世か、日本人の血が限りなく薄まったが名字だけは日本名を維持している五世あたりか、それとも婿養子か。英語教師の派遣を要請して、日系人が来たら追い返しちゃう人(昔は、本当に『なんで金髪碧眼のガイジンを寄越さない!! そういうのがやる気に反映するんだ』とかいう人が居たそうだが、じゃぁ、あんたは化学は度のきつい丸めがねの、爆発したような髪型をして白衣着た先生に教わらんといかんのか? 古文は平安顔の薄化粧した引き目かぎ鼻の先生じゃないとやる気が出んのか?)だったら怒りそうな対戦相手。
でも、実はこういう人が『方丈記』あたりを流暢に暗誦したりもするんだが。
『ここは どこですか』の答えは『とかい』ですが、ディープな日本を知っている『よしだ』クンだったら、『これは”東京砂漠”だ。だから”さばく”も正解だ!!』と抗議するかも。
しかし、なぜ『すずき』でも『さとう』でもなく(そういえば夫の故郷のあたりには『鈴木』さんも『佐藤』さんもいないそうだ)、『よしだ』なのか。サンフランシスコ講和条約がらみか?
もう一つ、ヒアリングの練習問題の中に非常にシュールなものが。題して『イサムの仕事』。この音声ファイルをお聴きください。
宮澤賢治な会社ですね。多分、この会社には象の従業員もいて、毎晩、月にお祈りしているに違いない。社員食堂なんて、時間がかかってしょうがない上に、毎日何人かの従業員が行方不明に...
ところで、ゲーム形式だから自分の名前も登録できるんですが、その登録画面はこんな感じ。
おおっ? 右上の舞妓さんの画像は、『その73:外来語』でとりあげたフィンランドの英語教科書に出ていたものと同じ。
メニューの画像 |
フィンランドの教科書の画像 (左右反転してあります) |
う〜ん、金妻ホテルといい、こういう素材がどういう風に流通してるのか、その仕組みを知りたいなぁ。外出先で、ちょっといいカメラ持った外人さんに写真撮られたら要注意ですね。どんなもんに使われてるかわかりゃしないなぁ。それがかつての『聖子ちゃんヘアーの私』や、『ワンレンボディコンの私』、『ヤマンバな私(まぁ、これは顔わかんないからいいか)』だったらなおさらですね。何十年後かに外国の雑誌や本を読んでいたら、消してしまいたい自分の亡霊が目の前に突きつけられたりして...