紐育外電バックナンバー
(2001年1月〜7月)
朝日新聞朝刊(東京本社版) 2001/07/14 3版 2面から
トロントの宮城社長(今は亡き城南電気社長)というところでしょうか?一代で財を成した人というのは、えてして『はったりかまして』成功してきているので、脳味噌を通る前に言葉が出て来ちゃう人が多いようです。市民もそれを『歯切れいい』と思って選んだんでしょうし... 『スパイスガールのファン』とか『隠し子』疑惑なんて無いほうが不思議ですね、こういうかたの場合。
でも、トロント市民の皆さん。ビジネスチャンスは失ったかもしれませんが、今後使うかどうかも判らないスポーツ設備を作るために税金をつぎ込まれなくて良かったじゃないですか。考えようによっては凄くいい市長さんなのでは?
余談ですが、渡米前に英会話を習った日系カナダ人の先生は『トロント』の発音に非常にうるさく、何かと練習問題にトロントを織り込みたがり、私が発声すると『ちっが〜うでしょう、トッロォ〜ントウですよ、トッロォ〜ントウ』とあまりにうるさいので、いつも『ちっ、トロントなんて絶対行くもんかい』と思っていました。
あり〜? 今、日本のリストラを叫ぶ経営者は『日本の賃金は高すぎる、欧米並みの賃金に』とかいってますが、初任給33万は私からみると、すげ〜いいお給料に思えるんですけど。とは、いっても私は教員免許は持ってないし、サバイバルナイフ標準装備の上にヤク中で飛び道具を持ってる相手(RPGで言うところのバーサク状態)に月給33万は確かに嫌かも。でも、『海外での危険な経験の豊富さ』を誇りたがる日本の若者なら(それに大学文系学部出身者の6割は教員免許持ってるらしいですし、最近はTOEIC高得点者も増えているようです)もう喜んで教師になってくれるのでは? どうぞ、ご一考をNY市長様。
で、もうひとつ、左の方のケネディ家がお嫁さんの実家に賠償金を払ったおはなし(ケネディJrの操縦する飛行機に嫁と嫁の姉が乗っていて、飛行機が墜落して3人とも死亡という事故)なんですけど、これ『嫁の死亡』対するものじゃなくて、『同乗していた嫁の姉の死亡』に対するものなんですよね。どうなんでしょう山中記者。アメリカでは結婚前に二人がこまごまとした点を契約書にして交わすって聞いているもので『自分の嫁が夫に殺されたのでなく、事故で亡くなった場合でも嫁の実家が賠償請求できる』なんてのもありなのかもと思ったものですから。それがありなら、若夫婦の車に細工する嫁の両親とかいそうで嫌だなぁ。
もうちょっとたくさん子供をつくって『子沢山一家を目指すのもいいかも』と思ったのですが、よ〜く読むと相手が4人もいるんですね。こりゃ、『何とか王は50人の側室に100人の子を産ませた』っていうのと同じレベルですね。で、なんで、女性裁判官のほうが『子作りするな』に反対したのかというと。年頃になると『ピルで女性も避妊する』というのがあたりまえの国なんだからかも知れませんね。
で、この裁判。訴えたのはこの4人の女性すべてなんでしょうか? だとしたらお互いこの男がどんな奴か、もうちょっと情報交換したほうがよかったのでは?(でも、『あの女じゃダメだったけど私ならあの人を真人間に出来るわ』とか『あの女、あ〜んなこといってるけど、私にはいい人よ』と思い込んじゃうのも、一部女性の悲しい習性ではあるのですが)
『収監すると13人が困窮する』っていっても、もともと養育費払わないんだから困窮もなにもないような気が...
ともあれ上の市長さんの写真は無くてもいいから、このデービットさんの写真は見てみたいなぁ。意外とこういう『甲斐性なしのこまし野郎』に限って『なぜ〜〜〜〜ッ!!』というようなご面相だったりするもんなんで。
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/07/10 3版 2面から
いや、モーツァルトのおかげじゃなくて、ただ『周りの気配(警察および対抗勢力)に注意しながらしなければならない仕事なのに、音で気配が判りにくくてやりにくい』というだけなのではないかと思うのですが。多分、別の場所で商売してるのじゃないでしょうか。牛や胎児じゃあるまいし、モーツァルトごときでいい大人が改心してたまるもんですか。
じゃあ、凶悪犯の再犯を防ぐ為に、ある程度以上の犯罪をおこした人間に『24時間モーツァルト刑』とかいってモーツァルトを聞かせつづけるとか、いっそ耳の中にモーツァルトを流しつづける機械を埋め込むとかしてみたらいかがでしょう?
それより心配なのはモーツァルトを聞かせつづけられたおかげでノイローゼになった近隣住民のいざこざ(なんたって24時間、音楽が流れっぱなしなんですから)だと思うんですけど。
だいたいモーツァルト、モーツァルトとありがたがってますが、今、モーツァルトが生きていたら、生活能力なしの下ネタ大好き男(『蓮は泥沼の中で美しく咲く』をまさしく体現した人ともいえますが)がつくったような音楽を、『まっとうな教育をしたいと思っているお母様がた』は絶対聞かせなかったと思いますよ。
結論。『クリスチャンらしく清く正しい交際を心がけなさい』ということですかぁ、先生!?え〜っと、まず酒場のほうですが、酔って判断能力が著しく低下し(だからってこれを言い訳にするのは好きではないが)なおかつ照明が暗いこともあいまって、『多少難あり』でも一生懸命くどいたりしてしまうのではないのでしょうか。
その場で連絡先を聞こうと思ったり、『お持ち帰り』しようというあせりもそれに拍車をかけているかと思われます。『飲んだらとりあえず若そうな女の子に声をかける』という習性がある人も多いようですし。
で、相手の女性も交際のスタートが『なにいってんだよ、この酔っ払い。ばーか』で始まった(多分、第一印象はセッティングされた飲み会でない限りこうだと思う)恋愛が続くほうが不思議といえば不思議。
あと、『学生時代』のほうは、まぁ、間が持たなくなるとそういうことしか出来ない相手よりは、いろいろな時間のつぶし方が出来る相手のほうが、そりゃ、長持ちするとは思います。
で、こんなこと大人になってから25年もかけて(しかも他人の助けを借りて)調べなくても、親戚のおじさんおばさんや職場の同僚を眺めてればおのずとわかってくると思うんですけど、まぁ、例外も多いから白黒はっきりつけたくて調べるんでしょうね。
で、眺め回した結果。私の近辺に限って言うと『日本で禁酒法が出来たら、出生率は下がる』ようです。
ハッ!! もしかして、山中さんも英語版の日本のガイドブック紹介を始められるおつもりか!! 強力なライバル登場?(登場したらこちらは降りるかぁ、プロにはかなわないからなぁ)それにしても、いくらなんでも60セントは、チップというより『釣りは取っときな。フッ』の範疇ではないかと思うのですが... 我が家は『タクシーのチップは15%、でも、それが1ドル以下なら1ドル払う』ってやってました(と、いってもほとんどタクシーに乗ったことがないのですが)。
まぁ我が家はアメリカ(しかも地方都市)にそんなに長くはいなかったので、何年もニューヨークで暮らしているかたから見ると、すご〜く迷惑な『払いすぎるジャップ』ではあるのかもしれませんが...そこんとこどうなんでしょう? なんか、お寺さんにおける『お志で結構です』の世界とおなじで難しいですね。まず少なめにきって、山中さんのように『少ない』と文句いわれたり、ずーっと横に立っていられたりしたら、もう少し追加するという手もあるようです(ちょっと、勇気はいるが)。
で、むずかしい『チップ問題』を、どうクリアするかというと、大変後ろ向きなんですが、一番いいのが『他人に任せず自分でやる』だったりします。髪は自分で切る。旅行先ではタクシーに乗らずレンタカーを借りる。外食はファーストフード。でも、そうすると色々とつまんないので旅行ガイドを参考に(『払いすぎるジャップ』になってもいいので)チップきって歩くといいと思います。
アメリカにいたときに一番印象的なチップは、ピッツバーグの今は無きスリーリバースタジアムでみんなが払っていた(同一サービスなら、周りの様子をうかがって同じ額払う、という手はよく使った)椅子拭きおじさんへのチップ。なぜ、事前に拭いておかない?という疑問もあったが、貧乏球団だったからそうでもしないと人件費が出せない、という事情をみんなが知っているからなのかも。シカゴのリグリーフィールドではそんなおじさんさえいませんでした。がんばれピッツバーグ・パイレーツ。椅子拭き要員を楽勝で雇えるような(椅子拭きなんて間に合わないぐらいお客さんが来る)人気球団になれ!
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/06/13 3版 14面から
これで、これからは若いお嬢さんが彼氏に(その逆でも可)『オッメェー、毛じらみ移しやがって、どこで貰ってきたんだよぉ』と言われても、『うふっ♪ミッキーから♪』とメルヘンに言い訳が出来ますね。
朝日新聞夕刊(東京本社版) 2001/05/26 3版 2面から
う〜ん、フセインさんは『覆面をした夫』のほうに感情移入してそうな気がしますが。夫を悪役にしたければ『俺は女は殴らん』とか言いながら妻を壁に投げつけるような性格(これ、朝日新聞の家庭欄に載っていた実話。いや、そりゃ殴ってないけど...違うと思う)に設定しそうな気がします。だって、イスラム教徒の夫が無理やりそういうことをしても『妻は夫の財産だから、夫婦間で無理強いしても妻は従うのがあたりまえ』とか思ってそうだし(もしかして、覆面がキーアイテム?)
話は違いますが、近所のスーパーの本屋さんでイラニアン(多分)の青年が『麗人』(ご存知無い方は書店でチェックを)を立ち読みしながら、絡みのシーンをページをぐるぐる回しながら鑑賞していました。『イスラム教、ホモOKなんだ』と思いました。
朝日新聞朝刊(東京本社版) 2001/05/22 13版 7面から
そういえば、高校で地理の先生に(なぜ、地理でだったんだろう?)『結婚相手が自分より背が低くてもいい人』と聞かれ、私一人が(女子高だった)手を挙げたところ『みなさん、彼女が将来結婚した時、確認してあげてください』といわれたことがあります。そして、ン十年後、夫は私より背が高かったりします。フッ、どうせ私は普通の女。で、当時は『彼氏は年上』っていうのも絶対条件だった(これは、私も仲間に入った)んですが、今や年下と結婚すると『やるじゃん』といわれるようになりました。私はどうかというと、夫ちょっとだけ年下。
んでもって上の記事。50年に士官学校を卒業した人たちだけが調査対象というのが原因なんじゃないかと思います。
時はフィフティーズ。アメリカが一番強かった時代。竹内久美子さんを持ち出すまでもなく、『たくましく見目良いイカしたナイスガイ』が大好きなアメリカ女性が、軍人さんを放っておく訳がありません。
が、その10年後、ベトナム戦争で夫はぼろぼろ、自分にはウーマンリブで経済力がついているとなれば、まぁ、離婚。で、夫の方はというと、反戦運動で米軍基地門前で座り込みをしていた若い娘と知り合って(排除にかかった兵隊さんの指揮官が夫。背が高いと集団の中でも目立つであろう)、くっつく。その娘というのが『セックス、ドラッグ、ロックンロール、ネイチャー、エコロジー、ラブアンドピース』の申し子で、子供がぼんぼん出来る... で、結果こうなった。なんてところでいかがでしょう。
(中略)
朝日新聞朝刊(東京本社版) 2001/05/06 日曜版 1面から
ああっ、山中特派員、私と同じ聴覚をお持ちのようだ。(詳しくは『日本の歩き方』の『アサノ氏は…笑う』参照)ここしばらく紙面ではまったくお目にかかれなかった山中特派員。『休暇中?』『左遷?』『このページの存在がばれて、茶化されるのが終わるまで潜伏中』とか、思ってたんですが(そんなにメジャーじゃないって、このページ。お前は『私の考えていたことが小説になっている!盗作だ!』と騒いでる人か)。どうも長距離の取材旅行に行かれていたようです。
で、朝日新聞の日曜版で毎週やっているこの『2001年・旅する記者50人』という特集記事には確か記者の顔写真が載っているはず!! 山中特派員のご尊顔が拝めるっっ!! あの、山中特派員とご対面〜(写真でだが)!!
と、震える手でページをめくると、
顔が小さすぎて判んないよぅ。遺跡の全景と一緒に写りたかったお気持ちはよく判りますがぁ... もう、こだわりやさんなんだからぁ... でも、お年(うわぁ〜、やっぱり同世代)と、名前の正確な読み方(”のりひろ”って読んでました、ゴメンナサイ)が判ったのは収穫♪ これで憧れの山中様にまた一歩近づいたわ♪ ふふふ...なんてな。ところで、この日、チラシさえもダブって入れる事がない新聞屋さんが、なぜか日曜版だけを2部入れてきたのだ。これってなんかの啓示(一部は切り抜き用、一部は保存用にせよとの)か? それとも新聞屋さんにこのページのことばれてる?