日々是口実 2003年盛夏
フィンランド旅行編 第2日

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某月某日
2日目は『ヘルシンキを把握しようツアー』です(私も夫も自称シティー派なので、『森と湖の国・フィンランド』をまったく無視しています。夫が出張中歩き回ったのがヘルシンキ市内だけというのも要因の一つでしょう)。

とりあえずトラム(路面電車)の3T線(別名、おのぼりさん向け観光環状路線)に乗ります。

 
夫が『アパッチ』と名付けたように、外見は伊予鉄あたりより細身に見えますが、中の広さは同じぐらいです。

ヘルシンキ駅隣のバスターミナル近くにて発見。

フィンランドでも評価が高いようです『千と千尋』。フィンランド語が読めないのでよく判らないんですが、意外と日本の映画広告でもよく見受けられる『シカゴトリュビューンで絶賛。星5つ』とか『ベルリン映画祭○○賞受賞』とか書いてある可能性もあり。

市内のムーミンショップです。えらく小さいです。

ここでフィリフヨンカのぬいぐるみを買いました。

ムーミンの登場キャラクターの中では、スナフキンは別格として、おしゃまさん、メソメソ、フィリフヨンカが好き。何故かというと、おしゃまさんはニューハーフブームより遥か昔に、おねぇキャラのカッコよさを子供心に気づかせてくれたので。

でも、調べてみると、おしゃまさん、原作者の友人がモデルらしい。ということはおしゃまさん、実は女性? ずーと、男の子だと思ってたぁ〜。メソメソは単純にかわいいから好き。フィリフヨンカは、彼女(?)のメンタリティというか、行動理念が余りにネガティブで、他人とは思えないほど自分にそっくりなので好きなのだ。

その、私がスナフキンの次に好きなおしゃまさんのぬいぐるみもあったんですが、小柄で猫背のイメージがあるおしゃまさんが、妙に巨大で直立していたのが気に入らず却下。

とりあえず、姪に新たなトラウマ(実は彼女が2歳の時、笑い袋を仕込んだ人形をアメリカから贈ったところ、なにかが彼女の恐怖を煽ったらしく、小学校入学直前まで『ワハハの人形』と呼んでひどく恐れていたのだ)を植え付けるべく、一番凶悪な顔をしたミィのぬいぐるみを探す。

ところで、夫が出張の際、『妻への土産』としてムーミングッズを買っていたところ、現地で合流した米国法人のアメリカ人(夫とほぼ同年代)は『ムーミン? 何それ?』と言っていたそうです。

市内の観光案内所で見つけたヘルシンキ・フェスティバルのパンフレットにもこれが...

 
で、レニングラードカウボーイズのCDを探しに行く途中、うっかりヘルシンキ最大の書店に入ったところ、気が付いたら4時間も滞在していました。
コミックコーナー。

ほとんど全部英語版(アメリカからの輸入もの)ですが、フィンランド人でもコミックを読むような年代の人は、英語をマスターしているので問題なしのようです。

しかも、ピッツバーグあたりより豊富な品揃え(ニューヨークやロサンゼルスで本屋にいったことがないので、そのあたりとは比較できないのですが)。しかし、ピッツバーグあたりのバーンズ・アンド・ノーブルじゃ、『ラブひな』『あさってダンス』『電影少女』なんかは置いてもらえそうもないかも(それともこれ、『肝心なところ』を抜いた再編集版なのか?)。

そういえば、この書店、『同性愛本コーナー』というのもありまして(やおい本ではなくて、男女同性愛関連本のコーナーで、三島由紀夫の『仮面の告白』もあった)、その中に、画集や写真集以外で唯一、日本のコミックスみたいにビニールでラッピングしてある本があって、よく見たら井原西鶴の『男色大鑑(木版画の図版つき)』の英語版でした。

で、雑誌コーナーには、いたって真面目な武道(というかマーシャルアーツ)雑誌。

 
 
その中にこんな記事が。
ANA協賛の相撲大会でのフィンランド選手の活躍レポートのようです。
全部写ってないのでなんと彫ってあるか謎なんですが、チェコに白い熊。そしてフィンランドには白い寺? 白い時? 白い詩?

それから、さすがロシアに近いヘルシンキ、ロシア語の雑誌もありました。なかでも気に入ったのが、この広告。

 
韓国メーカーの製品なんですが、ん〜、ちょっと欲しいかも...

食パンを良く食べる方ならおわかりかと思うんですけど、トースト機能がついてても電子レンジでパン焼くのってめんどくさくて、結局、オーブントースターやトースターを別に買うことになるんですよね。でも、この電子レンジ、パンくずの掃除はどうするんだろうとか、トースター側と壁の隙間はどれくらい開けないといけないんだろうとか、ちょっと考えちゃう商品ではありますが...

さて、なんか面白い日本旅行のガイドブックでもないかなぁ、と探したんですが、英語を読める人が多いせいで、ガイドブック売り場にあるのは、ほとんど持っているものばかり(フィンランド語のがあったとしても読めないんで、買ってもどうしようもないんですが)。で、ふと目についたのが教科書コーナーにあった、この教科書。表紙に日本髪と番傘の女性が。

 
おもわず買っちゃいました。英語の教科書だから読めるところも結構あります。まるまる日本がテーマの章もありました。

で、教科書を他にも何冊か(世界史とか、フィンランドの現代史とか)買おうとレジに持って行った夫は、『教科書ポイントカード作る?』と聞かれたそうです(ポイントがたまると安くなるらしい)。

やっと書店を出て、駅近くのショッピングモールの地下のCD屋でトータル・バラライカ・ショーのCDを探す。

 
あった。

左のCDには、赤軍合唱団の大きなピンナップ(ジャケット写真を撮った直前か直後に撮ったもの)が封入。イーゴリーやイワン(こんなに大勢いたら絶対1人はイワンやイーゴリーがいるはず)が微笑んでるよぉ〜
 

(つづく)
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